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3852号 経営者必読!差別化にあたって絶対に行うべき2つのこと


■商売において、昔から大切だと思っており、
 折りに触れ、セミナーでも話をしていることに、


 「分かりにくい(=外からは見えにくい)差別化要因が、
  真の差別化をもたらす」


 というものがあります。


 なぜ経営に際して、

 「分かりやすい差別化要因」

 を求めてはならないかというと、その答えは


 「すぐに模倣されるから」

 ということになります。



■たとえばここに、

 大して味も良くなく、当然ながら売れ行きも芳しくない
 カレー屋さんの経営者があったとしましょう。


 その店主が、自分の店の近所に、

 「おいしくて、
  商売繁盛しているカレー屋さん」

 があるのが気になって、リサーチした結果、
 その味の秘密は、

 「あるマイナーなメーカーの(けれども味の良い)
  ルーを使っているだけ」

 ということが分かったら、どうでしょう。



■いまの、まずい、とは言わないにせよ、

 大しておいしくない自家製ルー(笑)をやめて、
 そのメーカーのルーを仕入れてきたら、

 あっという間に、近隣の繁盛店の、
 店が繁盛している原因であった

 「味の良さ」

 が模倣できてしまいます。



■さらに、そのオヤジに


 強烈な個性があるとか、

 店舗集客のノウハウがあったりとか、

 チラシその他を作るコピーやデザインや
 マーケティングのセンスがあったりとか、


 したら、

 「おいしさ」

 だけで持っていたその店は、

 あっという間に、商圏から駆逐(撤退)させられて
 しまうかもしれません。



■これは一つのたとえですが、

 こんなことにならないためにも、
 事業においては

 「参入障壁は高く、高く、高く」

 ということが大切です。


 そしてもう一つ。

 「参入障壁は、他の人には、
  分かりにくく、分かりにくく、分かりにくく」

 が隠れた鉄則です。



■そうすることによって、

 「あの会社は、なんだか分からないけれども、
  上手くいっている」

 という状態になります。


 さらにレベルが上がると、

 「上手くいっていることが周りにバレずに、
  上手くやる」

 という芸当まで可能になるでしょう。



■そのためにも


 「事業をスタートする段階で緻密な戦略を立てることと、

  その戦略を実行し、時間を味方につけつつ、改善し続ける」


 ことが大切です。


 上述の2つによって、さまざまなスパイスを交ぜ合わせ、
 他者に解析不能な

 「秘伝のレシピ」

 を作り、

 さらに、時間をかけて、それらたくさんの

 (マニアックかつ、市場に流通している量が極小の)

 スパイスを仕入れるルートを確保する。



■ここまで行えば、

 「おいしくて(結果として儲かっている)カレー屋さん」

 として、その存在が知られても、

 他店のオヤジはマネをしようと思っても、
 マネをすることはできませんから、

 ビジネスは絶対的に安定するようになるでしょう。



■このように

 「安定的に、高収益を上げ続けられる商売」

 を組み立てたいのであれば、


 「そのビジネスの構造(儲けの核心、キモ)が
  自分には説明できるけれども、

  外から見ている人には決して理解できない」


 という世界を作ればいいのです。

 ※言うは易く行うは難し、ですが。



■これはキャリア形成においても同じです。


 いつも書いている、


 そこそこ頭もいいし、
 そこそこ英語もしゃべれる。

 そこそこパソコンも使えるし、
 そこそこプレゼンもうまいし。

 そこそこ企画力もあるし、
 そこそこ文章を書く力もある。

 さらに、

 そこそこ、、、、


 といったような、分かりやすい

 「量産型ザク」

 ならびにその亜流の

 「パーソナルカスタムされたザク」

 のような存在は、差別化するところがないため、

 便利で重宝されるけれども、
 またの名を器用貧乏とも呼ばれ、

 キャリアを重ねていくのは厳しい、

 と言わざるを得ないのです。



■それよりも、

 「なんだかわからないけれども、
  人さまの評価を受けている」

 という人は、


 一つ、ないし複数の主たる味付け(強み)とともに、

 複数の(他者には分からない)スパイスを
 意識的に混合させることによって、

 「その人独自の個性や特徴」

 を作り出し、それがゆえに、

 周りから期待されたり、希求されたり、
 慕われたり、愛されたりしているもの。


 これも経営と同じく、

 「自身のキャリア戦略の策定と、
  それに基づき、時間をかけて自らを作り変える」

 ことによって獲得された成果でしょう。



■こうして得られた周囲からの評価は決して、

 「ただ英語が上手にしゃべれる」

 「ITツールをうまく使いこなせる」

 といったところからのみ来るものではなく、


 それに付加して、必ずいくつかの(いくつもの)

 「隠し味」

 を付加しているはずです。



■自分が強みがどこから生まれているのだろう、
 という問いは、

 考えている人は徹底的に考えているし、


 自分の強みをこうして作り出そう、
 という行動も、

 やっている人は徹底的にやっているのです。



■こうすることによって、

 「競合の参入しない、あるいは、できない会社」

 を作るのと同じく、

 「キャラ&能力がかぶらない、
  周囲の人に認められ、重宝がられるビジネスパーソン」

 になることができるのです。


 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■商売には「差別化」が重要。    しかし、安易な(誰にでも分かる)差別化は、安易な模倣の    対象となり、競争は激化し、利益率も低下する。   ■差別化を生むためには緻密な、そして周囲からは分からない、    (かつ、本当のキモとは別のところが差別化要因だという     誤認を誘発させられれば、なお、よし)    そんな設計図に基づく大戦略が必要。   ■その戦略に基づき、数年、ことによると十数年という、    長い時間軸で、「地道に継続、改善」を繰り返すから、    気づかれぬうちに、そして気づかれたときには、もはやマネの    出来ないレベルの「圧倒的な参入障壁」を構築ができるのだ。   ■競争とは無縁のビジネスを行いたいのであれば、    考えないなどありえないし、同時に、継続、改善の姿勢がない    ということも、ありえない。   ■やるべきことをやった企業(経営者)にのみ、報いが得られる    ことになる。    これはキャリア形成においても同じ。他者の安易な模倣を    可能とする、    「金太郎アメ型ビジネスパーソン」    「量産型ザク型ビジネスパーソン」    になってしまっては、努力に応じた報いが得られない。

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