■人間、生きていると、 いろんな感情変化が起こるものです。 感情変化は、 「欲望、怒り、嫉妬心」 といったものから生まれます。 ■これらの感情が自身の内に渦巻くさまは、 ときに、 「荒れ狂う大海に浮かぶ小舟」 に例えられるほど激しいものです。 そのとき人は、 大きくうねる波に従い、 右や左に揺れている小舟のようなもの。 もはや自らの力で舟のすすむ方向すら コントロールできなくなることもあります。 ■激しい感情という大波の中、感情を制御する ための錨(いかり)を下ろして、 この激しい波に対抗しようとしても、 なかなかに難しいもの。 人生を台なしにされてしまうことすら あるのです。 ■反対に、たとえ今、順調に船が進んでいる からといっても、油断はできません。 警戒を怠り、夜半、突然、暴風雨に襲われて 船が転覆してしまうこともあるでしょう。 このケースでは 「自惚れ」 が自身の成長を止め、周囲の人や物事への 侮りをもたらし、 転落のきっかけを作ってしまった、 ということになるでしょう。 ■過去のさまざまな人の履歴を振り返って みても、 「ときに大荒れする感情」 を最小限の変化とするために 錨を下ろす必要性を感じられるのでは ないでしょうか。 ■したがって、 人が学ばなければならない 理由の1つとして、 「海が荒れている時も、凪いでいる時も、 いずれにあっても心の重心を低く持つために」 ということがあるのではないかと 思うのです。 そうして自らを陶冶する、 その目的のために学ぶ必要がある。 このように考えることもあるのです。 ■これは 「修養としての学び」 といって良いでしょう。 正しい学びにおいては、 学べば学ぶほど、 より真摯に、誠実に、謙虚になろうと する方向に作用するはずです。 ■私たちは「学び」というと、 ついつい頭の中にたくさんの知識を 蓄積する事と捉えがちです。 もちろん、これはこれで間違い ありませんが、同時に、 学びによって得られる、 見落としてはならないものとして 「心の重心を低くする」 ことを忘れてはならないと 思います。 ■それは人生において 「攻める」 よりも、むしろ 「守る」 ことにおいて、 重要なことといえるでしょう。 ■もちろん今の私(鮒谷)自身が、 重心を低く置いている、 ということではありません。 重心はできるだけ低くしておきたい、 だからこそ、これからも学び続ける。 そんな意思表明をここで行うもので あります。 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!【今日のピークパフォーマンス方程式】 ■真の学びとは「心の重心を低くする」ことではないか。 ■感情に振り回されない心こそが、ときに人生を暴風雨から 守る大きな錨(いかり)となってくれるのではないだろうか。 ■そのためにも「修養としての学び」「陶冶のための学び」を 軽視しないようにしたいものだ。
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3015号 真の学びは「心の重心」を低くしてくれる
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