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2866号 日本人は「協会」に信頼を寄せる


■日経新聞の「文化」欄を私は愛読しています。


 以前、この欄において、

 「君も協会をつくろう」

 という興味深い記事を目にしました。


 協会を設立すること60以上(!)という、

 放送作家・加瀬清志さんの記事(2010年5月11日)です。



■加瀬さんは、

 日本記念日協会、
 日本ポニーテール協会、
 日本プロポーズ協会

 などなどを設立されていますが、
 その理由をこう語ります。


 「社団法人などにこだわらなければ
  発足自体は簡単だから。

  同好の士を集めれば良い。

  しかも日本人は協会というものに信頼を寄せるので、
  個人より発信力が強くなる。」


■さらに、こう続けられています。


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 威力に気付いたのは1980年代後半、
 私が30代のころだ。

 放送作家として東京で活動し、
 ネタに困ることもあった。

 テレビやラジオの情報番組の構成をしていたが、
 話題が無い日もある。
 それでも企画は出さなければならない。


 そこで記念日に目を付けた。
 毎日あるうえに毎年巡ってくる。

 「今日は時の記念日です」。

 背景を深掘りした番組は好評だった。

 「使える」。

 私は全部を網羅しようと、
 国立国会図書館や企業の資料室など約150カ所を巡り
 猛勉強を続けた。


 「加瀬さんは記念日に詳しい」。

 そのうち地方のテレビ局からも問い合わせが相次ぐ
 ようになった。

 勢いに乗り、91年に翻訳家と日本記念日協会を設立。

 都心に置いた事務所には、雑誌の記者から経済評論家まで
 実に様々な人が押し寄せてきた。


 (中略)


 女性の髪形のポニーテールが日本人に愛される理由を探る
 日本ポニーテール協会も、
 漫画家との雑談が設立のきっかけだった。

 「日本の男性は妹的な女性が好きだ」。

 では妹的なものとは?

 漫画家と論議を重ね、
 スマイル、スピーチ(会話)、スポーツマインドという
  "3S" の注目点が浮上。

 「妹」の象徴がポニーテールだという結論に達した。


 日本記念日協会と連携させ、この髪形を連想させる
 7月7日を "ポニーテールの日" に制定した。

 「七夕の日、女性はポニーテールにしましょう」。

 私が担当するFM長野の放送で呼びかけて、
 普及を促した。


 効果的なプロポーズの文句を調べる
 日本プロポーズ協会。

 これを契機に、配偶者不足に悩む農村から
 講演に呼ばれるようになった。


 様々な日本一の記録を網羅する
 日本一協会を10年以上続けたところ、

 まちづくりのアドバイザーとして
 活動の場が広がっていった。


 これらの成功例は、ニッチな協会を世の中が
 必要としている一つの証しだと思う。


                      (引用ここまで)
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■いわゆる「旗を立てる」ことの大切さが
 伝わってきます。


 「私たちはこんなことをやっていますよ」

 「この分野のことなら詳しいですよ」

 と対外的に示せば、
 何かが動き出すことがよく分かります。



■本気で取り組んでいることが伝わるし、

 そうすれば、立てた旗をめがけて
 情報が集まってくるようになる。

 自ずと、新たな展開が起き始めます。


 例えば、

 プロポーズ協会をつくったら
 配偶者不足に悩む農村から講演の依頼が
 舞い込んだとか、

 日本一協会をつくったら
 まちづくりアドバイザーになった、

 など、その端的な例ではないでしょうか。



■必ずしも協会をつくらなければいけない
 のではなく、

 重要なのは

 【 旗を立てる 】

 ことではないかと思われます。


 明日に続けます。


 今日も人生とビジネスを楽しみましょう。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■放送作家・加瀬清志氏は20年間で60以上の協会をつくった    という。    その理由は、    「社団法人などにこだわらなければ発足自体は簡単だから」    「しかも日本人は協会というものに信頼を寄せるので、     個人より発信力が強くなる」とのこと。   ■実際、日本プロポーズ協会をつくったところ配偶者不足に    悩む農村から講演に呼ばれ、    日本一協会を設立したら、まちづくりアドバイザーとして    活動の場が広がっていったそうだ。   ■旗を立てれば、人と情報がそこに集中してくる。    自ずと、新しい展開は起きてくるらしい。

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