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2984号 論・説を経て、学へと至る道


■先日、

 とても優秀な若手社会人と話をする
 機会があったのですが、

 そのときに話した内容をうまくまとめて
 くれたので、掲載したいとおもいます。

 (手抜きじゃありませんよ!?)


 Eさん、ありがとう!
 (勝手紹介、ごめん!!!)

 「一期一会」の気持ちで話した内容です。


 一部、私の伝えたニュアンスと異なる解釈が
 入っているところもありますが、そのまま掲載。



(ここから)
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 テーマ: 論・説を経て学へと至る道



■日常生活や、人・書物から見聞きした話から
 感動・気付きを覚えたとする

 その感動・気付きを、先駆者の言葉や自身の体験と
 紐付けてゆき、拡大させてゆく


 拡大・発散したカタマリを、類推を通して
 ある一つのパターン(摂理)として認識したら、
 それが一つの論となる。

 できればその論に、自分なりの格言、比喩を
 用いてギュッと圧縮する(広げた風呂敷を畳むように)


 感動を出発点としてミクロからマクロへ、
 そしてミクロへと収束させる一連の流れから
 "論"が生まれる

 生まれた"論"は、感動から得られた気づきに
 タグ付けされ (Indexが貼られ)て、自分の中で確たる
 ものとなり、いつでも自在に取り出せるようになる



■こうして日々の感動から自身の中に無数の"論"が
 散りばめられ、空間的広がりを見せ始めると、
 "論"同士が有機的に結合し始める

 それはあたかも"論"同士の最小公倍数でできた網が
 張られたようなものであり、より一層広く感動という
 Inputを拾えるようになる

 正(まさ)に

 「複利で"論"が積み上げられていく」

 というポジティブサイクルが、
 加速度的に稼働し始める



■このようなプロセスを経て生まれた"論"は
 抽象化された概念であり、具体的な現象を含んではいない

 しかしながら、端的な格言、比喩で圧縮された"論"は、
 その言葉を共通認識として持っていない面々には伝わらない

 その"論"を具体的事例を踏まえながら伝えるために
 エピソードと共にカプセル化したものが"説"となる



■このカプセル化により、"論"の理解を促すために
 "説"を用いる、もしくは"説"を説いた上で
 集約点としての"論"に至る、

 といった、"論"←→"説"の圧縮・解凍が
 自在に行えるようになる



■"論"が抽象概念であることは上述した通りであるが、
 抽象度には複数階層、存在する

 "論"の有機的結合は、網を張ると同時に類推による
 パターン化も促し、より上位の抽象概念へと再構成される

 また、そうして再構成された上位の抽象概念同士が
 更にパターン化され、更に上位概念へと、集約されてゆく
 (あたかも弁証法の様に)

 このプロセスを経て最終的に唯一の概念に至ったもの、
 それが"学"である

 「具体 ~ 複数階層の抽象 ~ 学」と抽象化・集約化を
 繰り返しているので、"学"に至った時点で、
 "学"を頂点とした学問体系が既に出来あがっている



■これが、論・説を経て学に至る道筋である


 <補足情報・その他>

 -"論"の定着
   学に至るには"論"が基礎となるため、
   自身の中にしっかり定着させることが大切である

   定着させるには"論"を反芻する必要があるが、
   短期間で反芻するのでは効果が薄い

   間を空けて定期的に複数回反芻する仕組みを
   作ることがポイントとなる

 - 具体、抽象を広く・深くしてゆくために
   "具体"を積むために実践している人に会いに行く
    (人物を体感)
   "抽象"を積むために学者の話を聞きに行く

 - システムの再構築
   自分の中では複数のシステムが有機的に結合している
   そのため、一つのシステムに手を入れると全体に
   影響が及び、Outputが大きく変わってくる

   我々が成長、向上を図るためには、
   常にシステムの破壊 → 再構築を行う必要がある

   再構築の直後はいったん、生産性が落ちるが、
   いずれ自身に適合させられるようになれば、
   後に飛躍的な生産性の向上を運んでくる

 - 話の流れの組み立て方

   [抽象概念 → 具体エピソード]

               ↓

     [抽象概念 → 具体エピソード]

   を繰り返して結論に至る

 - 熟した柿
   柿が青いうちにもぎ取ろうとするから失敗する
   熟し切って自然と落ち始めて初めて、それらを
   傷つけないよう収穫する

    ※青い:自分の中で肝に落ち切っていない、
     相手に伝わり共感が得られていない

 - 比較対象を意識する
   自身が所属している組織、コミュニティのレベルを
   認識する必要がある
   村レベルなのか市レベルなのか国レベルなのか、、、

   しかしながら集団の内側にいてもわからないので、
   自分の立ち位置より高い人が集まっているだろう、と
   思われる集団に積極的に飛び込んでいくことが大切である



<所見>

 - 自分が話すときだけではなく、人の話を聞く時も
   話のカタマリを意識してタグ付けをする

   そうすると後々思い起こし易いし、
   話の流れ・組立て方を把握できる


 - 物理的作業を極限までアウトソースされている
   鮒谷さんの仕事を手伝わせていただくことで、

   自分に置き換えた時にアウトソース可能な要素の
   判別精度が上がる
   ※ リソース配分に無駄が少なくなる


 - 論・説・学の仕組みは、自身の中でバラバラに持っていた
   経験を有機的に結合させることであり、全体最適を
   導くためのプロセスとなる

   この「自身の中での全体最適を見出す」という経験は、
   かけがえの無い財産となると思う


   1つは、自身の成長・変革が促されること

   付加価値の提供や、新規ビジネスの創出といった
   新たな価値創造は既存要素の組合せによることが多いように、

   自身の経験を有機的に融合させることは、
   成長・変革に大きく寄与される期待がある


   2つ目は、全体最適を達成する経験が積まれること

   人類の発展と共に進んできた職業の細分化や、
   世に起こる問題が複雑化している背景から、

   部分最適ではなく全体最適が解決法として
   求められているが、一般に全体最適を導くことは難しいと
   言われている

   そんな中で異なる要素を有機的に結合し、
   最適な融合和を導いた経験を持つことは、
   代え難い才能となる


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(ここまで)



■今日のメルマガ、
 決して、手抜きじゃないんです。(汗)



 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■具体と抽象を行き来することで、そこから得られる    一塊(ひとかたまり)を論、そして説とする。   ■論、説が無数に集まることにより、そこから概念の空間的    広がりが生まれてくる。    その小宇宙が一つのシステムとして完結したときに、    論、説は「学」へと昇華するのではないか。

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