■昔から私は 「心を乱さぬよう(心が乱れぬよう)どうしたら 自制心や平常心や不動心を養うことができるか」 を考えてきました。 そうして今も考え続けているわけですが、 この過程で分かったのは、 「完全に心乱れぬ世界に出ることは不可能」 であると同時に、 「心の揺らぎを減殺させるための方法は 間違いなく存在するようだ」 ということでした。 ■微動だにせぬ 「心頭滅却の心」 あるいは 「明鏡止水の世界」 といったものを手に入れるのは 普通の人間には無理なように思われます。 ただ、 「心の揺れを(ゼロにはできなくとも) 一定程度までは抑止できる世界」 は実現可能ではないか、 とは思えるようになったのでず。 ■この世界(心の揺れを一定程度以内に収める)を 実現するためには <外部要因 ならびに 内部要因> の2つに意識を向ける必要があります。 外部要因というのは自分以外の外部環境。 内部要因というのは自分の心そのもの。 ■感情が揺れ動く(=外部環境が変わることによって 腹が立ったり、悲しくなったりする)わけだから、 そもそも 「腹が立つ」「悲しくなる」「嫉妬する」 「お金がなくて苦しい」「時間がなくて大変」 などといった不快な感情が出なくなるような 外部環境を設計し、実現することによって、 ある程度、負の感情が出てこないように 持っていくことは可能となります。 ■具体的な方法についてはここで詳しくは 述べませんが、たとえば 「不快な気持ちにする人とは出会わない 仕組みを作る」 とか 「やる気がなくなる、悲しくなる、嫉妬する、 といった暇を自らに与えない行動設計を行う」 とか 「必要に応じて、自分の意思、主張、意見を 通せるようにするためのシステムを構築する」 とかが挙げられるでしょう。 (言うは易く行うは難し、ですが) ■ほかにも 「お金の稼ぎ方」 「時間の作り方」 を体得し、実践し、お金と時間に困らないような 生活を実現できれば、 大幅に日常生活における苦しみは軽減される ことでしょう。 (これまた、言うは易く行うは難し、ですが) ■とはいえ(!) 100%外部要因をコントロールすることは できません。 (不快な人物や出来事は向こうから時・所を選ばず やってくるのです) そんな感情撹乱要因が外からやってきたときのために、 防波堤になったり、スタビライザー(安定化装置)的に 心の平穏を保つための 「心の制御の仕方」 を学び、身につけておく必要もあるでしょう。 ■たとえば 「苦しいことがあったときに学びの機会と 捉えるようにする」 とか 「ある出来事の(マイナスの点ではなく) プラスの点のみを凝視する習慣を身につける」 などが挙げられます。 ■つまりはこういうこと。 心の平穏を手に入れようと思ったならば、 「外部要因(あるいは内部要因)のみを変える」 だけでは足りず、 「外部要因ならびに内部要因の『両方』に 手を入れる」 必要があるのです。 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!【今日のピークパフォーマンス方程式】 ■平穏な心は 「外部と内部の両方に手を加える」 ことによって実現が可能となる。 ■外部要因の中でコントロールできることは制御しておくに 越したことはない。 ■さりとて外部の環境を完璧に制御することは不可能である。 ■内部と外部の両面を適切に操ることによって、100%は無理で あっても、ある程度のところまでは心の安定化を図ることは 十分に可能なのである。
毎日20万人が読んでいるビジネスコラム 平成進化論
日本最大級・毎日20万人が読んでいるビジネスメルマガ
「平成進化論」のバックナンバーをご紹介しています。
3492号 外部と内部に手を加え、平穏な心を手に入れる
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます。
バックナンバー カテゴリ一覧
ピークパフォーマンス方程式
- アイデア (841)
- コミュニケーション (688)
- セールス (577)
- パーソナルマーケティング (479)
- ビジネスIT・ツール (345)
- ビジネスマインド (1381)
- プロフェッショナル (674)
- マーケティング (308)
- レストラン・ホテル紹介 (6)
- 一般教養・雑学 (572)
- 人的ネットワーク (565)
- 仕事術 (678)
- 会食・交友録 (26)
- 名言・箴言・格言・金言 (267)
- 学習法 (694)
- 情報発信 (663)
- 情報社会 (336)
- 意思決定 (608)
- 投資 (425)
- 時流 (365)
- 書籍・雑誌紹介 (427)
- 歴史・人物に学ぶ (756)
- 海外 (65)
- 独立起業 (390)
- 環境 (571)
- 生き方・キャリア (1533)
- 目標達成 (790)
- 経営 (522)
- 習慣 (1095)
- 自己成長・変革 (1596)
- 自著紹介 (17)
- 長期的視点 (736)