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4916号 孟嘗君が数千の食客を養っていたが如くに...


■ときおり、

 「鮒谷さんはどんな風にして、
  読む本を選んでいるんですか?」

 と尋ねられることがあります。


 その問いに対して、私はシンプルに

 「(時間は限られているのだから)
  没頭できる本しか読まない」

 とお答えいたします。



■みんなが読んでいるから、役に立つから、

 ということが読書目的の全面に出てきた瞬間、
 本来、楽しみのための読書は

 「義務感を伴う読書」

 になり、

 単なる知識のインプットを超えた、
 豊穣な学び

 (=自問自答やインスピレーション)

 の環境が手に入らなくなると
 考えているからです。



■また、その程度で済んだら
 まだいいのだけれども、

 私(鮒谷)が何よりも恐れるのは、

 「義務感の読書を続けることで
  読書そのものの喜びを感じられなくなる」

 こと。



■義務感から行う読書によって、

 自問自答が生まれなくなり、
 インスピレーションも起こらず、

 学びの歩留まりは悪くなり、
 学ぶ意欲が減退し、

 最後には読書習慣(=思考習慣)すら
 失われ、そこから

 「停滞、後退の人生が始まってしまう」

 ことが恐ろしいのです。



■だからこそ、

 「120%、楽しみながら、震えながら、
  興奮しながら読める本しか読まない」

 と決めているわけです。


 こうした読書は、

 「すぐに、直接的に、何かの役に立つ」

 ことは少ないものですが、

 長い目で見ると、

 「より大きく広い文脈から、人生に
  じわりじわりと効き続ける波及効果」

 をもたらしてくれることが多いように
 思われます。



■そのための具体的な方法としては、


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 1、まずは人の紹介やSNS上での評判、
   書評、Amazonリコメンド、広告等を通して、

   気になった本は全部買う

   (保管の問題があるので、出来る限り
    Kindleで、ない場合は紙の書籍で)


 2、次に、それらの中から

   「本業とは出来る限り縁遠い本」

   を優先的に手に取り、パラパラ眺め

   「好奇心や興味をかき立ててくれそうな
    匂いを放つ本」

   のみを選定して読み始める


 3、「はじめに、終わりに」ならびに
   最初の数ページを読み、

   当たり(圧巻レベルの面白さ、
   「持って行かれる」気配)を感じるなら、
   一気に読み進めていく


 4、(自分にとって)ハズレの本なら、
   躊躇なく、本を閉じ、次の本に移る


 5、この4つのサイクルをひたすら繰り返す


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 という形を取っています。



■合わせて、

 本を読む場所や時間もおおよそ決めており、
 私(鮒谷)は


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 1、第一は風呂場(温めの湯を張り、
   毎日90分から120分、基本的には深夜)

 2、第二は会食ではなく、一人で食事すること
   ときには食事を取りながら読書する
   (お行儀はよくありませんが、、)

 3、第三はアポとアポの間の空き時間で
   読書する


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 という風に決めています。



■本を大量に買って、少量を吟味・抽出し、
 没頭系の面白さを持つ本だけを読むから、

 一気に(できればその日に、遅くとも
 翌日までには)読み終えられる、

 ※一部、大部な書籍については例外あり

 という流れを淡々と行っているわけです。



■孟嘗君は、その昔、
 数千人の食客を迎え入れ、

 その中に泥棒やモノマネしかできない食客も
 いたわけですが、

 後にそんな彼らによって
 命を救われたことが

 「鶏鳴狗盗」

 の有名な故事成語となって残っていますね。



■私(鮒谷)は「食客」ではなく、

 数千、数万の(一見、無駄にも思える)
 「知識」を平時に迎え入れておき、

 いざというときに活用できる機会が
 来ればいい(し、来なくてもいいけれど)

 そんな風に思っているわけです。



■ということで昨日、読んだ本でいえば、

 『論文捏造』

 という本が面白かったです。


 昔から、特異な人物の精神構造に興味があり、

 「小保方晴子氏の精神」

 について興味を持ち、

 氏の書籍(『あの日』)を読んだ流れから、
 手に取った本でしたが、

 最終章からエピローグの流れが秀逸で

 「分からなさ、からの視点の転換」

 という記述から、大きな示唆が得られました。


 ここで詳しく述べることは控えますが、
 興味があればぜひ。

 <論文捏造>



■他にも、ここしばらくで、

 平均から逸脱した人の心を知りたいという
 目的で手に取った専門外の本としては、


 『野戦病院でヒトラーに何があったのか
  : 闇の二十八日間、催眠治療とその結果』

 『「ストーカー」は何を考えているか』

 『いつかの夏 名古屋闇サイト殺人事件』

 『全裸監督 村西とおる伝』


 といった本を読みましたが、


 いずれも興味関心の赴くままに
 アンテナを立てたことで出会った本ですから、

 「義務感を伴う読書」
 「知識を目的とした読書」

 ではもちろんありません。



■これは一例ですが、こんな風にして、
 思いつくまま、本を渉猟することによって。

 「より大きく広い文脈から、人生に
  じわりじわりと効き続ける波及効果」

 が生まれるように思われるのです。



■こうした濫読、濫読傾向の読書を、

 1年、3年、5年、10年、数十年と重ねるにつれ、
 それが

 「骨太の実用的な処世訓」

 へと昇華されていくのではないか、

 そんな風に(勝手に)思っているのです。




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 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■義務感を感じさせる読書など、    初めからやらないほうがいい。   ■没頭できないのだから、歩留まりが    悪くなり、頭に残らず、    読書の時間だけが失われ、最悪、読書習慣    を喪失してしまう可能性すらある。   ■孟嘗君の食客的な、読書版としての    (専門外の、無用の用的)濫読、濫読が、    「骨太の処世訓」    へと昇華したり、    あるいはいつか想像もつかない形で、身を    助けてくれることもあるのではないか。

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