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4807号 ジリ貧をドカ貧とさせぬためにも、中小企業は値上げ一択


■以前より、私(鮒谷)は

 「中小企業(あるいは個人事業主)は
  値上げ一択」

 とお伝えしてきました。


 昔からそのように信じてきましたし、
 今もその考えに揺らぎはありません。



■なぜならば、

 価値に見合った相応の値段を
 顧客に請求しなければ、

 より一層、大きな価値の提供を
 お客さまに対し、

 できなくなっていくからです。



■たとえば、私(鮒谷)のビジネスで言えば、

 「それなりの価格帯」

 でセミナーや個別コンサルを行っています。


 ある側面から見ると、

 「(粗利90%ないし100%に限りなく近い)
  きわめて原価率の低いビジネス」

 となるわけですが、


 異なる側面から見ると、

 「きわめて原価率の高いビジネス」

 ともいえるのです。



■どういうことかというと、

 お客さまに興味関心を示して頂き、
 お役に立つ話をするためには、当然、

 たくさんの知識や情報、ノウハウ、経験を
 自らの内に集積させる必要があります。

 その営みの中で、実は、
 最大のボトルネックになるのは時間です。



■万人平等に、1日は24時間しか
 与えられていないわけですから、

 その24時間を最大限、
 密度濃く使うには、

 できる限り、可処分時間を増やすことに
 力を尽くし、さらには

 「自らの価値の源泉」

 と信ずるものにのみ時間を投下し、
 それ以外のものには一切時間を使わない、

 という、断固とした意思決定が
 必要となってくるのです。



■そのために私(鮒谷)は、

 都内で移動するにあたっては
 全面的にタクシーを利用しますし、

 そのタクシー代は月に平均すると
 月額20万円ほどに上ります。


 また、たとえば大阪に行くにあたっての
 新幹線もグリーン車に乗ります。

 飛行機での移動も、

 (ほとんどは溜まったマイルを利用しますが)
 ビジネスクラスを利用します。



■なぜなら、

 移動そのものからは
 なんらかの価値が生まれることはなく、

 移動時間中に、いかに大きな価値を
 生み出すことができるか、

 が勝負であり、


 そう考えると、
 多少のお金がかかったとしても、

 より大きな成果を上げるための選択肢は

 「お金で時間を買う」

 の一択となるのです。



■タクシーに乗れば、

 その中で落ち着いて電話もできるし、
 思索もできるし、眠い時には仮眠も取れる。


 都心部であれば基本的には、

 今いる場所から目的地まで
 ドア・トゥ・ドアで行けますから、

 その間、最大限、時間を有効活用する
 ことができるのです。



■これが電車移動だとそうはいきません。


 階段の昇り降りやら乗り換えやら、

 通話の制限やら
 満員電車の中では何もできないやら、

 果ては輩(ヤカラ)に絡まれるリスクから
 痴漢冤罪の危険まで、、、

 夏は蒸し暑いし、思索するどころの話では
 ありません。


 だから相応のコストがかかっても
 タクシーに乗るのです。



■グリーン車に乗るのも、
 ビジネスクラスを使うのも、全く同じ理由から。

 タクシーに乗る目的は、
 お金で時間を買うことにありますが、

 グリーン車やビジネスクラスを使う目的は、
 快適な空間を購入することにあります。


 安心して、よりリラックスし、

 深い集中力をもって
 本を読んだり、思索にふけるには、

 しかるべき空間を
 お金を出して買う必要があるのです。



■学びや経験を自らに集積させようと
 思ったならば、

 まずは、こうしたものが原価として
 間接的に乗ってくるのです。


 こうしてお金をかけた空間で本を読んだり、
 メルマガネタをメモったりするのですが、

 「それによって、かかったコストよりも
  より大きな価値を生み出せるならば」

 という前提であれば、

 多少のお金を使ったとしても
 それを上回る価値を生み出すのだから、

 その購買の意思決定は正しいものと
 なるのです。



■この収支計算が合っている限りにおいて、

 タクシー代も、グリーン車代も、
 ビジネスクラス代も、

 贅沢、浪費ではなくして、

 「(安いものを買い、高く売る)投資」

 の一環となるわけです。


 こうした計算もなく、ただ、
 奢侈や虚栄心や見栄やのため、

 であるならば、

 そんな金遣いの体質は、早晩、
 自らを(最悪の場合)破産に導くので、

 とっとと姿勢を改めて方がよいでしょう。



■こうした論理が分かる人は文字通り、

 「ビジネスに羽を生やす」

 経験をすることができるでしょうし、


 このカラクリが分からない人は
 いつまで経っても、

 「ビジネスを青春18切符の旅で行う」

 ようなこととなるのです。


 どちらで行くのも趣味の問題なのかも
 しれませんが、せめて、

 両者の長所・短所を理解した上で
 行うべきではありましょう。



■こうしてお金を使って、
 時間や空間を買うのは、

 経営者として、
 ビジネスパーソンとして、

 成果を上げるための「事始め」であり、


 そうして浮かせた時間や精神的なゆとりを
 使って、

 次はセミナーや講演を聞いたり、
 音声や映像教材を買い込んだりするのです。



■もちろん、本を大量に買い、読むことも
 必要ですが、

 尋常ならざる量の本を
 購入し続けるわけだから

 (そうしないと
  自らをアップデートできない)

 その保管のための書庫も必要になってきます。

 ※最近はKindle化に伴い、ある程度は、
  そちらに移行するようにしていますが。



■あるいは、

 他の人との人間関係を築き、ときに、
 一緒に旅行に行ったり、会食したり、

 あるいはしかるべき手土産、贈答品を
 用意することも必要です。


 質の高い学びを行うにあたっては、

 これらのコストもどうしたって
 かかってくるわけで、

 もちろん(直接的にではなくとも)
 間接的に原価に乗ってくるものです。



■こうした経費(原価)を、

 売価に反映させられないならば、
 設備投資を行うことができなくなり、

 (私であれば、知識や経験が「設備」に
  相当するでしょう)

 早晩、売上は落ちるし、
 廃業の憂き目を見るかもしれません。



■そうならぬよう、

 圧倒的な設備投資の金額(学び関連投資)
 を行い続ける必要があるのです。


 そして

 「学び関連投資」

 には上述の通り、

 (意外に思われるかもしれませんが)

 「時間的を増やす、
  精神的ゆとりを拡大する」

 ために行う投資も含まれます。



■ゴーイング・コンサーンを成立させ、
 さらには成長を続けるためには、

 当然、こうした諸々全てを原価に織り込み、
 価格設定しなければ、その会社は

 「ジリ貧となり、
  やがてはドカ貧となる」

 わけです。


 だから、中小企業は

 「値上げ一択」

 となるのです。



■以上、一つの事例として当社(私)の
 話をいたしましたが、

 どんな会社であっても、

 「必要な原価+α」

 を請求しなければ、継続企業の前提に
 疑義が生じることとなるのは当たり前。


 長くなりましたので、明日に続けます。



 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■中小企業、あるいは個人事業主は    「値上げ一択」の考え方であるべき。   ■なぜならば、より一層の価値提供を    行うためには、一層の原価がかかるし、    どうしたって、高い価格を請求することが    必要になってくるからである。   ■たとえば自分の脳と経験が価値の源泉で    あるとするならば、    知識と経験を手に入れるに必要な時間や    空間、会食経費といったものすべて、    原価に織り込み、売価に反映させる必要が    あるのである。   ■原価を売価に転嫁できない企業は、    ジリ貧となり、やがてはドカ貧に至り、    市場から退場の憂き目を見るだろう。

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