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5272号 「誰も私を理解しようとしてくれない」という、幼稚極まりない悩み


■時折、

 「周りの人が私のことを気にかけてくれない」

 という嘆きの言葉を聞くことがあります。


 確かに

 「自分の感情を理解してもらえなかったり、
  自分のことを気にかけてくれなかったり、

  あるいは配慮のない言動を投げかけられて、
  悲しい気持ちになってしまう」

 気持ちは、分からないでもありません。



■しかし、

 だからといってそうした配慮の無さに対する指弾を
 相手に向けて済む問題でもありません。

 なぜならそもそも誰も「私」のことになど
 関心を示す余裕などないのだから。


 他ならぬ、私(鮒谷)やあなたもそうでしょう。

 人間だれしも

 「自分のことだけを考える」

 存在なのです。



■、、、訂正します。
 あなたのことは分かりません。


 ただ、私(鮒谷)はここで正直に告白しますが、
 残念ながらそんな精神しか持ち合わせていない、

 情けない人間です。


 とにもかくにも自分のことで精一杯。

 ただ、私自身が他人のことになど
 注意を向けている余裕がないので、

 他の人が私に関心を示してくれなくても

 「それは当然だよなあ」

 「まあ、仕方ないよね。
  他ならぬ私自身がそうなのだから」

 「みんな自分のことで精一杯だしね」

 と考えます。



■そんな世界認識の中で生きているので

 「周りの人が自分のことを気にしてくれない、
  配慮してくれない、分かってくれない」

 といった恨みつらみの言葉を聞いても、
 あんまり(全く)共感できません。


 そもそも、気にかけてもらいたい、
 ということは

 【相手の貴重なリソース(認知資源)の
  一部(あるいは全部)を、

  何の努力もなく、
  私に振り向けて下さいな】

 という話。



■相手にとって最も大切な「認知資源」を、
 大した縁もゆかりもない私にも分けて下さいな、

 などと言って許されるのは、

 親の庇護下にある赤ちゃんから幼児期、
 あるいは、せいぜい少年期にかけてまででしょう。



■青年になり、大人になってなお

 「周りは誰もわかってくれない」

 と愚痴をこぼし、
 文句を撒き散らかす、

 そんな精神の持ち主は周りからは

 「面倒くさい人であり、手のかかる人であり、
  自分勝手でわがままな人であり、

  精神が未熟で、自分を客観視できない、
  あんまり関わってはいけない人」

 という見方をされることとなります。


 こうしてますます(当人だけは何の自覚もなく)、

 誰からも気にかけてもらえなくなっていく
 のではないでしょうか。



■ひとたび、そうした世界に入り込んでしまった人は
 苦しみの輪に捕縛され、ますます抜け出せなくなる。


 このスパイラルにはまり込み、自分中心の認識で
 しか世界を捉えられなくなると、

 全ては周囲が悪く、
 私は悲劇のヒーロー(ヒロイン)だ、

 という信念をますます強固にしていくことに
 なるでしょう。


 その状態にはまり込むと、
 客観的な分析をする余裕もなくなり、

 加速度的に偏固・偏屈・偏狭・頑固な人間になって
 いってしまうところが恐ろしい。



■そんな罠に落ちぬよう、
 自身と関わる人の間の関係性について

 「離見の見」

 の精神で常に捉えるべく、
 日常、自制していくべきと考えています。


 そうすれば関わる人、つながりのある人から
 気にかけてもらえなくとも

 「それはまあ、当然だし、仕方ないよね」

 と思うことになるから、

 いろんなことがあっても
 (人間だからこれは避けられません)

 大した精神的ダメージを受けることもありません。



■そんな前提がありつつも、

 でも私(鮒谷)は寂しがり屋なところがあるので、
 やっぱり

 「私のことを理解してもらいたい」
 「私のことをかまってもらいたい」

 という気持ちがあるのです。
 お子ちゃまですね。



■ただ、それをただ願っているだけでは
 実現されない、

 と理解できるくらいには
 世の中のことも分かってきたので、


 毎日、こうしてメルマガを発信し、

 「お願いですので、ほんの少しでいいので、
  あなたの認知能力を、

  寂しがり屋の私(鮒谷)に
  割いて下さいませんでしょうか」

 と大勢の人に声をかけ続けてきたわけです。



■ここまでやっても、悲しいことに
 ほとんどの人は気にかけてくれないし、

 気にかけてくれても、せいぜい、

 このメルマガをほんの5秒か10秒くらい、
 ささっとスクロールして、

 読み終えて(読み流して)しまうくらいしか
 気にかけてくれないもの。


 (そして、一瞬、気にかけてもらっても、
  次の瞬間には忘れ去られてしまう 泣)



■そんな状態がひたすら続く、

 それでもなお、誰からも気にかけて
 もらえないよりはマシだから、

 日々、こうして更新し、
 発信を続けてきたのです。



■ただし、一日たりとも休むことなく、
 それなりの期間、

 「私のことを気にかけ、関心を持ち、興味を
  示して下さる方が一人でも多くなりますように」

 と願い、発信し続けていると、


 微差の積み重ねが、人生の終盤になったときに

 「効いてくる」

 のだと思っています。



■そもそも

 「他人のことなど気にかけておれない」

 という人間の本性に逆らう

 「他人から気にかけてもらいたい」

 という思いを実現させようと思うのなら、

 (サケが河川を遡上するかごとくの)
 一定の負荷がかかるもの。


 これは本性に逆らうわけですが、
 そうした営みの末にしか、

 他者に気にかけてもらえる日はこないのでは、

 そんな風に考えています。



■人生の終盤に差し掛かって、

 「時の流れに身に任せていたら、
  誰も私のことを気にかけてくれる人がいなかった、、、」

 と人間関係的、経済的、情緒的な貧困に
 さいなまされ、

 そんな状態になってから今さら後悔しても

 「後の祭り」

 といったことにならぬよう、


 これまでも

 「他の人から心をかけてもらうための努力」

 を惜しんでこなかったつもりですし、

 これからもますます精力的に
 続けていくつもりです。



■、、、と、ここまで書いてきて、

 数年前、ある人の見舞いで
 頻繁に病院に行く機会があったときに、

 親族含め、誰一人として
 お見舞いに来ない人の存在を知り、

 「歳がいってから、誰からも気にかけて
  もらえないことほど、悲惨なことはない」

 と心底、思ったことを思い出しました。



■よく

 「他の人から、
  気にかけてもらいたいのなら、

  他の人を気にかけて差し上げなければ
  ならない」

 と言われます。


 こうしたことを書くと道徳的な話に
 聞こえるかもしれませんが、

 実社会における大事な教訓であるとも
 改めて思います。




 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■多くの人は自分のことにしか関心がない。   ■だからこそ、私たちが、    他者に気にかけてもらいたいのなら、    限られた相手の認知資源を割いてもらう    ことを意識して、活動するより他にない。   ■一朝一夕に結果を得ることは難しいが、    日々の微差の積み重ねが、いつしか、    大きな効果を生み出すことになるはずだ。

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