毎日20万人が読んでいるビジネスコラム 平成進化論

日本最大級・毎日20万人が読んでいるビジネスメルマガ
「平成進化論」のバックナンバーをご紹介しています。

メールマガジン「見本」はこちら

4396号 人見知りだった私(鮒谷)が、初対面を苦手としなくなった話


■今日は、

 「読書の思わぬ、効果・効能・効用」

 についてお伝えしようと思います。


 先日のメルマガにて、


 「明確な目的を持たぬ、

  『ただ楽しみのためだけの濫読』

  こそが後から効いてくる」


 という話を少しいたしましたが、


 本日は

 「濫読による効果・効能・効用には
  こんなこともあるんですよ」

 という話をいたしたいと思います。



■私(鮒谷)は読書においては雑食系で、
 昔から

 「この分野のみを重点的に極めよう」

 というよりは、

 「その時々、興味・関心の赴くままに」

 といった姿勢で本を読んできました。



■一見、

 ビジネス系(?)のメールマガジンを
 書いているということもあってか、

 「ビジネス本ばかり読んでいる」

 という、

 (心外な!)勘違いをされることも
 少なからずあります。


 もちろん、

 これまでの人生の中で、
 ビジネス書に没頭した時期も

 (5年ほど)

 ありましたが、


 正直に告白すると、

 今はほとんど興味ありませんし、
 ほとんど読んでもおりません。



■端的にいうと

 どれもこれも、似たようなことばかり
 書かれていることに気が付き、

 飽きてしまったのです(言ってしまった、、)


 ※こんなことを書くと、自分にも、
  ブーメランのように返ってきそうですが(汗)



■もちろん、

 新しい視点や発想をもたらしてくれる
 ビジネス系の書籍もたくさんありますが、


 「それよりももっともっと、
  自分を夢中にさせてくれる対象が

  世の中にはたくさんある」


 という事実を思い出してしまった
 わけなのでありました。



■話を戻しますが、
 だからこそ自分の読書分野を

 (たとえば)

 ビジネス書という範疇にくくることは一切なく、


 あるときは風景写真集、

 あるときは社会派マンガ、

 あるときは貧困研究、

 あるときはサイエンス小説、

 あるときは任侠関連本、

 あるときは現代思想史、

 あるときは昭和史、

 あるときはドラッカー全集、

 あるときは司馬遼太郎全集、

 あるときは私の履歴書全集、

 あるときは新潮の百冊一気読み、

 あるときは教育学関連本、

 あるときは法曹関連本、

 あるときは税務関連本、

 あるときは政治思想史、

 あるときはギャンブルエッセイ、

 あるときはナンパノウハウ本(笑)

   ・

   ・

   ・

   ・

   ・

   ・

   ・

 (以下略)


 といった風に、

 雑食で、そのときそのとき、
 なにかのきっかけで一冊の本に出会ったら、

 そこから一気に深みに(あえて)ハマっていく、

 そんな読書方法を取ってきたわけです。



■もちろん、今でも続けています。


 ちなみに今、すべてのプライベートな時間を
 捧げて、没頭しているのは

 「山崎豊子の(新潮社)全著作一気読み」

 です。


 過去、読み残した氏の本を、

 (会食時じゃない)食事中でも、歩行中でも、
 トイレの中でも、風呂の中でも、

 手放さず、じゃかじゃか、
 一日一冊ペースで読み進めています。



■話を戻しますが、


 どんな分野であれ、

 たとえ数週間~数ヶ月程度の短い期間であっても
 その間、集中して本を読み、

 当該分野の体系への理解を一気に深めると、


 およそ、その分野の全体像が
 イメージできるようになります。



■もちろん、

 専門的なところまでは理解もできないし、
 専門家になるつもりもありませんから、

 なんの問題ないのですが、


 長年にわたり、
 こうしたことを繰り返していると、

 「たとえどんな分野の人と話をしても、
  ほぼほぼ、話のネタに困ることはなくなる」

 ようになります。



■少なくとも

 「的外れの質問を投げかけるリスクは
  大幅に下げることができる」

 から。


 そして適切な質問さえ投げかけ続けることが
 できれば、

 あとは先方が

 「喜んで、話し続けて下さる」

 ことも分かったから(笑)



■こうした効果・効能に気がついたのは、

 「濫読歴も10年を過ぎた頃のこと」

 でしょうか。


 あるとき、不意に、


 「そういえば、
  初対面のどんな人と会っても、

  およそ、話を継続させることに困ることは
  なくなっているなあ」


 と気づいたのです。


 あんなに人見知りで、(特に初対面の)人と
 コミュニケーションを図るのが苦手だったのに、、、



■その理由について考えてみると、
 間違いなく、


 「時間の許す限り、興味の赴くままに、
  あらゆる本を渉猟したいという欲求から来た、

  読書遍歴」


 が、

 意図せずして、
 こうした副産物をもたらしてくれていた、

 ことに思い当たりました。



■もちろん、

 そんなことを目的として
 本を読んでいたのではなく、

 ただただ、純粋な知的好奇心から来る
 読書であったわけですが、


 あとから振り返ってみると、

 累積してきた

 「読書時間、読了書籍数、読書範囲」

 が他者とのコミュニケーションを図る上において
 強烈に効いていることは間違いない、

 と思わずにおれないのです。



■もちろん、私(鮒谷)の読書量なんて、

 「ガチの読書人」

 から見たら、
 大したことはないのは百も千も承知しています。


 なぜなら、

 私は実務家であり、
 自分のビジネスに取り組んできたわけで、

 また、

 私は臨床家であり
 セミナーや個別コンサルを頻繁に行っているから、


 朝から晩まで本を読みつづけるような
 贅沢な時間の使い方はできなかったから。



■なので、私が読んできた本の数など、


 たとえば

 「職業的読書人たる学者さん」

 とか


 「(昔風にいえば)高等遊民」

 「リタイアされた読書好きの方」

 「読書好きの有閑マダム」


 といった人たちの10分の1、あるいは100分の1程度の
 微々たる読書量に過ぎないと思います。


 繰り返しますが、それは仕方のないこと。

 何かを取れば、
 代わりの何かが失われるわけだから。



■その程度のものしか読んでくることが
 できなかったとはいえ、


 それでもなお、

 特に幼少期からの20代までの暇な時期
 (長い、長い、モラトリアム期間)

 に、ある程度の本を読んできたのは、


 1対1、あるいは、今、こうして行っているところの
 1対多のコミュニケーションにおいて、

 大いに役立っていることだけは
 断言できるのです。



■慶応義塾大学の塾長であった小泉信三氏の
 有名な言葉、

 「すぐ役立つことは、
  すぐ役に立たなくなる(小泉信三)」

 ではありませんが、


 読書習慣ならびに、
 そこから惹き起こされる濫読は、

 「すぐに役立たないからこそ、
  いずれ必ず役に立つ」

 数多くのものを私たちに与えてくれるのでは
 ないでしょうか。


 そんな数ある副産物の一つが

 「(特に初対面時における)コミュニケーション能力」

 なのかもしれません。



■このように考えるからこそ、先日も

 「鮒谷子育て試論(?)」

 において

 「幼少期において
  読書習慣を身につけさせることの大切さ」

 についてお伝えしたわけです。


 そして、なにもそれは

 「幼少期」

 に限った話ではありません。



■いま、20代の人が読書習慣を身につければ
 30代以降に効いてくるでしょうし、


 いま、30代の人が読書習慣を身につければ
 40代以降に効いてくるでしょうし、


 いま、40代の人が読書習慣を身につければ
 50代以降に効いてくるでしょうし、


 (以下略)


 いま、70代の人が読書習慣を身につければ
 80代以降に効いてくる、


 のではないでしょうか。


 そのように信じています。



 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■読書習慣や、そこから生まれる濫読が、すぐに、何かの役に    立つ、ということはないだろう。   ■しかし、そうした読書経験は、    思いもよらぬところで、思いもよらぬ形で、    思いもよらぬ効果・効能・効用をもたらしてくれるもの。   ■「人見知りが、人見知りでなくなる」    そのために必要になってくる能力も、    「活字なくして、人生なし」    といった読書習慣から生まれる副産物(の一つ)である。

カテゴリ:



※現在、20万1602名が購読中。