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4883号 質の高い言葉で脳内を埋め尽くすことが、人生大逆転の事始め


■今日は、


 (ただ一度きりの学習には
  ほとんど意味がなく)

  大切なのは、

 「徹底した反復、刷り込みと、
  そこから生まれる言葉の定着、

  ならびに行動習慣化」


 であることを、お伝えいたします。



■よく、

 セミナーに参加したり、講演を聞いたり、
 本を読んだりして感銘を受けた、

 という声を聞きますが、


 たいていの場合、こうした感情変化は
 その時、その場限り、

 あるいは持続しても、せいぜい数日から、
 もったとしても最長一週間ほど、

 ということは、

 あなたも身をもって体感してこられたのでは
 ないでしょうか。



■せっかくの感動、感銘、衝撃、衝動も、
 数時間から数日も経つと、

 「あっという間に記憶の底に
  沈殿してしまう」

 「脳内メモリから揮発してしまう」

 といったことになるのであれば、


 これは極論かもしれませんが、

 「その学びには何の意味もなかった」

 というべきではないかと考えています。

 (あなたはどう思われるか分かりませんが、
  私(鮒谷)は、そのように考えます)



■なぜならば、

 学ぶ目的はいうまでもなく
 成果につなげるためであるわけですが、

 成果に直結する

 「言語化された意思決定基準」

 を手に入れ、定着させる
 せっかくの機会があっても、


 その学びを反復、復習、刷り込み、
 漆塗りを行わなければ

 「イイハナシダナー、で終わり、
  数時間後に忘却の彼方へ」

 ということになってしまうから。



■こうした学びは、

 その本質において学びにはなっておらず、
 単なる娯楽であった、

 と断じて良いかと思います。


 ※そのように定義するからこそ、

  学びの歩留まりを上げるために
  意識を払い、努力するようになります。



■せっかくの学びの機会を
 一時的な娯楽にしてしまうのは、

 往々にして時間コストとともに、金銭的な
 コストも発生しているわけだから、

 あまりにももったいなく、


 だからこそ私(鮒谷)は、

 何かを学ぶことそのものも大切ですが、
 むしろ、その学びを徹底して反復し、

 いつどこでも取り出せるように
 我と我が身に定着させる必要がある、

 このように考えているわけです。



■そのために、私(鮒谷)は、

 「本を読むときに赤線を引く」

 ことを習慣としているわけですが、


 感銘を受けたり、覚えておきたい言葉を、
 日を改め、

 「暗記するつもりで読み返す」

 ことにより、自らに定着を促すわけです。

 (これが伝達力、表現力の幅を広げることにも
  つながります)



■さらにいえば、

 できることならば、
 それらの言葉を自分なりに咀嚼し、

 自らの言葉で編み直し、
 オリジナルな言葉で周りの人に語る、

 この営みを繰り返すことができれば、


 当該意思決定基準の理解が深まり、
 定着度も高まり、

 無意識レベルでも、一層の成果をもたらす
 行動を取れるようになるでしょう。


 さらには、

 その言葉をいつでもどこでも取り出し、
 自在に操れるようにもなる、

 という副産物まで手に入るはず。



■ここまで書いて、

 昨日もご紹介いたしました、以前より親しく
 お付き合いさせて頂いている山下淳一郎さんの著書、


 <日本に来たドラッカー 初来日編>


 (同書の内容は以下の通り)
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 ドラッカーをはじめて日本に招いた、
 一般社団法人日本経営協会の協力を得て、

 当時の記録と録音テープをもとに、
 ドラッカーの講演とセミナーの内容をまとめた。


 実際にあったことを知るということは、
 何かを変えようとした人間を学ぶことになる。

 たまたま起こったかのように見える
 歴史の動きの背景には、
 たまたまでは語れない人間の意志がある。


 ドラッカーは、「違う自分になること」よりも、
 「今の自分を高めること」の大切さを教えてくれる。

 そして、「明日のために今日何をすべきか」を
 気付かせてくれる。

 この本を読むと、
 「明日のために今日何をすべきか」を
 見出すことができる。


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 を読みながら、私が線を引いたところ

 (=繰り返し、繰り返し、
   自らに刷り込みたいと思った箇所)

 を一部、ご紹介いたします。



 (ここから)
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 時は流れている。
 ありとあらゆるものが変わっていく。

 社会は常にその姿を変えながら
 次の社会へ向かって進んでいく。


 一瞬たりとも、そのままでいるものはなく、
 良い方向に変わっていくか、

 悪い方向に変わっていくか、そのどちらかしかない。


 問題は、良く変わりつつあるか、
 悪く変わりつあるか、

 それに気づかず進んでしまうことだ。


 それは昔の問題であったと同時に
 今日の問題でもある。

 そして、それは社会の問題であると同時に、
 企業の課題であり、私たちの課題である。


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 「起こった後に反応すること」と
 「起こる前に対応すること」はまったく違う。


 大変なことが起こっていることはわかりつつも、

 火の粉が、直接、自分に降りかかるまでは、
 実感が持てないものだ。


 それが大きくなる前に、起こっていることの
 本質を見抜かなければならない。


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 すべての組織が社会の問題を解決するためにある。

 あらゆる事業がお客様に喜んでもらうためにある。


 マネジメントは、お客様に対する想いから始まり、
 お客様の喜びで終わる。

 お客様への想いがなければ何も始まらないし、
 お客様の喜びがなければ何も終わらない。


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 組織は、それ自身のために存在するのではない。
 それは手段である。

 それぞれが社会的な課題を担う
 社会のための機関である。


 生き物のように、自らの生存そのものを
 至上の目的とすることはできない。

 組織の目的は、社会に対する貢献である。


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 顧客とはお客様のことであり、
 お客さまとは喜んでくださる人の事である。

 事業の目的は喜んでくださる人を
 どんどん増やすことだ。


 事業は利益をあげることと考えられているが、
 それは的外れだ。

 企業があげるべきは利益ではなく、
 事業を続けるための費用である。


 企業が利益を確保しなければならないのは、

 事業を進めるために必要な費用は
 自分たちでなんとかしなければならないからだ。

 ドラッカーはそう主張した。


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 社会が変化するスピードはどんどん増している。

 次々と、新しい考え、新しい製品、新しいやり方、
 そして、新しい価値が生み出されていく。


 今通用しているものであっても、
 すぐに通用しなくなる。

 新しい事業が次々に登場し、
 今ある事業は淘汰されていく。

 次から次へと
 新しいものを取り入れていかざるを得ない。


 これからの成功を妨げるのは、
 常にこれまでの成功だ。

 ところが、人は常に変化を怖れ、
 常に変化を避けてきた。


 その場の勘にすがるのではなく、
 変化をつくり出すために、

 変化をつくり出す方法を
 見い出していかなくてはならない。


 ここからここまで学べばいいというものではなく、

 継続的に、現実を生き抜く知恵を
 生み出していかなければならない。


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 正しいのはいつもお客様であり、
 間違っているのはいつも経済学者だ。

 物ですべてが満たされるわけではない。
 人間こそがすべての土台だ。


 会社を経営しているということは、
 経済を発展させる一翼を担っているということだ。

 経営者の仕事は、

 「お客様に物を買っていただくこと」

 ではなく、

 「物を通してお客様に喜んでいただくこと」

 だ。

 そして、働く人にエネルギーを送り届け、
 価値を生み出す人にすることだ。


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 社会をよりよいものにしていくことが
 企業の役目だ。

 企業が生きる道は、シェアを奪い合い、
 競合他社に打ち勝つことではなく、

 常に新しい価値を社会に生み出していくことにある。


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 「優秀でないが成果をあげる人」

 と

 「優秀であるにもかかわらず
  成果をあげない人」

 がいる。


 成果をあげる人と成果をあげない人の違いを
 見つけ出そうと、

 リーダーの立場にある人の行動を
 ずっと見てきた。


 ドラッカーは、そんな自身の経験を紹介し、
 次のように言った。

 成果をあげるのに特別なものは何もない。


 才能があっても、その才能を発揮しなければ
 成果をあげることはできない。

 才能がなくても、自分の能力を発揮する方法を
 見いだせば、成果をあげられる。


 成果をあげる能力は誰でも学び取れる。

 掛け算の九九の覚え方と同じやり方で
 身につけることができる。


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 時間は保存しておくことはできない。
 時間は過ぎてしまえば戻ってこない。

 経営者にとって一番大切なものが時間である。


 成果をあげていない人は、
 時間は保存できるかのように振る舞う。

 時間は過ぎても戻すことができるかのように働く。


 成果をあげる人は、どうすれば、限られた時間を
 最も価値あることに使うことができるかを考えている。


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 成果をあげる人は多くの仕事をしていない。

 多くの仕事の中から、
 自分が本当にやるべき仕事を選び取っている。


 言い方を変えれば、何から手をつけて、
 何を後回しにするべきかをはっきりさせている。

 そうしなければ、自分はいったい何をやっているか
 わからなくなってしまう。


 一言で言えば集中だ。

 集中とは、何に全力を尽くすか
 はっきりさせることだ。

 それをはっきりさせることはまだ楽だ。


 しかし、何に一番労力を注げばいいかを
 明らかにすることは、

 やらないことを決めるということだ。

 それは勇気と苦痛を伴う。


 成果をあげる人は、
 勇気と苦痛を伴う決断から逃げない。

 経営者の高い報酬は、苦難ではあるが
 必要な決定を下すために支払われている。


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 成果をあげていない人が能力がないという
 わけではない。

 成果をあげていない人は、
 決めなければならないことを避けているだけだ。


 決めなければならないこととは
 優先順位だけである。

 優先順位をはっきりさせることが
 難しいのではなく、

 優先順位をはっきりさせることは
 いやなものだし、いやがられるものだ。


 それを避けるか避けないかだけの違いだ。


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 努力は必要だが、
 努力さえすればいいというわけにはいかない。


 顧客が買ってくれるのは

 「努力にとどまった労力」

 ではなく、

 「努力によって生まれた貢献」

 だからである。


 努力とは、新しい仕事を
 新しいやり方で行う一つの挑戦である。

 仕事の結果だけでなく、そこに払われた努力を
 認めることが重要であることは言うまでもない。


 努力したが成果が上がらなかったのは、

 その努力を成果に結び付けるための
 何かが足りなかったということだ。


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 (ここまで)



■たとえば、

 これらの言葉に納得がいき、
 かつ、丸暗記することができたとして、

 それ以前と以降で振る舞いが変わりますか、
 それとも変わりませんか、

 という話です。


 これが

 「質の高い言葉を、たくさん持ち、

  さらには定着させ、無意識レベルで
  実践できるまでに身体知化させる」

 ということです。



■昨日も書きましたが、

 私(鮒谷)は、
 人生のある時期(今から8年ほど前)、

 自らの頭の中を

 「ドラッカーの言葉」

 で埋め尽くすための、あれやこれやの努力を
 行いました。



■自らの知肉にするべく、

 「あえてドラッカーの言葉を
  自分の言葉に置き換えて発信する」

 という負荷を自らにかけてきましたが、

 それがそのまま、
 今の活動に直結していることが、

 (外からはどのように見えるかはともかく)

 少なくとも自分では明確に分かるのです。


 これが

 「質の高い言葉を、たくさん持ち、

  さらには定着させ、無意識レベルで
  実践できるまでに身体知化させる」

 ということです。



■いい本には、

 こうした、自らに刷り込みたい、
 さらには暗記したい言葉、

 が、たくさん含まれているものです。


 というよりも、そのような本をこそ

 「いい本」

 と定義づけると良いのではないでしょうか。



■この定義からすれば、

 ドラッカーの言葉がふんだんに登場する本は
 掛け値なしに

 「いい本」

 であるわけですが、


 今回ご紹介した山下さんの本もまた、

 「自らの自覚と決意と反省を促す、
  数々のドラッカー語録」

 となっているので、

 「学習の身体知化」

 について理解するための教科書?として
 ここまでに記したようなことを心がけつつ、

 お読みいただくと良いのではないかと考え、
 あなたにもお薦めいたします。



■ぜひご一読(さらには二読、三読を)
 されてみられてはどうでしょう。


 <日本に来たドラッカー 初来日編>


 質の高い言葉で脳内を埋め尽くすことが、
 人生大逆転の事始め。




 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■セミナーや講演会、あるいは書籍などで    感銘を受けた、と思っても、    その場限りであったり、数日もせずに    薄れてしまうのであれば、    その学びは、本質的には意味がなかった、    と言ったら言い過ぎであろうか。   ■学ぶことによって、その後、意思決定を    適切に行えるようになってこそ、    真に学んだと言えるのであって、単に    感銘を受けただけであれば、    それは学びではなく、娯楽に過ぎなかった    と理解すれば、    反復学習を意識するようにもなるだろう。   ■せっかくの学びを価値あるものとするには    徹底的に反復し、    いつでもどこでも、自在に活用できる    ようにする必要があるのである。

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