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3535号 試金石足りうる人との交流を求める


■先日、「教養の力」という本を読みました。


 【今日のお勧め本 教養の力 東大駒場で学ぶこと】


 とても興味深く読みましたが、

 この本の150ページにこんなことが
 書かれてありました。


 (ここから)
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 「迷ったら古典に帰れ」


 詩の教養的価値を説いた十九世紀のイギリスの詩人・批評家
 マシュー・アーノルド(1822~88)は、

 詩の価値を見極める際に、

 「偉大なる古典の詩をいわば試金石として用いる」

 手法を提唱した。


 価値の定まった名詩と並べて読み比べてみれば、それが
 どれくらいの格の詩であるかが判別できるという考え方である。


 情報でも、芸術作品でも、あるいはスポーツ選手でも、
 いま自分の目の前にあるものを格付けしたいとき、

 それを超一流のもの、「本物」と比べてみると、
 少なくともその相対的な価値が測れる場合がある。

 それを試金石とすり合わせてみるのである。


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 (ここまで)



■ここで「試金石」の意味を改めて調べてみると、


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 1 金など貴金属の鑑定に用いられる黒色の硬い石。

   表面に金をこすりつけ、その条痕(じょうこん)色を
   標準品のものと比較して純度を判定する。金(かね)付け石。


 2 物の価値や人の力量などを計る基準となる物事。
  「政府の行政能力を問う─」

                 (デジタル大辞泉)

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 とあります。


 この箇所を読み、

 我々も自分自身の格付け、あるいは純度(?)を
 知るために、

 己の至らなさ、情けなさ、ダメさ加減、ヌルさ加減等を
 知らせてくれる人と直接触れ、

 その人を試金石としてすり合わせる必要が
 あるのではないか、

 と思った次第なのです。



■試金石とのすり合わせがなければ、
 自分を客観視することができず、

 己がスリーナイン、フォーナインといった、
 純度の高い金(gold)ではないか、

 と勘違いすることもあるかもしれません。

 (大いなる勘違いに過ぎないわけですが)



■ところが、

 人格、教養、知識、立ち居振る舞い等において、自分よりも
 はるかに純度の高い(=秀でた)人とすり合わせる(=交流する)

 ことによって、

 自身の至らなさ、情けなさ、ダメさ加減、ヌルさ加減を
 確認させてもらえます。

 その確認が非常に大切なのだと考えます。



■なぜならば、

 それは自らの甘えを排し、謙虚さをもたらし、
 向上をもたらす力となるからです。


 ただし、
 1つだけ注意すべき点があるとすれば、

 「この人を試金石としてすり合わせよう」

 と思ったとき、

 果たしてその人が本当に試金石とするに足る
 人物であるかどうか、よくよく吟味する必要がある、

 というところでしょうか。



■もし、真に試金石とするに足る、
 圧倒的、超越的な存在に触れることができれば、

 「自分がいかに純度の低い人間であったか」

 が(ある種の心地よさと共に)自覚される
 ことでしょう。



■もちろん私(鮒谷)も数名の、
 人生の大先輩を

 「試金石」

 として自らとすり合わさせていただいては、
 日々、

 「己の低純度さ加減」

 を知らされているところです。



 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■試金石足りうる人との交流を積極的に求めたいものだ。   ■真にそのような格を備えた人と出会い、交流していくと、    「己の低純度さ加減」が、ある種の心地よさとともに    知らされる。   ■この自覚が自らの甘えを排し、謙虚さをもたらし、    向上をもたらす力となるのである。

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