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4406号 没頭・没入体験に目的があってはならない


■毎日、

 朝、起きてから夜、床に就くギリギリまで

 「(世間的に見たら)仕事」

 をしています。


 しかし、私自身は

 「全く仕事をしている感」

 を持つことはありません。


 どこまでいっても、

 「自分の興味関心の分野の中において
  自分をどこまで高められるか」

 を追求しているだけなのです。



■人生の早い段階で、
 時を忘れて打ち込める対象を見つけられたのは、

 私にとって、本当に幸せなことであったと
 思います。


 同時に、

 まだまだ、まだまだ、まだまだ、生ぬるいから、

 もっと、もっと、もっと

 「狂気に満ちた集中」

 をしていきたいと思っているのです。



■そんなことを考えたのは、

 東洋経済オンラインの、この記事


 <真の才能は「狂気に満ちた集中」から生まれる

  IT時代にこそ「真価を発揮する才能」とは?>


 に触れたから。


 精神科医の名越康文さんの書いた文章です。



■特に、以下の部分。


 (ここから)
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 もし、現代の若者の不幸があるとすれば、

 「時を忘れて没頭する」

 という体験を奪われがちである、

 ということがいえると僕は思います。


 これは、現代のカリキュラム主導の教育の、
 最大の欠点といっていいでしょう。

 確かに、知識やスキルを身につけるだけなら、
 カリキュラムをどんどんこなしたほうがいい。


 でも、いくら高い知識やスキルを身につけたところで、

 「時を忘れて没頭する」

 という体験が欠けていれば、
 人は本当の「才能」を伸ばすことができないのです。


 もちろん、知識やスキルが無価値とはいいません。

 しかし、こと「才能」という観点だけでいうのであれば、
 そういったものに執着することは危険といえるのです。

 才能の芽を、無闇に摘んでしまっている可能性がある。


 未来において価値を産むのは

 「現在においてその価値が未確定なもの」

 だけです。

 言い換えれば、本当の才能には、

 「誰からも才能を見出されない助走期間」

 を必要とするのです。


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 (ここまで)



■そして


 (ここから)
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 小さな子供は、大人が見てもまったくおもしろくない
 DVDを何度も、繰り返し見ます。

 あるシーンが「ツボ」に入ったら、
 そこだけを何回もリピートして見て、何回も大笑いしている。


 大人の感覚世界からすれば「無意味」でしかない
 シーンであっても、その本人には、大きな価値がある。


 僕は、こういうところにこそ、
 本当の「才能」の芽があるのだと考えるのです。

 周囲からみてどれほどそれが無意味で、無価値に見えようとも、
 その人間が集中しているものを邪魔してはいけない。

 なぜなら、何かひとつのことに没入した経験によって、
 才能というのは花開くからです。


 「将来、収入アップにつながるから」

 「上司からやれと言われたから」

 といった理由があると、
 僕らは本当の意味で物事に没頭することが難しい。


 そういう社会的、あるいは論理的な理屈付けなく、
 「それ自体」に没入するということ。

 それが僕のいうところの「集中」です。


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 (ここまで)



 以上、


 私が創刊当初から、メルマガ、あるいはセミナーを
 通して、ずっとお伝えしたいと思い、


 なおかつ、言葉に載せきれなかったことを、

 「簡にして要を得た」

 形で書いて頂いたことに感銘を受け、

 ご紹介させて頂いた次第です。



■結局、

 「没頭・没入体験に目的は要らない」

 のです。


 むしろ、


 「没頭・没入体験に目的があってはならない」


 (=ただそれが、やりたくて、やりたくて、
   仕方ない。

   そこに理由はない)


 くらいのほうがいいわけです。

 自分の居場所を作り出したいのであるならば。



■自分が依って立つ場所は、

 「徹底的、かつ長期的な没頭・没入の後、
  いつか、事後的に見えてくるもの」

 そんな風に思っています。

 だから焦る必要はないのです。



■ただし、年齢を重ね、背負うものが多く、
 あるいは大きくなるに従い、

 一般に、焦りは大きくなるものであるから、


 できることならばできるだけ早い段階で、

 「徹底的、かつ、一定期間以上の没頭・没入」

 を経験しておけると、有り難い。



■そして、

 (社会的にも)そんな経験が許されるのが

 「モラトリアム期間」

 なのだと思います。


 私(鮒谷)自身も、人よりも長い間、

 「モラトリアム期間」

 を過ごしたからからこそ、


 長い時間をかけた蓄積、組み合わせ、熟成により、
 冒頭に記したような、

 「仕事が遊びで、遊びが仕事」

 という場所を見つけられたのだと思います。



■そんなモラトリアム期間を

 (おそらくはハラハラ、
  あるいはイライラしながら)

 目をつむって許してくれた両親にも、

 感謝しています。



 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■人生のできるだけ早い段階で、    「徹底的、かつ、一定期間以上の没頭・没入」    は、経験しておいた方が良い(というより、すべきである)。   ■その経験が、いずれ、自分の中で熟成され、    誰も創り出せない新しい世界を創造するタネとなる。   ■その没頭・没入体験には、    世俗的な意図や目的があってはならない(=邪念が入る)し、    純粋に自らの喜びのためだからこそ、    やがて、自分にしか生み出せない新たな世界を創造すること    ができるようになるのである。

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