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2927号 山岡荘八『徳川家康』からの学び


■今日は、私が感銘を受けた言葉のご紹介。


 出典は、小説ですが、


 【 今日のお勧め本  徳川家康 (山岡荘八歴史文庫) 】

                                 山岡荘八 (著)  講談社


 この本から。


 昔の大ベストセラーなので、お読みになった
 ことのある方も多いと思います。



■全26巻の大部なものですが、
 筆者の山岡荘八さんはこの第1巻に、

 織田信長の父、織田信秀に次のように
 語らせています。


 いわく、


  「他人にわからぬ兵法は
  他人と違った学問によらねば生まれては来ぬ。

  他人と同じ学問をしていたのでは、
  すぐに内懐(うちぶところ)をみすかされるわ」


 この言葉に雷に打たれたような衝撃を
 受けました。



■私は過去、このメルマガにおいて、

 たくさんの人の、様々な言葉や事例を
 通して、

 「『無用の用』の有用性」

 を主張してきたつもりです。



■成果至上主義の時代にあって、
 さらに、圧倒的な量の情報が押し寄せる。


 その極度のプレッシャーの中で、

 「敗北の恐怖、落伍の不安」

 に慄(おのの)きながら、みな、
 求められる結果を残そうと必死です。


 睡眠時間を削り、一日の可処分時間の
 ほとんどを仕事に充て、

 それでもなお、時間的にも金銭的にも
 ゆとりが持てず、どんどん疲弊していく、、、



■いったん、この状態に陥れば、


 ▼視野が狭くなり


 ▼多くの人が(その時々のブームに乗って)、
  みな同じことに取り組むようになり


 ▼結果としてビジネスパーソンとして
  「金太郎飴」化し


 ▼当然のこととして、差別化が図れなくなり


 ▼労働市場における市場価値も下がり


 ▼「どれだけ働けども、我が暮らし、楽にならず」
  といった状態となり


 ▼焦りが焦りを生むようになり


 ▼常に追われているような感覚を持ち
  (ゆとりが一切なくなり)

                (ここで一回り)


 (新たなサイクルがここから始まる)


 ▼さらに視野が狭くなり


 ▼多くの人が(その時々のブームに乗って)、
  みな同じことに取り組むようになり


 ▼結果としてビジネスパーソンとして
  「金太郎飴」化し


 ▼当然のこととして、差別化が図れなくなり


 ▼労働市場における市場価値が下がり


 ▼「どれだけ働けども、我が暮らし、楽にならず」
  といった状態となり


 ▼焦りが焦りを生むようになり


 ▼常に追われているような感覚を持ち
  (ゆとりが一切なくなり)


              (ここでもう一回り)


 (新たなサイクルがここから始まる)


 ▼さらに視野が狭くなり


 ▼多くの人が(その時々のブームに乗って)、
  みな同じことに取り組むようになり


 (以下、行き着くところ?まで、
  エンドレスのサイクル、、、)




■これが、

 最初にボタンを掛け違えてしまい、


 「効率的、合理的でないことは
  一切やらない、学ばない」

 「役に立たないからやらない」

 「最短距離じゃない道を忌避する」


 といった信条を持って、仕事に取り組んだ人の
 行く末ではないか、

 と私は、ずっと思ってきました。



■そして、実際に、

 ある時から、私自身、その考えに従って
 行動するようになりました。


 すなわち、


 ▼ブームからは一定の距離を置き

 ▼できるだけ視野を広く持ち

 ▼目先のことに囚われないように
  (長期的視点を持って)


 時間やお金を投下してきたつもりです。


 (来月からは俳句を習います。

  効率化だけを求めるのであれば、
  俳句を習うとか、非効率の極みですが)



■しかし、そういう姿勢が結果として、
 いつか、いろいろな形で自分に返ってくる、

 そんな風に固く信じて、やってきました。


 そしてまた実際に、そのように投下してきた
 様々な資源が、数年、あるいは十数年といった
 歳月を経て、

 現実に、今、大きなリターンをもたらして
 くれていることは間違いないのです。



■で、そのカラクリ(?)をうまく言葉に
 載せたいと思い続けてきたのですが、

 なかなか適当な言葉が紡ぎ出せなかった
 ところ、冒頭にご紹介した文にぶち当たりました。


 ふつうの読者は、きっと軽く読み流して
 記憶にも留まらないところだとおもいます。

 しかし、上記のようなことにアンテナを
 立て続けてきた私には

 「びびび!!!」

 と反応したのです。



■人生を長い時間軸で捉え、


 「過度の効率化、合理化など糞食らえ!」

 「俺は効率化ロボットじゃない」

 「私は合理化奴隷じゃない」

 「自分の人生は、自分が思う通りに生きていく!」


 と考え、実際に自分自身の思うがままに
 生きてきた私です。


 それでもなんとかご飯を食べさせてもらい、

 継続して、やりたいことをやり続けることが
 できた理由は、ここにあったのでは、

 と気付いたわけです。



■ということで、重ねてご紹介します。


  「他人にわからぬ兵法は
  他人と違った学問によらねば生まれては来ぬ。

  他人と同じ学問をしていたのでは、
  すぐに内懐(うちぶところ)をみすかされるわ」


 いいことばです。素晴らしいです。



■他人と同じ事を学んでも、
 他人と同じ成果しか出せない。

 他人と違うことを学ぶことによって、
 他人と違う成果を出すことができる。


 このことを格好よくいったら、
 こういう言葉になるのかな、

 と感銘を受けた次第なのです。



 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■山岡荘八氏は『徳川家康』の中で、信長の父、信秀に    「他人にわからぬ兵法は     他人と違った学問によらねば生まれては来ぬ。     他人と同じ学問をしていたのでは、     すぐに内懐(うちぶところ)をみすかされるわ」    と語らせている。   ■人と同じ事を学んでいるだけでは、同じ事を学んでいる者    から、手の内一切を見透かされるものだ。   ■兵法も商売もキャリア形成も「他人と違った学問」をする    ことから活路を見出すことができるのではないか。   ■まさに「無用の用」である。

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