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2852号 手を打てば はいと答える 鳥逃げる 鯉は集まる 猿沢の池


■「コミュニケーション」の世界は
 本当に奥深い。


 人それぞれ、

 生きている世界、見えている世界が
 異なることを前提として、

 それでもなお、お互いの意思疎通を
 図ろうとする営みがコミュニケーションです。



■したがって、

 特に、自分と完全に異なる世界観を
 持つ人との意思の疎通には、

 「針の穴を通すような」

 慎重さを要求されることがあるのも
 また、むべなるかな、であります。



■共通認識、共通言語がある人同士なら
 まだいいのですが、

 相互にまったく異なる世界に生き、
 異なる風景を見てきた人同士が関わるとき、

 ときに大きな行き違いが生じることが
 あるのは、皆さんも経験がおありだと思います。



■もちろん、私にもあります。

 そしておそらくは、間違いなく、
 人並み以上にそんな経験を繰り返して
 きました。

 (きっと、これからも、、、汗)


 これは私だけのことではなく、

 不特定多数に向けた、相応の規模の
 メディアを自ら運営し始めると、

 かならずこの問題に直面することでしょう。



■たとえば、メルマガを配信していて
 よくあるところでは、誤字脱字の問題。


 「誤字脱字、仕方ないよね」

 という人もあれば、

 「どうしても気になる」

 さらには、

 「謝罪せよ」

 という方までいろいろです。



■また、

 言葉遣い、引用の方法について、
 事実の誤認、

 その他さまざまな点で、
 これは問題あるのでは、

 と思われたことについても、
 同様です。


 「そういうこともあるよね」

 から、

 「以後、留意ください」

 「謝罪せよ」

 までさまざまです。



■このあたりはまだいいのですが、

 特に個人の信条、価値観、感性に
 直撃するテーマについては、

 強い感情のこもった感想やご意見を
 いただくこともあります。


 それらを含め、日々頂く無数の反応、
 それ自体が不謹慎(?)かもしれませんが、

 「コミュニケーション」

 に深い関心を持つ私にとっては、
 とても興味深いことに思われるのです。



■過去8年にわたり、

 人一倍、どころか人十倍も、百倍も、
 こういった経験を重ねると、

 「つくづく、コミュニケーションって
  難しいなあ、でも楽しいなあ、面白いなあ」

 と思うのです。

 世の中には本当にいろんな方が
 いらっしゃることが分かるから。



■まったく同じ内容をお送りしているのに、

 大絶賛から共感、そして反感、
 さらには、誹謗中傷までさまざまです。


 しかも「匿名でのメッセージ送信も可能」と
 いうネットの特性が、

 より、本音ベースでの様々なことを浮き彫りに
 してくれます。



■それにしても、
 個人発行のメルマガですら、

 このようなコミュニケーション上の
 経験をたくさんさせてもらえますから、


 正直なところ、

 全国紙の一面コラム(天声人語)とか
 凄いことになってるんだろうなあ、

 と想像するだに恐ろしい(笑)



■ということで、

 不特定多数への情報発信とは
 まさに、


 「手を打てば はいと答える 鳥逃げる

             鯉は集まる 猿沢の池」

 であります。



■これは、

 奈良にある猿沢の池のほとりで
 手を打てば、

 茶店の人ははいと答え、鳥は逃げ、
 鯉はエサをもらえるものだと思って集まる。


 すなわち、住んでいる境涯によって、
 受け取り方はまったく変わる、の意ですが、

 同じように、受け手は一人ひとり、
 異なる世界に住んでいるのがですから、

 茶店の人と、鳥と、鯉の違いのように、
 受け取り方もまったく異なってくるのです。



■このように考えると、

 コミュニケーションとは、
 やっぱり容易でなく、奥深く、繊細で、
 一様ならざるもの。


 だからこそ、

 1対1であれ、1対他であれ、
 自分以外の人との意思の疎通を行おうと
 する限り、

 本当にこちらの思い通りに伝わって
 いるのかどうか、

 真摯に顧みることが必要、
 と考えているのです。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■コミュニケーションとは、奥深く、繊細で、一様でなく、    容易ならざるもの。   ■一人ひとり、住んでいる世界がまったく異なるわけだから、    当然のことである。    「手を打てば はいと答える 鳥逃げる               鯉は集まる 猿沢の池」   ■このことを理解できたとき、自分の伝達能力についての    謙虚さを持つと共に、疑念を抱くようになる。   ■そしてこの疑念は健全な疑念であるように思われる。    この疑いが、自分の意図が真に相手に伝わっているか    どうかの反省となり、振り返りの機会となるからである。

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