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3369号 「成功者」が隠しておきたい秘密の話


■今日は、

 「成功(者)の履歴は、すべて後付け(あとづけ)」

 というお話をしようと思います。


 あらかじめお断りしておくと、私は

 「成功(者)」

 という言葉が好きではありません。

 (以下のような、いたって個人的な理由からですので
  あんまり気にしない下さい)



■理由としては、

 そもそも「成功」の定義が曖昧であり、
 その上に

 「こうすれば成功できる」

 といった論理展開をされても、
 まず言葉の定義を明らかにしてくださいよ、

 と思ってしまうから。



■そしてもし、定義が明確にされていても、
 たいていの場合、

 そんな「成功」なら、こちらから願い下げ(汗)
 と思ってしまうから。


 さらに加えて、定義づけがなされているにせよ、
 そうでないにせよ、

 その言葉に金銭や名声を至上の価値とする考えが
 付着しているように感じられるから。



■ただ分かりやすく便利な言葉ではあるので、
 世間的に(あるいは自称!?)

 「成功者」

 と言われている人について、
 以前、考察したことを今日は記します。



■これまでの少なくない、そういった方々との
 接触経験を鑑みるに、

 書籍や講演、セミナーといったものを通して
 触れる「成功者」の話はたいてい、

 「私はこのように狙って、今の地位を築き上げた」

 という話の展開になることが多いように
 思われます。



■ところがその人たちと差しで会食したり、
 少人数の場で話をしていると、

 「結局、後付けなんだけどね(笑)」

 という話がよく出てきます。


 つまり(たとえば)

 「この美しいビジネスモデルは、

  世の中の流れを透徹し、きたるべき世界を予見し、
  準備し、設計し、実現させたものである」

 なんていうお話の場合、
 十中八九、後付けである、

 ということ。



■純情、純粋、純真、無垢な方は

 「えええっ!」

 「いままで話を聞いて、凄い!!!と
  感動していたことが、なんと後付けだったとは(悲)」

 と思われるかもしれませんが、
 これが現実。



■実際のところは、

 圧倒的な手数を繰り出しながら、
 試行錯誤、七転び八起きを繰り返し、


 そうこうしている間に、

 世の中のニーズとビタっと合致し、
 ギアが噛み合わさって、一気に成果が現れた、

 ということのほうが圧倒的に多いのです。



■こんなことを書いて「成功者」の方々を
 貶めているのかというと、そういう訳ではなく、

 その人たちが凄くないのかというと、
 これまたそういうことでもなく、

 やっぱり凄い!のです。



■けれども、おそらくは、何者かになりたい、
 と思う人たちが着目すべき「凄さの源」は、

 その「成功者」がもっぱら見てもらいたいと思い、
 願っている(笑)、

 「先見力」
 「洞察力」

 といったものではなく、

 恥を恥とも思わず、
 何回も何十回も、試行錯誤、七転び八起きできる

 「鈍感力」

 のほうなのです。



■昨日までの文脈で語るなら、かつてはきっと、
 その人も、

 周囲の評価を気にすることなく、
 とにかくまずは行動してみる、という

 「痛い人」

 でありました。



■ところがその人の実績が世の中に知られるにつれ、
 痛い履歴を消し去り、

 「私の賢さによって、このような成果やポジションを
  手に入れたんだよ」

 という、

 「先見性」
 「論理性」
 「戦略性」

 をことさらに演出しようとするわけです。

 けれども私たちはそんな言葉に騙され、
 (もとい)幻惑されてはなりません。(笑)



■ということで本日は、


 「あまりにもみんな、人の話を素直に
  真受けし過ぎてはいやしませんかね」

  という問題提起を兼ねて、


 「先見性、論理性、戦略性のある、格好いい人
  (けれども行動しない人)」

 よりも、

 「失敗を失敗とも思わぬ、格好悪くて鈍感で痛い人
  (けれども、猛烈に行動している人)」

 を目指すべきでしょう。

 そして、格好良さを求めるのは、
 うまくいって後付けするときでいいのでは。

 順番が逆ですよ(笑)


 というお話をしてみました。

 (こんな話をしたら「成功者」の方々から
  嫌われてしまいますかねぇ)


 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■「成功者」といわれる人たちが隠しておきたい秘密がある。   ■それは何者かになろうとしたときに繰り出した打ち手の数々。    ほとんどの打ち手は思い出すのも「痛い」行動だったりする    ものである。   ■けれども、その人たちはこうした大量の行動を繰り出すことで    徐々に世の中に知られることとなったのである。   ■問題(?)なのは、その後、「痛い履歴」を消し去るために、    後付けで「先見性」「論理性」「戦略性」を謳い出し始める    こと。   ■素直すぎて、その言葉に騙され(もとい)、幻惑され、    賢さを求め、泥臭さを忌避してしまった人は、永遠に    「向こう側の世界」に出ることができなくなってしまうのだ。   ■表と表、両面を見ることによってしか分からないことが    世の中にはたくさんあるものである。

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