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4802号 人生もビジネスも「組み合わせの妙」でうまくいく


■先日、

 超・遅ればせながらではありますが、


 <AIの衝撃、人工知能は人間の敵か>


 を読みました。


 この本の234ページ~235ページに
 以下のような文章が記されていました。


 (ここから)
 ---------------------------------


 一体、創造性とは何なのでしょうか?


 マッキントッシュやアイフォーンを
 始めとする、画期的製品を次々と世に送り出し、

 2011年に他界した
スティーブ・ジョブス氏は、


 かつて、米ワイアード誌による
 インタビューの中で、

 「創造性というのは物事を結びつけること
  (コネクション)にすぎない」

 と述べ、
 その真意を次のように説明しています。


 「クリエイティブ担当者に

  これ(筆者注・創造的作品)は
  どうやったのかと訊けば、

  彼らは少々罪悪感にとらわれる。


  実際には何もしていないからだ。
  彼らはただ見ただけだ。

  見ているうちに彼らにははっきりする。


  過去の経験をつなぎ合わせ、新しい
  ものを統合することができるからだ。


  それが可能なのは、

  彼らがほかの人間よりも多くの経験を
  しているから、

  あるいはほかの人間より、
  自分の経験についてよく考えているからだ」


 (『スティーブ・ジョブズの流儀』、
  リーアンダー・ケイニー、
  ランダムハウス講談社より)


 これとほぼ同じことを、著名なSF作家の
 アイザック・アシモフも述べています。

 自身が生化学者でもあったアシモフは、
 1959年に記したエッセイの中で

 創造性について、
 次のような考えを述べています。


 「創造性とは、一見異なる領域に
  属するとみられる複数の事柄を、

  一つに結び付ける能力を持った人から
  生まれる」


 ---------------------------------
 (ここまで)



 これまた、今さらですが、


 <アイデアのつくり方>


 にも

 「アイディアは既存の要素の
  組み合わせ以外の何ものでもない」

 と記されています。



■また、私(鮒谷)の愛読書に、

 ドラッカー著作のほとんど全ての翻訳を
 手がけられた上田惇生先生の、


 <ドラッカー入門─万人のための帝王学を求めて >


 という本があるのですが
(今見たら、絶版になってる!?)

 この中には、


 ---------------------------------


 「守備範囲の広さがドラッカーの特徴。


  カバーする領域は、

  社会、政治、行政、経済、統計、経営、
  国際関係、アメリカ、ヨーロッパ、
  日本、宗教、歴史、哲学、倫理、文学、
  技術、美術、教育、自己実現に及ぶ。


 何しろニ、三年にひとつ新しい領域を徹底的に
 勉強するという習慣を七十年以上続けていた。

 そしてそれら異分野のものが出会い、
 衝突し、合体し、融合し、爆発していたのが、

 ドラッカーの頭のなかだった。


 ---------------------------------


 という文章が記されています。



■新しいものを生み出そうと思ったら、
 ウンウン唸るよりもまず先に、

 さまざまな分野に興味・関心を示し、
 貪欲に学び続けること、

 なのでしょう。



■もちろん、異なる分野の学習を
 行ったからといって、

 新たなものを生み出せる保証は
 どこにもありませんが、


 新しいものを生み出すためには
 広く分野を超えた知識や情報を渉猟し、

 さらには経験を重ねる必要が
 あるのではないでしょうか。



■それらを組み合わせようとする営みの
 ほとんど全ては

 「モノにならない(徒労に終わる)」

 はずですが、

 「うまくパズルが解けて」

 (2つ、あるいは3つ以上の)
 異なる分野、情報、知識を組み合わせ、

 新しい価値を生み出すことができれば
 それで全てが報われます。



■もちろん、私(鮒谷)も、


 (外からはどのように見えているか
  分かりませんが)

 明確に意識して、

 「異なる分野の、
  知識や情報、学びや経験からの転用」

 を心がけてきました。


 詳しくは、こちらをお読みになられると
 イメージ付けて頂けるかと思います。


 <4642号 鮒谷が、異業界・異業種にしか
      目を向けない理由>


 に書いた内容なんか、まさにそうですね。



■ここで話は大きく変わりますが、

 今の時代、それぞれの分野は細分化される
 一方であり、


 昔は、

 「哲学、文学、法学、医学、、」

 といったように

 「○学」

 の○は一文字で済んだのが、


 徐々に

 「経済学、心理学、社会学、教育学、
  人類学、言語学、、、」

 といったように

 「○○学」

 の○の字が二文字となりました。



■さらには

 「国際経済学、認知心理学、社会言語学、
  教育人間学、文化人類学、神経言語学、、、」

 といった様相を呈し(?)てくる
 ようになり、


 (学際分野の中で一定の広がりが生まれ、

  新しい分野を形成されていくのだから、
  当然のことですが)


 ついには、

 これまでの漢字学部(?)で表せる
 範囲・範疇を超えてしまい、

 たくさんの

 「カタカナ学部、学科」

 も現れるようになりました。



■その理由はひとえに

 「(学問)分野の細分化」

 によるものです。


 人間の知的好奇心は、
 とめどないので、

 これからもますます
 細分化は進んでいくでしょう。



■とするならば、


 (各分野の知識を網羅的に知るのは
  もはや無理としても)

 出来る限りたくさんの世界における、
 最低限の文脈&主要なキーワード理解、


 を心がければ、むしろ、その分だけ

 「新しいものを創造できる可能性が増す」

 のではないでしょうか。



■自分の専門分野と関係ないから、
 学ばないし、首も突っ込まない、

 ではなく、

 自分の専門分野と関係ないからこそ、
 学ぶし、首も突っ込む、


 といった姿勢が、今の時代における
 ビジネスパーソンの正しいあり方、

 なのではないでしょうか。


 「圧倒的に大量の、組み合わせる素材」

 がなければ、

 そもそも、組み合わせようがなく、
 新しいものを創造することもできません。



■ちなみに、

 本日これから、
 会食をご一緒させて頂く方は、

 「林業」における多数の著書、論文を
 お書きで、

 多数の公的な役職にも
 就いてこられた方。


 今、私(鮒谷)が行っている仕事とは
 直接には何の関係もありませんが、

 何の関係もないからこそ、
 お話を伺えるのが楽しみなのです。



■その理由は、
 ここまでに記してきた通りです。

 これぞまさに「無用の用」。


 人生もビジネスも

 「組み合わせの妙」

 でうまくいく。



 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■人生もビジネスも「組み合わせの妙」で    うまくいく。   ■組み合わせの妙、を喜びたいのであれば、    まずは    「圧倒的に大量の、組み合わせる素材」    を手に入れることが重要だ。   ■素材がなければ、そもそも、    組み合わせようもないではないか。

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