毎日20万人が読んでいるビジネスコラム 平成進化論

日本最大級・毎日20万人が読んでいるビジネスメルマガ
「平成進化論」のバックナンバーをご紹介しています。

メールマガジン「見本」はこちら

2995号 後生畏るべし


■「若い人ほどえらい」

 これは私がよく使う言葉です。


 ここでいう「えらい」とは、

 若い人には未来がある、可能性がある、
 厳密に言えば、

 「えらくなる可能性がある」

 という意味で用いています。



■論語に

 「後生(こうせい)畏るべし」

 という言葉があります。


 -----------------------------------------------

  後生畏る可し〔論語子罕〕

  後進の者は、今後どのように向上・発展するか
  わからないのでおそれるに値する。

  ※「後生(こうせい)」は、
    後から生まれてくる人、後から学ぶ人、
    後輩、後進、の意。

              (大辞林 第三版)

  (用例)

   配属された職場の先輩や上司に
   「後生おそるべし」と言わせるような
   新社会人が続出することを期待する。

 -----------------------------------------------



■私(鮒谷)は自分より年齢の下の人と
 接する時でも、

 極力上から目線で接することなく、

 丁重に、あるいは丁寧に接するように
 しているつもりです。

 (親しくなってくると、そのタガが外れて、
  傍若無人になってしまうこともありますが、、、)



■基本的に、

 「若い人ほどえらい」
 「後世畏るべし」

 という、一つの世界認識を持っているので、


 処世訓も、その世界観に紐づける形で
 編んでいるわけです。



■すなわち、

 「若い人ほどえらい」

 というのは私の世界観であり、
 だからこそ、そこから


 「目下の人にも丁重に」

 「若い人ほど丁寧に」


 という風に私の処世訓は
 導き出されてきているのです。



■だんだん人間生きていくと、

 当然のことながら後輩や目下の人たちが
 (自動的に)生まれ、そして増えてくる
 わけですけれども、

 一定年数が経ち、
 そのような人たちが自分に対して、

 (表面上)尊重してくれるようなそぶりを
 見せてくれることに自惚れ始めると、


 やがて、

 「偉そう、傲慢、上から目線」

 といった色彩を帯びてくる人が
 あるようです。



■しかしそうやって

 「偉そう、傲慢、上から目線」

 で接していた人たちの中から、

 いずれ自分に追いつき、追い越していく人など
 無数に現れてくるはずです。

 (私も何度も経験してきました。
  まさに「後生畏るべし」です 汗)



■とするならば、

 偉そうに目下の人たちに接していたら、
 その人達が「えらく」なったとき、

 「あいつとの思い出には
  ろくなものがなかった」

 ということで、

 一切、相手にされなくなる、
 ということになるのです。



■さらには

 元部下に(仕事上で)虐げられる元上司、

 という姿すら見られるように
 なったりするのです。

 恐ろしいですね。みじめですね。


 (この場合は、元上司も元部下も、
  どっちもどっち、ですが)



■そういうことにならないよう、

 私は自分を踏み台にして
 どんどん上がっていっていただきたい、

 というつもりで後輩に接している
 つもりです。



■自分が一番上でありたいという
 狭い了見を捨てて、

 そういう姿勢で接すると、
 すごく楽になります。


 さらに、正直に告白すると、


 「老後の面倒はみんなまとめて
  彼らに見てもらおう」

 そのためには

 「今から、この関係を大切にしておくと
  そのうちきっと、どういう形でかで
  返ってくるに違いない」


 という下心を持っていたりするのです。(笑)



■そのため、

 自分より年下・目下の人たちと
 ごはんを食べに行ったり、遊びに行ったり、

 時には請われれば、
 稚拙ながらもアドバイスしたり、

 人の紹介をしたり
 (長く生きていれば、
  友達も増えてくるものです)

 ということを一生懸命、
 心がけているつもりです。(笑)



■そもそも、

 会社の後輩に対して、
 少々偉そうに振る舞うくらいならまだしも、


 そういったこととは無関係の、
 一対一の関係の中で、

 あるいはビジネス上のつながりで、

 単なる生きてきた年数によって
 ぞんざいな対応をする、

 といったことは、

 武士の風上(もとい、ビジネスパーソンの風上)
 にもおけぬ所業です。



■所詮、年長者の優位性などといっても、

 年齢と、それに付随した
 わずかな経験しかないわけですから、


 それを笠に着て、

 「偉そう、傲慢、上から目線」

 といったような姿は見苦しく、
 かっこ悪いものだと私自身は思っています。



 ※私に接して下さる、年長者の皆さまもまた、
  丁重、丁寧に接して下さります。


  そういった皆さまが老後を迎えられる際には、
  絶対に恩返しするつもりでいるのですが、

  実際には、皆さん、既に今から老後の安泰が
  ほとんど約束されているような方ばかり
  なんですよね、、、


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■若い人・年下の人に対して横柄、ぞんざいな対応を取る    年長者があるようだ。   ■しかし、やがて若手に追いつき追い越され、気がつけば、    後輩から相手にされなくなっていた、となったなら、    みじめなもの。   ■ならば発想を変え、いっそのこと、    「若い人ほどえらい」    「後生畏るべし」    という認識を持ち、懐深く、広い度量で、丁寧・丁重に    年少者、下の世代に接してみてはどうか。   ■自分を踏み台にして、成長を願うくらいになれば、    気持ちは楽になるし、また、生涯、年下の友人たちから    大切にされもするのではないだろうか。

カテゴリ:



※現在、20万1602名が購読中。