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3147号 そして誰もいなくなった


■先日、親しい経営者仲間数名と
 ご飯を食べに行ったのですが、

 コミュニケーションについての話で
 盛り上がりました。

 とてもおもしろい話だったのでご紹介します。



■私たちは日常生活を送る中で、


 「イラッとさせられたり」

 「ムカっとしたり」

 「面倒くさいと思ったり」

 「腹立たしいと感じたり」

 「もっと配慮してよといいたくなったり」


 自分の心がかき乱される出来事が
 しょっちゅう起こります。



■すぐにそれらの悪感情を消し去る、
 解釈を変える、プラスの力に転換させる、

 という技術はもちろん必要ですが、

 そもそも、なぜ、
 そんな気持ちにさせられるのだろう、

 という原因について考えてみたのです。



■(みな経営者であり、意識的に時間的、精神的に
  自らを限界まで追い込むことを良しとする

  「ドM体質」

  の人間ばかりだったという背景もあってか)


 まず、そもそも、
 そのような心が起きてくるのは、

 「限界まで追い込んでいるがゆえの、
  余裕のなさ」

 の現れであろう、という話が出ました。

 たしかにそういった傾向はありそうです。



■で、今日は、このことから説き起こして

 「余裕、ゆとりを持ちましょう」

 という話、、、、

 ではありません。


 (その「余裕のなさ」は、いったん棚に上げて)

 特に余裕の持てない状態に置かれると、

 どういうことに対して憤りを感じるように
 なるのか

 ということの考察を始めてみたのです。



■この原因と対処法が分かれば、
 そのまま逆に、

 「心に余裕のない人」

 へのコミュニケーションを行う上で、
 きっと活かされるだろう、

 と考えてのことでした。


 なにより、

 今の時代、「余裕」を失っている人が
 非常に増えている、

 (そして、これからさらに増えていく)

 と思われるからこそ、

 「余裕のない人」

 への慮りを意識したコミュニケーション力を
 磨くことはとても大切なことだろう、

 と思われたのです。



■そのためにはまず(我々のような!?)、

 「自らを追い込み、余裕を失ったドMたち」

 にすら、心地良く受け入れられる、

 そんコミュニケーションがとれるように
 なるためには、

 という話になりました。



■そして上記と反対の人、すなわち、

 「相手の気持ちをかき乱す」

 人はどんな人かを分析したところ、


 ▼相手の思い、立場、状況、背景を考慮に入れず
  自分の主張のみを押し通そうとする(文脈が読めない)

 ▼権利のみを主張し、義務を果たさない、
  あるいは代償を支払おうとしない(自分中心主義)

 ▼悪気なく相手の気分を害する振る舞いをする
  (振舞い方を知らない)

 ▼「前置き」「あそび」なく、いきなり本論に入る
  (冗長性を軽視する)


 このあたりが、ポイントになるだろうという
 結論となりました。



■一言でいうと

 「配慮がない」「心配りができない」

 ということなんですけどね。


 そして自分たちも、気づかないところで
 こういった「配慮のなさ」によって、

 人を苦しめたり、傷つけたり、不快にさせたり、
 怒りを覚えさせたりしていないか、

 という話になった頃には
 みんなシュンとなってしまいまして(汗)



■なんだかんだと書いてきましたが、
 一番恐ろしいのは、

 「自覚なく、配慮なくの振舞い」

 の結果として、

 誰からも理由を教わることもなく、
 周囲の人がスーッといなくなっていく、

 ということ。



■人間関係に恵まれない、ものが売れない、
 あるいは、恋がうまく成就しない(笑)

 という自覚がある方は、ひょっとすると
 上記のような要因が潜んでいないか、

 疑ってみてもいいかもしれません。



■そういえば、

 「ストーカー」と呼ばれる人たちにも
 きっと、


 ▼相手の思い、立場、状況、背景を考慮に入れず
  自分の主張を押し通そうとする(文脈が読めない)

 ▼権利のみを主張し、義務を果たそう、あるいは
  代償を支払おうとしない(自分中心主義)

 ▼悪気なく相手の気分を害する振る舞いをする
  (振舞い方を知らない)

 ▼前振りなしに、いきなり本論に入る
  (冗長性を軽視する)


 という共通性があるのではないか、
 という話にもなりました。



■そう考えると、

 ものが売れない、
 頼みごとが通らない、

 という悩みを持つ人は、上記のような要素を
 自らの内に持っているのかもしれず、

 「営業ストーカー」
 「お願いストーカー」

 という側面があるのかもしれない、

 そんな視点で自らを振り返ってみられては
 いかがでしょうか。



■もし、自分にそのような性質があったとしても
 誰も教えてはくれません。

 良きにつけ、悪しきにつけ、
 みな「大人」なのです。


 たいていの場合、
 相手は静かに黙って立ち去るのみ。

 自戒したいものです。



 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!



 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■コミュニケーションを行うにあたって、    自覚なく、配慮なく、文脈を読まず、自分中心主義で、    振舞い方を知らず、冗長性を軽視してしまうことがある。   ■その結末は無惨である。気づかぬうちに人が離れていき、    しかもその理由が教えられることもない。   ■誰も教えてくれないことだからこそ、自らが意識し、    自戒し続けなければならないことなのであろう。

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