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2811号 術は代替可能、道は逓増


■ここしばらくの間、
 いろいろなテーマで書いてきて、

 流れ流れて、

 「術から道へ」

 という話になりました。

 今日で一旦、シリーズ完結です。



■これまでのメルマガで、

 「私(鮒谷)は道を志向する」

 なーんて、
 格好いいことを書いてきたわけですが、

 これは私自身の美学(?)に基づき、
 そのように考えるようになったのと同時に、


 もう一つ、
 「道を志向する」ようになった、

 現実的なお話もしておかなければ、
 フェアではありません。



■実際のところ、


 「術は疲れる、
  道は疲れない(さらには、高まる)」


 と、ある時、悟ったから、

 「道を歩もう」

 とも考えているのです。


 だから、
 実利的、功利的な側面から考えても、


 「術より道」

 で生きていくほうがいいなと
 思われるのです。



■ビジネスにおいて、

 長期繁栄を目指すビジネスパーソンは、

 術(=ノウハウやテクニック)のみを
 追うのではなく、

 道(=哲学や信条、信念)を求める姿勢も
 必要であると思っています。



■なぜなら、上述のとおり、

 「術」は日々、移ろい変わっていく
 ものであり、

 (それだけを追求すると、
  日々慌ただしい、空中戦を強いられます

  ⇒疲れます)


 反対に、

 「道」は継続性と一貫性が重視されるもの

 (緩やかに進化し、信頼が逓増していきます)


 という認識でいるから。



■まったく別な観点から捉えてみると、


 「術」はアウトソーシングできるもの、

 「道」はアウトソーシングできないもの、


 とも言えるかもしれません。

 逆にいうと、

 「術」のみを志向していると、
 アウトソーシングされる、

 「道」を求める人は、
 アウトソーシングの波から逃れられる。



■「術」のみを追いかけていると、

 常に同等のスキルや能力を持っている
 人物や会社に代替される可能性があるため、

 心休まる暇がありません。



■しかし、

 (「術」が一定レベルに達していることを
   前提として)

 さらに「道」を求め、「在り方」に意識が
 向いたとき、

 自分自身との対話がすべてとなり、
 そこに他者が介在する余地がなくなります。



■自分の中でも、他者からみても、
 比較する対象が消えていくのです。


 哲学、理念、姿勢といったものは、

 定量化できないものであり、
 模倣しきれないものであるから、

 「道」において突き抜けたとき、
 他者との置き換え、代替が不可能になるのです。


 この環境や境地が、心の平穏、平安を
 もたらしてくれるのです。



■私が事例研究してきた無数の人物の中に、
 そういう事例はたくさんあり、

 他者を意識せず、
 自分の道に没入、没頭しているため、

 心身ともに健康的で、平和的で、
 結果として経済的に恵まれている人も多いです。



■そんなことから、
 「道」を求めることは、

 自分に豊かさをもたらしてくれる複数なものを、
 並立、鼎立、あるいはすべてを含んで共存させる
 ことが可能となる、

 唯一の「道」となるのではないかと思われる
 ようになったのです。



■ここから、

 目先のお金稼ぎやキャリア形成においては、
 おそらくは全く直結せず、役にも立たない、

 たとえば、

 「古典」

 を学びたい、あるいは、

 「広く

  (経営やビジネスといった世界を
   離れたところで活躍している)

  人物について学びたい」

 という欲求が消えないどころか、
 日に日に大きくなっていきました。



■つまるところ、

 「術より道」

 で生きていき、経営もしていきたい、

 という

 「自らの在り方」

 に対する思いのようなものが
 内側から、湧き上がってきたのです。



■今はその過渡期というのか、
 産みの苦しみというのか、
 脱皮の過程というのか、

 そんな時期であり、これらのことを
 完全に言語化することはできません。

 しかしなんとなくニュアンスだけでも
 感じ取って頂ければ嬉しいなと。



■そして、

 私(鮒谷)自身の備忘、
 ならびに思考の橋頭堡

 (思考の橋頭堡)


 を築いておく上でも、
 本日、ここに記載しておきます。



■試行錯誤しつつ、

 この思考を超えたところに、
 さらに心身ともに安定的、健康的な世界に
 到達できるだろうと。


 そして、そのプロセスを開示し続けることで、
 脱皮の速度を早めよう、とも考えているのです。

 その格闘の軌跡が、読まれる方にとって
 何がしかの示唆となれば、

 と思っていることも、いうまでもありません。



■私も含め、どんな人でも
 はじめは「術」一辺倒のところから入るのは
 仕方がないことでしょう。


 そこから徐々に、たとえば自分の
 哲学や美学を進化、あるいは深化させ、

 社会やステークホルダーとの関わり方を
 考えたり、

 という風に自らの内面に意識が
 向いていくこととなります。



■そこを乗り越えたところに
 新しい世界が拓けてくるのでは、

 ということをこの何回かのメルマガで
 お伝えしたかったのです。

 そして以降のメルマガも
 そのプロセスの実況中継と思って頂ければ
 よいかと思います。



■私も長らく、「術」一辺倒であった時代を
 経験してきましたが、

 いい加減、ビジネスの世界に入って
 それなりに時間も経過しているので、

 そろそろ、

 「名実ともに」

 という世界を志向いたします。



■ただし、なんども言いますが、

 「今、その世界にいる」

 のではなく、

 「その世界に到達することを目指している」

 ということですから、念のため。



■当面は、あっちへ行ったり、
 こっちをウロウロの

 試行錯誤の連続であっても、
 そのプロセスも含め、見守って頂ければ
 有り難い、と思っています。



■ただ、

 北極星なのか
 チョモランマの頂上なのか、

 何でもいいのですが、

 目指す方向、頂は、

 「術と道が融合された世界」

 に求めたい、

 ということなのです。


 ちょっと抽象的な話が続きましたが、
 以上、決意表明ならびに宣言いたします。



■それにしても、
 日本人は「道」が好きですね。

 たくさん頂いたご感想からも
 よく分かりました(笑)

 どんなことでも「道」にまで昇華させて
 しまうのが日本人ですしね。(笑)



■ここまでお読みくださった皆さまは
 既にお分かりのとおり、

 ご多分に漏れず、
 私(鮒谷)もなのですが。


 でも、そこが日本人のいいところだ
 とも思われます。

 明日から平常通りのメルマガに戻して
 発信していきます。


 今日も人生とビジネスを楽しみましょう。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■「術」は日々、移ろい変わっていく。戦う世界。疲れる世界。    「道」は継続と一貫性の上に築かれるもの。逓増する。   ■心身両面において、「術」の追求は疲弊をもたらし、    「道」を追うことは安心と安定をもたらしてくれる。   ■たくさんの人物研究を通して、術から入って道へ至った人の    存在を見てきた。    それらの人たちを一つのロールモデル(規範)としながら、    「術と道の融合」「名実ともに」の世界を目指したい。

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