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2915号 当たり前・ありのまま、にこそ価値がある


■唐突ですが、いつかブータンを訪れたいと
 思っています。


 数年前に、友人から、

 慶応義塾大学在学中に
 角川短歌賞を受賞、


 以降、

 「地球版・奥の細道」づくりをめざし、
 世界を旅しながら、ルポルタージュ、紀行文、絵本を
 執筆され、

 現在、国連親善大使を務められている
 田中章義さんも紹介してもらい、

 食事をご一緒する機会がありました。



■彼の地を訪れたことのある田中さんが

 「ブータンの空は、
  かつて見た、どんな空の色とも違う」

 と言われていたのが強く印象に残っていて、
 いつか訪ねてみたいと思っている国なのです。



■こんなことを思い出したのは、

 最新の日経ビジネスを読んでいたら
 ブータンのことが出ていたから。


 「ブータン公務員だより」と題して、

 御手洗 瑞子(みたらい たまこ)氏

 ※ブータン政府GNH委員会・元首相フェロー
  東京生まれ。マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、
  2010年9月から1年間、ブータン政府で
  首相フェローを務めた。

  主な担当はブータンの観光振興策。


 が下記のように述べられていました。



 (ここから)
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 現在、ブータンを訪れる外国人観光客数は
 約4万人です。

 政府はこれを約10万人に引き上げようとしています。
 ここで課題になるのが、季節による観光客数の変動です。


 大きなお祭りのある3月と10月に集中しがちだったのを
 平準化しようとしています。

 例えば、欧州からの観光客は
 「手つかずの自然」に興味を持っている人が多い。

 「ヒマラヤの自然の中をトレッキングしたい」
 「自然を肌で感じたい」

 といった意見が目立ちます。


 また日本人の多くは、

 「なぜブータンの人は幸せなのか」
 「どんな暮らしをしているのか」

 などに興味を持っています。


 欧州からの旅行者に対しては、
 トレッキングなどを楽しめるパッケージの提案が
 効果的かもしれません。

 日本からの旅行者には、よりブータンの文化や
 日常生活に触れられるツアーが喜ばれるのでは
 ないでしょうか。

 これは季節を問わないはずです。


 これまでブータンの人たちは、
 こうした自分たちの「ありのままの姿」に
 価値があることに気がつかなかったようです。

 ヒマラヤの山々もブータンの人にとっては日常です。

 しかし、その「当たり前」の中にある価値に
 気づくことは、この国の観光業にとっては、
 とても重要なことであると思います。


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 (ここまで)



■この文章を含めた、前後の文章を読み、
 やっぱりいつか、ブータンに行ってみたい、

 との想いを新たにいたしました。


 と同時に

 (職業柄?)こんなことも思ったのです。


 すなわち、


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 これまでブータンの人たちは、
 こうした自分たちの「ありのままの姿」に
 価値があることに気がつかなかったようです。

 ヒマラヤの山々もブータンの人にとっては日常です。

 しかし、その「当たり前」の中にある価値に
 気づくことは、この国の観光業にとっては、
 とても重要なことであると思います。

 ------------------------------------------------


 実はこの言葉は、

 ブータンという「国」だけではなく、
 そのまんま、

 多くの「人」にも当てはまるのではないか、

 ということ。



■どういうことかというと、

 「当たり前過ぎて、自分自身では
  その価値になかなか気付けない」

 のは、たとえば


 「各人の経験、能力、スキル、知識、ノウハウ」

 といったものについても
 同じく当てはまるのではないか、

 ということなのです。



■みな、自分の経験や能力を当たり前のもの、
 として過小評価し

 (あるいは価値の評価すらせず)

 「価値があることに気がつかない」

 ことも往々にしてあるのではないか、

 そんなことを思ったのです。



■これを書かれた御手洗瑞子さんが、

 そんな趣旨で文章をこの文章を書かれたわけでは
 ないことについては、百も千も承知しております。


 しかし、


 【 どうしたら「所を得た仕事」を行いながら

        豊かな人生を過ごせるのだろうか 】


 の研究がライフワークとなっている私には
 どうしても見過ごせなかった文章であり、


 つい、上記のような類推を働かせてしまい、

 無理・無茶を承知の上で、
 この文脈の中で引用させていただきました。

 (御手洗さん、お赦し下さい、、、)



 今日も人生とビジネスを楽しみましょう!


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■ブータンの観光業活性化のヒントは、ブータンの人も    気づかない「ありのまま」「当たり前」の姿の中にある。   ■これは「国」だけの話ではなく、「人」においても同じなの    ではないか。    すなわち、当人が気づいてもいないような「ありのまま」    「当たり前」の経験、能力、スキル、知識、ノウハウの中に、    自らの価値を再評価するための何ものかを見つけられる    可能性があるのである。

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