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3940号 鮒谷の「ジェットコースター人生」は、この新聞記事から始まった


■友人・知人と話をしていても
 あんまり話題に上らず、

 メルマガでも業務内容について
 記したことはほとんどないのですが、

 実は私、その昔、
 外資系の通信会社で働いておりました。



■日本においては無名企業だったたため、
 業界外の人には、社名を言っても

 「は?」

 みたいな顔をされることも多かったのですが、


 実のところ、結構でかい会社で、

 当時、全世界のインターネットトラフィックの
 50%(約半分)を担っていた会社、

 でもありました。



■年商は当時のレートで4兆円弱、

 フォーチュン500社のうちの、かなりの会社が
 顧客であったのは言うに及ばず、

 アメリカ政府や国防総省(ペンタゴン)も
 お客さまであった、いわゆる

 「優良企業」

 の範疇に入っていると思われていた会社。



■ところが実際には、
 そのように周りから思われていただけで、

 やがて粉飾決算を契機として高転びに転び、
 その少し前に話題になった

 「エンロンの倒産」

 を越える、当時、世界最大といわれた倒産劇に
 見舞われることになりました。

 (粉飾金額はなんと38億ドル、もはや意味不明)



■そのとき以降、

 あたかもジェットコースターに乗っているかのような
 激動の人生が始まることとなりました。


 <ジェットコースター人生の幕開けとなった、
  貴重な新聞記事がこちら↓>

 http://www.2nd-stage.jp/profile/wc_hatan.html



■私(鮒谷)は駅の売店で自分の勤めている会社が
 倒産したことを知ったわけですが、

 「これは将来、いいネタになる!!
  (いや、してみせる!!)」

 と思い、販売されていた全紙を購入したのです。


 ※後日、それをスキャンしたのが上の画像。
  買ってて良かった!(笑)



■長い前置きとなりましたが、

 実は私、この会社(ワールドコム社)に入り、
 恥ずかしながら、初めて

 「冗長性」

 という言葉を知りました。



■IT関連のお仕事に携われている方にとっては
 今さら説明するまでもない言葉であると思いますが、

 辞書などで調べてみると、冗長性とは、


 「必要最低限のものに加えて、
  余分や重複がある状態。

  また、それにより機能の安定化が図られていること」


 を意味し、


 特に通信(情報システム)の世界では、


 「障害に備えて機材や回線などを複数用意し、

  並列に使用したり、一部をすぐ使える状態で
  待機させたりすること」


 と記されています。

   ※「大辞林 第三版」「IT用語辞典 e-Words」より一部引用



■今さらな話ですが、

 あなたが今、お使いのインターネットも、
 もともとは軍事用途で開発されたもので、

 他国の攻撃を受けても通信に致命的な打撃が
 加わらないように

 「迂回路を無数に持つネットワークインフラ」

 として構築されたものが、原型となっています。



■実は、ここからが今日の本題なのですが、


 今のような、明日をも知れぬ、
 不安定極まりない時代において

 「キャリアにおける冗長性の確保を行う」

 のは、もはや必須であり、

 もし自らの立場に冗長性が確保されていないとするならば、
 それは重大な問題ではないのか、


 と問題提起したいのです。



■もし冗長性がなければ、


 「今、つながっている回線が落ちたらおしまい

  (今、勤めている会社が倒産したらおしまい、
   今の主要顧客に切られたらおしまい)」


 となってしまいます。

 そして今の時代、それが珍しいことではないんですよね(怖)



■もし今、あなたがいずれかの会社にお勤めで、
 勤務先に対し、


 ▼社会的な立場

 ▼人間関係

 ▼経済的な側面


 等々、すべてを依存しているならば、

 そんな恐ろしい状態には決して置かないように

 (すなわち「冗長性を確保」するように)

 しておくことが大事です。


 ※これは経営者や個人事業主でも同じで、

  1社あるいは数社に売り上げを依存するのは
  極めて危険なこと。



■では、どのようにすればキャリアにおける
 冗長性を確保できるのか。


 一番最初に心がけるべきは、

 「多様な人との多様なつながり」

 に力を入れることではないでしょうか。


 先に挙げたネットワークの話でいえば、

 多様な結節点を持ち、
 無数のつながりが形成されていればこそ、

 ネットワークの冗長性が確保されるようなもの。



■同じように、

 いろいろな年代・職業・職種・立場・役職・役割を
 担う人と、いろいろな形で関わりを持つ、

 といったことを通して、そのつながりが
 一種の安全弁、セーフティネットとなる、

 そんなことがあるのです。



■上述のように、結局、私が勤めていた会社は、

 入社時には株価40ドルを超え、
 あげ↑あげ↑ムードだったのが、

 ITバブルが弾け飛び、
 景気や業績の雲行きが怪しくなり、

 粉飾決算が発覚し、
 最後はチャプター11(民事再生法)適用申請。


 結局、上場廃止になったときの最終株価は
 なんと2セント(!)でありました(笑)

 などと書きつつ、
 実際は笑ってる場合じゃなかったんですけどね。



■従業員として身柄を預け、給与を支給され、

 株を買い、
 ストックオプションも、もらっていたものの、

 それら一切が無になりました。


 けれども、それをきっかけに、
 一人で東京に出てきて、事業を立ち上げ、

 あっという間に(正確には一年ほどの間に)
 毎月、何百万円もの利益を上げられるようになりました。



■最盛期は

 広告収入やらセミナーやらコンサルやら
 別会社の収入やら顧問料やら、なにやらで、

 トータル月額2000万超の利益。

 (売り上げではなく、利益で、ですよ)


 使っても使ってもお金が減らないとはこのことか、
 と感嘆したものです。



■振り返ってみると、

 そのようなウルトラCの大逆転が可能になったのは、
 期せずして会社員時代からの活動によって、

 「冗長性の確保」

 を図っていたことが間違いなく、あったから。


 具体的には、

 「長期継続のコミュニティ型の勉強会」

 に参加し、

 いろんな背景を持ったたくさんの人との交流が、
 垂直立ち上げを可能にした、


 ということです。

 (この事実には、後から気づいたのですが)



■そういうわけで、

 冗長性に富む、持続可能なキャリアを作るためには、
 特に今のような時代には、


 【 様々なネットワークの結節点となり、

    柔軟かつ強靭なつながりを平時から築きあげておく 】


 必要がある、と確信を持って言えるのです。



■そんな風に、

 起業して、4000日以上の間、
 いろいろと考えてきた末、

 最も価値を提供できることがあるとすれば、

 参加者全員にとって、
 そのようなつながりを築く場を作ることではないか、

 と考えるようにもなりました。



■あと少しで、

 「年間プログラム」

 を企画し、ご案内させて頂けることになりそうですが、

 このプログラムを作ろうと思ったのは、
 以上のような背景からとなります。


 今の時代において、
 即座にバックアップ回線を働かせるためにも

 「冗長性確保」

 をなされたいと考えられる方にこそ、
 是非、参加頂ければと考えています。


 そのような「場」を作ることも、
 新しいプログラムを開発した理由の一つです。

 (開講は7月12日(土曜日)から、の予定です)



■冗長性の確保なんて、
 平時には何の役にも立たず、

 文字通り、ただコストだけがかかる

 「無用のもの」

 ですが、一朝、ことが起きたとき、

 「無用の用」

 へと切り替わります。



 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■今のような不安定、不透明な時代には、    「キャリアにおける冗長性の確保」    が喫緊の課題となるだろう。   ■そのためには(前向きで、志を持つ)多種多様な人が集まる    場に所属し、交流を深めることが役に立つ。   ■いま、どの程度の冗長性が確保できているか、自問自答して    みてはどうだろう。    緊急時代が起きたときに、打つ手なし、というイメージしか    湧かないなら、急ぎ、対策を考える必要があるのではないか。

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