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3688号 危急存亡の秋にも、平静かつ柔軟に対応できる力


■いつも書いていることですが、
 私たちは言葉によって世界を切り出し、捉えます。


 使う言葉が異なるということは、

 同じ景色を見ていても、異なる世界を切り出し、
 結果として、異なる世界を生きることになる。



■たとえば以前のメルマガでも書きましたが、

 『ことば絵本 明日のカルタ』

 という本の中にあった、


 「落ち込んじゃってブルーな気分。
  いえいえブルーは空の色」


 という言葉を吟味するほどに、


 まさに言葉による世界の切り取り方次第で
 心も変わってくる、

 というのが良く分かるのではないでしょうか。



■この数週間、身近に死を意識することになり、

 心の有り様をコントロールする必要が生じ、
 新しい言葉の使い方をたくさん試しました。


 幸か不幸か、不安定な心理状況のもとで、

 どんな言葉を用い、
 どのようにこの出来事を解釈すれば、

 どんな感情が生まれるのだろう、


 といった実験を繰り返すことができたわけです。



■特に今回は、

 それまでの平凡な日常から切断され、
 非日常の世界に放り出されるかもしれない、

 という事態に直面いたしましたが、


 過去に経験したことのない非常事態だからこそ、
 より明確に、

 脳内でどのような言葉を回すかによって、
 まったく異なる世界が見えてくる


 (たとえば勇気が湧いたり、愛おしさを覚えたり、
  不安になったり、恐怖を覚えたり、

  この世への執着が湧いてきたり、
  諦観が生まれたりといった)


 という現象は、

 私にとって興味深く、かつ、不思議な体験と
 なりました。



■たとえるならば、ちょうど

 「万華鏡」

 をくるくる回すと、それに伴って、
 覗き穴から見える図形が変わっていくように、


 自分の内側に蓄えてきた言葉たちの、
 その組み合わせ方によって、

 世界認識がくるくる変わっていくようなもの。



■ここで思ったのは、


 別に非常時だけでなく、
 日常の生活においても、

 自分にとって決して心地よいとはいえない、
 あるいはプラスにならない感情が出てくるとすれば、


 その原因の多く(ひょっとすると、すべて)は

 「ネガティブな世界の捉え方をもたらす、
  そんな言葉の組み合わせ方」

 に起因するのではないか、ということ。



■この問題を解消するためには、


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 まず、

 1、語彙を増やす

   (語彙が少なければ、
    そもそも組み合わせようがない)


 次に、

 2、収集した語彙の組み合わせ方を学習する

   (より居心地が良くなったり、
    前向きになったり、
    求める世界に自らを近づけてくれたり、

    そんな言葉の組み合わせを学習する)


 さらに、

 3、この学習を繰り返すことで、どんな状況に置かれても
   平静かつ柔軟に対応できる力を身体知化する


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 この一連のプロセスを意識して実行することが
 大切なのかもしれません。



■これについては、

 あまりにもたくさん書きたいことがあるので
 また稿を改めてお伝えいたしますが、

 一言だけ記しておくと、私は上の1~3を、10年間、
 メルマガというメディアを通して行ってきました。

 (日記執筆時代を含めると20年以上)



■正直にいって、

 こうした継続は今回の出来事に向き合った際に、
 大きな力となってくれたように感じています。


 文字通り、危急存亡の秋、であるにもかかわらず、
 言葉を操る力によって

 「平静かつ柔軟に対応できる力」

 が(ある程度まで)身についていたことに
 自分ながら驚いたのです。



■こうして、

 自分のやってきたことは間違いなかった、
 そんな確信とともに、


 「たくさんの美しい細片(=言葉)を持ち、
  細片の組み合わせの妙(=言葉の組み合わせ)を実現させ、

  次々ときれいな姿(=世界)を見せてくれる万華鏡」


 を自分の内側に持ちたい、

 との思いがますます強くなりました。



 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■言葉は万華鏡の中の、着色された細片のようなもの。   ■細片の組み合わせで、美しい映像が眼前に展開される万華鏡の    ように、私たちの内部においても、無数言葉を上手に    混交させられれば、きれいな世界を目の前に出現させることが    できるのだ。   ■そのためにはまず、語彙を増やすことが必要だし、さまざまな    言葉の組み合わせを試す必要もあるだろうし、組み合わせ力、    とでもいえる汎用性の高い能力を身体知化することも重要だ。

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