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2720号 陰褒めと伊東俊太郎先生と


■先週、ある友人と話をしているときに

 「陰褒め(かげぼめ)」

 という言葉が出てきました。


 初めて聞いた言葉だったので、どういう意味?と
 聞いたら、


 ▼本人のいないところで悪口をいう「陰口」の反対

 すなわち、

 ▼本人のいないところで、ある人を褒めること


 それを「陰褒め」というらしいです。(造語?)


■私はなるほどなぁ、と思い、
 早速、手帳にメモメモ。


 人間が出来ていない私は、意識していても、つい、
 他者のマイナス面を捉え、批評してしまったりする
 ことがあります。(情けない)


 これからは、
 そんなことをしでかしそうになったときに

 「陰褒め、陰褒め、陰褒め」

 と3回唱えることに決めました。


 これからは決して人の悪口をいいません!
 そして「陰褒め」を実践します!(宣言!)


■ここまで書いて思い出したのが、
 一昨年、大学に通っていたときにお話を伺った、

 比較文明学者で、
 東京大学名誉教授の伊東俊太郎先生


 【 今日のお勧め本 比較文明 (UP選書 (243))  東京大学出版会 】


 【 今日のお勧め本 十二世紀ルネサンス (講談社学術文庫) 】


 のこと。


■伊東俊太郎先生は、当年とって82歳。

 我々、何回りも下の世代の受講生に「上から目線」で
 振舞われても、まったくおかしくないご年齢で
 いらっしゃいます。


 その伊藤先生がご出講下さり、

 少人数の講座でしたので、質問も自由に行える、
 ということで受講生がいろいろ質問致しました。

 (おそらくは先生からすると、
  とても稚拙なものもあったと思われます)


■しかし、受講生からのどんな質問に対しても、
 ニコニコの笑顔を崩されず、


 「なるほど、そういう考えもあるんですね。
  私も勉強になりました」

 「うんうん、その考えも素晴らしいですね」


 と決して人を否定されない。全肯定。


■講義の内容もさることながら、伊東俊太郎先生の
 ご人徳というのか、雰囲気というのか、

 受講生は皆、そこに感銘受けたのです。
 (もちろん、私も)


 常に他者を絶対肯定する、
 その姿には自信と落ち着きと気品が感じられます。


■そして伊東先生を見て、

 「人をけなしたり、見下したり、バカにしたり、貶めたり、
  悪口を言ったり、そういったことは金輪際やめよう」

 と思ったのです。


 年を重ねるにつれ、「偏固・偏屈・偏狭」の世界に
 陥るような人にはなりたくないし、

 その逆に、伊東先生のような「いい人オーラ」を全身から
 放つ人になりたいと心底、思ったのです。


■それから2年近く経ちましたが、

 相も変わらず、その決意が完全に実践出来て
 いるとは言いがたいのが情けないところ。


 それでも、それ以前と比べると
 人を貶めそうな発言が出そうになったとき、
 喉元で、

 「グッと堪(こら)える」

 ことが多少なりともできるようになったのでは
 ないか、と思えないこともありません。


■もともと小学生時代より、

 最強に口の悪い関西人でしたので、
 なかなか完全なる実践は今でも難しいものが
 ありますが(汗)、

 少なくとも自分の中ではそんな成長実感が
 あったりもするのは伊東先生のおかげです。


■閑話休題。


 某新聞誌上に、某コラムがあります。

 その某コラムを執筆されている某さん

 (某、ばっかりでスミマセン)
 の文章、


 世の中や、出会った人やテレビ等に登場する人を
 完膚なきまでに叩きのめし、切って捨て、
 それで自分が気持ちよくなっている、

 という匂いがプンプンしていて、
 読んでいるこちらの方が不快になってきます。

 (それなら読まなきゃいいのですが、、)


■文章自体から人を不快にさせる強烈なオーラが
 放たれているのです。(伊東先生と真逆)

 毎度、こんな文章を書くことができるのは
 特殊能力ではなかろうか、とすら思われます。

 毎回、文章を読んでみては、
 本当にいやーな気持ちにさせられるのです。

 (ほんとに読まなきゃいいのですが、、)


■そういう文章に接してみて、

 少なくとも私は、こういう風な文章は間違っても
 書かないようにしようと改めて決意いたします。

 「人の振り見て我が振り直せ」

 「もって他山の石とせよ」

 であります。


■と、ここまで書いて気が付きました。

 「あー、これって他人の悪口じゃないか、、、」


 まだまだ人格未熟であることが知らされる
 今日この頃。はぁ。

 「人格者」への道は、はるけき彼方。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■「陰口」ではなく「陰褒め」の実践を。   ■常に他者を絶対肯定できる、自信と落ち着きと気品のある、    そんな年齢の重ね方をしたいもの。

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