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3790号 あなたは「株(くいぜ)を守りて兎を待つ」農夫と同じか、異なるか


■不幸・不遇な状況に見舞われたとき、

 助けてくれる人の存在ほど心強いものはありません。


 そんな人が増えれば増えるほど、

 当然ですが安心感が増し、同時に、
 人生における安定性も増してくるというものです。



■では、私たちは、

 「なにか起きたとき助けてくれる人」

 と、どのようにしたら出会えるのか。


 結論から先に申し上げましょう。

 こういう人は、待っていて出会えるものではありません。
 作っていくもの、なのです。



■「作る」

 とはどういうことかというと、

 「何かあったとき、助けてくれる人があったらなあ」

 と思うだけではなく、


 【 毎日毎日、大小かかわらず、機会を捉えて、

   こちらから助けて差し上げる、ないしは価値を差し出す 】


 という行為を繰り返すこと。


 「情けは人のためならず」

 といわれる通り、毎日、地道にこれを繰り返すことに
 よって、

 「ピンチが出来したときに、助けてくれる人」

 が増えていくのではないでしょうか。



■常識的に考えて、

 縁もゆかりもない人に対して、助けてくれる人が、
 突然どこからか現れてくることはありません。


 正確にいえば、いないことはないでしょうけれども、
 たとえ、かつて、もしそういう人があったからといって、

 次もまた同じように現れてくれるのを
 期待することはできません。



■故事に

 「株(くいぜ)を守りて兎(うさぎ)を待つ」

 という言葉があります。


 宋(そう)の国の農夫が、
 兎が木の切り株にぶつかって死んだのを見て以来、

 また兎を得ようと、働きもせず、
 毎日切り株を見張って暮らした、


 という話から出た故事成語。



■自分は何もしていないのに、

 「昔、助けてくれた人があったのだから、
  何かあったとき、今度もまた、誰かが助けてくれるだろう」

 と思うのは、この農夫と同じで、
 物笑いの種となっても仕方ありません。



■もし、


 「どうして誰も私を助けてくれないのか」

 「みんなとっても不親切」

 「みな、自分のことしか考えていない」


 という自分都合の思いを持ちながら、

 自愛、博愛の精神を持つ人との出会いへの期待が
 あったとするとするならば。


 その人は静かに胸に手を当て、


 「自分は誰を助けてきたのだろう」

 「私は親切にしているだろうか」

 「困った人への心配や配慮をしてきただろうか」


 を自らに問い直せばいいでしょう。



■もしかしたら、その人もまた、

 「株(くいぜ)を守りて兎(うさぎ)を待つ農夫」

 と同じかもしれません、

 などといったら、言い過ぎでしょうか。



 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■いざというとき、助けてくれる人を待っても、    そんな人が都合よく現れてくれるとは限らない。   ■むしろ、そのとき、誰も助けてこなかったことに気付かされ、    反省と後悔の念に苛まれる可能性の方が高いだろう。   ■そうなる前に、「転ばぬ先の杖」で、自分のほうから、    助けて差し上げられる人に、できる限りの力を尽くして助けの    手を差し伸べることを習慣にしてみてはどうか。    この繰り返しが、「万一の際には助けてもらえる(かも)」の    可能性を高める唯一の道。   ■昔、何もしていない自分を助けてくれた、いい人ががあったと    しても、再び同じことが起こることを期待する人は、    「株(くいぜ)を守りて兎(うさぎ)を待つ」    宋の国の農夫と変わるところはないのかもしれない。世の中、    厳しくはないが、そんなに甘いところでもないだろう。

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