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4587号 「守・破・離」が「守」から始まるのには、意味がある

■今、たまたま、世阿弥の

 『風姿花伝』

 を読みなおしています。


 昔々、読んだときには

 「???」

 だったのが、


 今さらながら、改めて読んでみると、
 いちいち赤線を引きたくなる箇所ばかりだし、

 そういう箇所に差し掛かるたび、
 本を閉じて、思いを巡らせたくなります。



■たとえば、


 「いかなる上手なりとも、
  衆人愛敬欠けたるところあらんを、
  寿福増長のシテとは申しがたし」


 さらに続けて、

 「たとひ、天下に許されを得たる程の仕手も、
  力無き因果にて、万一少しすたる時分ありとも、

  いなか・遠国の褒美の花失せずば、
  ふつと道の絶ふる事はあるべからず。

  道絶えずば、又天下の時にあふ事あるべし。」

 のくだりなど、唸らずにはおれません。


 ※ご興味のある方は、

  『風姿花伝・三道 現代語訳付き (角川ソフィア) 』

  『[新訳]風姿花伝 観世清和 (翻訳)』

  の2冊を合わせて読まれては。



■さて。

 いきなり話がそれてしまいましたが(汗)
 今日は、芸事の世界には、

 「守破離」

 という言葉がある、

 というところから始めたいと思います。



■この言葉をご存じの方が
 ほとんどだと思いますが、

 (念のため説明しますと)

 守破離(しゅはり)とは、

 その道を極めるための
 修行における段階を表した言葉で、

 「守」は

 ひたすら師の教え、型、技を守り、
 確実に身につける段階、


 「破」は

 そういった教えの言葉から抜け出し、

 既存の概念を打ち崩し、
 真意を会得し、独自の方法を創造する段階、


 「離」は

 これまで学び、習得してきた型に
 一切とらわれず、自由自在の境地に入る、


 ということです。



■ビジネスの世界においても、
 あるいは人生そのものにおいても、

 この考え方は有効のように思われます。


 ルールを学び、ルールに従い、
 ルールを徹底することを

 「守」

 と言われるわけですが、
 継続した反復によって

 「一つの型」

 が形成されていくこととなります。



■こうして形成された型を、
 まずは守るからこそ、

 その後、破り、離れる、

 という世界に出ることができるでしょう。


 けれども、

 まず、この型が形成されていない人には、
 そもそも、「破」も「離」もありません。

 型も持たないのに
 型破りになれる(=独自性を持てる)

 はずがないのです。



 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■芸事に限らず、何ごとにおいてもすべては    「守破離」    の順番で。   ■型を持たない者は、型を破ることが出来ず、    「(自分勝手で結果を出せない)無手勝流」    に陥る可能性が極めて高いもの。   ■どんな道を歩き始めるときにも、まずは「守」から入るのが、    遠回りに見えて、一番の近道になるのである。

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