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3026号 脱・脳みそお化け


■当たり前のことですが、

 人としての成熟の度合いは、知識の多寡や
 能力の有る無しによるのではない、

 と考える機会が増えてきました。



■人として成熟することを

 「大人になる」

 と呼ぶのであるならば、

 自分は果たして「大人」なのだろうか、
 と考えることが多くなってきたのです。



■今の時代はじっとしているだけでも
 たくさんの情報が入ってくるわけですし、

 ましてや自分から情報を求めて動けば、
 さらに無数の情報が手に入ります。



■しかしあまりにも知識と実経験のバランスが
 崩れると、


 過剰な情報インプットによる
 脳内の混乱、

 脳のキャパシティを超えたことによる、
 背景・文脈理解の省略と断定、

 そして

 実経験の不足がミックスされ、


 自分が常に正しい、という視点に立ち、
 他者を断罪することが習慣化された

 「脳みそお化け」

 が生まれるのではないか、
 と思えるのです。



■「脳みそお化け」というのは、

 たしかに頭はいいかもしれないけれども、
 自惚れや(誤った)自尊心に基づき、

 複雑な背景の理解をしようとせず、
 自分中心主義で正邪を決める、

 あるいは、

 自らの正当性を確信し、
 結論は一つしかないと思い込んでいる、

 そんな生き物(?)のこと。(私の造語)



■しかし、

 現実の生活においては、0か1かで
 割り切れない事象は無数にあるわけだし、

 白黒、正邪をはっきりと区別つけることが
 できないことが多々あります。



■そういった曖昧さや複雑さを丸ごと、
 ありのままに受け入れられる豊かさを
 心のうちに持っている人を

 「大人」

 というのであれば、

 自分はまだまだ大人とはいえないなあ、
 と反省させられるのです。



■私が「大人だなあ」と感じる人は、

 人にはそれぞれの立場や背景が
 あることを理解している人。


 複雑なものを複雑なものとして捉え、
 曖昧なものを曖昧なものとして受け入れ、

 腹底深くに受け入れ、受け止められる。


 そんな寛大さや土壌の豊かさのような
 ものを感じられる人。



■このような態度・姿勢を持っている人は、

 人として成熟しているなあと
 感動、感銘するし、

 同時に、

 その人の背景にある、経験や履歴の豊穣さの
 ようなものを感じられたりするものです。



■そう考えると、

 「大人」であるかどうかは、
 地に足の着いた経験(ときに修羅場をくぐる)

 をどれだけ繰り返してきたかに
 よるように思えるし、

 態度・姿勢への立ち現れ方は、そういった履歴を
 トータルした通信簿のようなものであるとも
 思われます。



■言葉を換えると、理想と現実の狭間で
 泣かされた回数を重ねるごとに、

 「大人の階段を上る」

 ということなのかと考えたりも
 いたします。



■白か黒かで分けられないことが
 この世の中には無数にあるわけですから、

 ときに我を殺し、忍従せねばならぬ
 こともあるでしょうし、

 ときに、厳しい選択を迫られる痛みを
 経験することもあるでしょうし、


 そんな経験の総量が人としての奥行きを
 もたらしてくれるのかもしれません。



■「大人」を感じさせてくれる人と
 出会うたび、

 「(遠い道のりではありますが)いずれ、
  自分もかくのごとくの存在となりたいなあ」

 と思われるのです。


 そこに至るまでには、
 まだまだ経験が足りなさそうですが。



 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■知識の多寡や能力の有る無しは人としての成熟と直結しない。   ■「成熟した大人」とは、この世の曖昧さや複雑さを、    曖昧なもの、複雑なものとして丸ごと捉え、受け入れられる    寛大さを持ち合わせている人。   ■このような態度・姿勢の「立ち現れ方」が、    人としての通信簿のようなものであるようにも思われる。   ■理想と現実の間で悩み、泣き、苦しむことが大人の階段を    登る道のりであり、それは人としての奥行き、豊穣さを    もたらしてくれるものなのではないか。

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