■このところ、 世界の政治・経済の不安定さがますます 増していて、明日、何が起きてもおかしくない。 そんな感じがしています。 ■個人は社会から切り離されて 存在しているものではなく、 自覚のあるなしにかかわらず、 社会に密接に関わりあいながら (そしてそこから逃れることも出来ず) 付き合っていくしかありません。 ■さらに厄介なことに、 ここまで社会が複雑化し、それぞれの要因が 密接に絡まりあっている状況の中にあっては、 一寸先を見通すことさえ、 不可能といってよいでしょう。 ■であるならば、あらかじめ、 「ある種のあきらめの気持ち」 を持って、 「何が起きてもおかしくないことを 前提として、 人生や生活、仕事やキャリアを 組み立てていかなければならない」 という結論に至ります。 (というか、至りました。私は) ■このことは、言葉を換え、 繰り返し、何度も メルマガで説いてきたことです。 いつ有事 (小は勤務先倒産から、 大は政治・経済・社会環境の大変動まで) が来るか分からないから、 平時の今、準備しておかなければならない、 と自らを戒める意味を込め、 何度も繰り返し、 このメルマガでも記してきたつもりです。 ■たとえば少し探しただけでも、 4年ほど前のこんな記事 <1615号 外部環境の変化に動じない見えない履歴書を持つ> が見つかりましたし、 <1841号 有事の備えは平時から> <1843号 未来に備えることで安心して未来を創造できる> <1850号 治にいて乱を忘れず> このあたりも、3年ほど前に 記したものであります。 ■さらに、 <2501号 非連続の時代の危機管理> は今から1年半ほど前。 この号では、 ------------------------------------------------- いまのところ、危機が訪れた際の重要な心がけは 1、負けじ魂(生への執着) 2、平常心(冷静さ) 3、最悪の状況に備えての普段からの準備 (徹底したシミュレーション) これらが非常に大切なポイントではないかと 考えています。 ------------------------------------------------- と書きましたが、 この気持ちは私の中で ますます強くなってきています。 ■今日は特に、この3番目の 「最悪の状況に備えての普段からの準備 (徹底したシミュレーション)」 について記そうと思っているのですが、 私は、 「平時に役に立つと思われているものは 有事に際して(さほど)役に立たず」 「有事に役に立つものは平時に軽んじられがち」 という考えを持っています。 ■そのようなわけで、 いつ、何が起きるか分からぬ 不確実性の社会に生きている我々が、 未来に備える上で出来るであろうことは ただ一つ、 「有事に際して役に立つであろうものを 平時に予想し、先取りして、蓄えておく」 ことくらいです。 ■過去の歴史を紐とくと、 有事の際に真に身を助けてくれそうなのは、 ▼豊かな人間関係であったり ▼希少性の高い情報であったり ▼頭の中や体に蓄えた無形財産 (=知恵、知識、経験、能力など)であったり ▼過去に身につけた先見性や洞察力 (パターン認識能力) (これらを総称して「無形資産」「生き抜く力」と ここでは呼びましょう) であったりするように思われます。 ■そして私は、 ひょっとして残り時間わずかの平時(!?) であるかもしれない今、 「無形資産」「生き抜く力」 を時代に先取りして蓄える 最後の猶予期間、最後のチャンスではないか、 そんな風にすら思っているのです。 ※以上はあくまで、 私の個人的な見解に過ぎません。(念のため) セミナーでお伝えする際には、 このような内容も含めていくつもりです。 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!【今日のピークパフォーマンス方程式】 ■個人は社会と切り離されて存在しているわけではなく、 密接不離の関係を保ちつつ、社会とつながり続けなければ 一日たりとも生きてはいけない存在である。 ■否応なく社会と関わらなければならず、その社会で何が 起こるかを自らコントロールすることは不可能である。 ■であるならば、何が起きてもおかしくない、という前提 (あるいは、ある種のあきらめの境地)に立ち、 人生や生活、仕事やキャリアを構築していかなければ ならないと思われる。 ■とすれば、平時にあって、有事に役立つであろうものを 予想し、先取りして、蓄えておく必要があるだろう。 ■そして、この蓄えに充てられる期間は刻一刻と少なくなって いるのではないか、そんな危惧を持たずにおれない昨今の 社会情勢であるようにも思われる。
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3020号 無形資産を蓄えられる最後のチャンス
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