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2983号 「無用の用」の精神がコミュニケーション能力を高める


■このところ、いつもご一緒させて頂いている
 弁護士の高井伸夫先生

 (今日の夜も、高井先生とある方との
  会食に同席させて頂きます)


 は、

 「無用の用」

 という言葉を座右の銘にされています。



■私も大いに感化、触発されて、

 「無用の用」

 という言葉を、同じく座右の銘の
 一つとさせて頂いているのですが、


 高井先生とお話ししていると、

 社会、政治、経済、法律、経営といった
 仕事を通して、直接関わりのある分野から、

 文化、芸術、文学、地理、歴史、
 医学、科学など、

 非常に多岐に渡り、あらゆる分野について
 網羅的に様々な知識を持たれています。



■といっても、

 もちろん、それら一つ一つについて、
 必ずしもご専門というわけではありません。


 人事労務分野の第一線で活躍されて
 こられた弁護士さんですから、

 そういった分野における専門性については
 いうまでもありませんが、

 そうでない分野も、もちろんたくさんあります。



■しかし、

 高井先生がいろいろな方との会食をされ、

 その過程でご縁を広げ、つなげ、深めていく、
 そのプロセスを間近で拝見させていただく中で、

 ひとつの法則のようなものが
 見えてきたのです。



■それは、


 【 たくさんの(話の)接ぎ穂を持つことで、

   分野の異なる人とのコミュニケーションを円滑にさせる 】


 ということ。


 上述のとおり、高井先生は好奇心が旺盛で、

 結果として「博覧強記」という言葉が
 ぴったりと当てはまる方ですが、


 そうすると、どんな方とお会いしても、
 おおよその「話の接ぎ穂」のようなもの、
 とっかかりは作れるし、

 まったくその分野は知りません、
 分かりません、興味がありません、

 ということはなくなっていくようです。



■自分の専門外ではあるけれども、

 お会いしている方の専門分野についても
 その方との話がある一定のところまでは合う。


 その知識の重なり合うところ(話の接ぎ穂)が
 あることによって、

 初対面の方とのコミュニケーションや、
 自分の専門外の分野で活躍されている方との
 交流などが円滑に進んでいく、

 という状況を何度も目の当たりにしたのです。



■これぞまさに「無用の用」であり、


 【 どういう知識・情報が
            どんな場面で役に立つのか 】


 について、事前に想定することは
 できません。



■想定できないからこそ、

 投下する資源に対して、
 費用対効果が悪いということで、

 「自分の専門外には触れないように」

 とか、

 「遠ざける」

 とか、はなはだしい場合、はっきりと、

 「学ばない」

 という人も、なかにはいらっしゃるよう
 です。



■しかし、

 すぐに見込める結果が想定できないからこそ、
 好奇心を持って、さまざまな知識を
 地道に積み上げていくことによって、

 蓄積された知識が、後々にコミュニケーションを
 広げるための幅広い知見として活きてくる、
 効いてくる、

 といったこともあるはずです。



■そうやって、蓄えてきたものが
 目に見える形で結果につながっていくのは、

 おそらくは、

 「10年先、20年先、30年先」

 の話のことでしょう。

 そのときになって「無用の用」に取り組もう、
 とおもっても、もはや手遅れなのです。



■以上はあくまで、

 「無用に見えるものに用を見出す」

 という姿勢を透徹した先に生まれてくる
 副産物の一つに過ぎません。


 しかしながら、

 副産物として生まれてくる豊かな実りに
 ついて看過することもまた、できないのです。



 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■「無用の用」の精神を大切にすることで、さまざまな分野の    人とのコミュニケーションを図るための、とっかかり、    話の接ぎ穂を、増やしていくことができる。   ■いつ役に立つのか、分からないような知識を求めていくのは、    一見、費用対効果として考えると見合わないようにも    思える。   ■しかし、そういった蓄積は時間の経過と共に、後々、    じわりじわりと効いてくる。一朝一夕には身につかないこと    ほど、大きな価値を生んでくれるものである。

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