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2713号 設計よりも進化の思想


■ビジネスを行う上において

 「効率化」

 を追求することは非常に大切なことです。

 徹底的に効率化、合理化を追求しなければ
 ならないし、そうしないと成果も出ない。


■しかしながら、「効率化」という言葉を
 意識し、囚われ過ぎるがゆえに、

 「非効率に思われる行動は
  一切、自分の活動から排除しよう」

 という極端な行動に走られる方
 (特に頭でっかち系、若手ビジネスパーソン)

 を見かけることも多くなりました。


■とりわけ、初めて取り組むことについては、

 どれだけ効率化を求めたところで、
 必ず非効率な部分が発生するもの。


 その非効率な部分について、実際に体を動かして
 改善、修正、微調整をかけ続けることによって、

 初めて徐々に効率化が進められる、
 ということもあるのです。


■もちろん、やたらめったら、がむしゃらに、

 ただ目の前のことに取り組めば良い、
 動けばさえすればよい、

 というつもりはありません。
 それは単なる知的怠慢です。


■しかし同時に、

 何かに取りかかるに際して、
 初めから非効率的なことは一切、自分の活動から
 除却して、徹底的に効率化を図ろうとするあまり、

 (=ムダな行動してしまうことを恐れるがあまり)

 かえって固まってしまって、
 行動が取れない、ということが往々にして
 あるのです。


■そんなことに陥るくらいであれば、
 かえって知的怠惰、怠慢であってでも、

 何も考えず、猪突猛進して痛い目にあって、
 そこからやっぱり勉強は大切なんだ、

 と学ぶという(やや遠回りかもしれませんが)
 そういう道を取るほうが、まだましです。


■100%、完璧な設計を行い、

 その設計図通り、きれいに物事が進まないような
 計画でなければ動かない、

 という「設計の思想」ではなく、

 まずはおおよその大きな設計図を描いたら、
 あとは行動していくことで進化していく、

 という「進化の思想」で物事は推し進めて
 いきたいもの。


■「知的水準の高さ?」を自認し、
 「勉強している」ことを鼻にかけ、

 それがゆえにかえって、
 自らが地面に這いつくばり、泥をかぶって行動する
 ことを、忌避するばかりか、

 そう動いている人を小馬鹿にしさえする、
 という心的態度は、


 いずれ人生においてボディーブローのように
 効いてきて、

 数年後、十数年後、あるいは数十年後、

 「小利口で踏ん張りの効かない、
  ただ口先が動くだけの人」

 に成り果ててしまいかねない。

 そう私は考えているのです。


■こういうことを最近、強く感じさせられる
 機会が多い

 (=そのような20代前半~中盤くらいの
   若手ビジネスパーソンと出会うことが多い)

 ので、彼ら彼女らに警鐘を鳴らすと共に、

 同時に、そういう落とし穴に陥りがちな
 自らをも戒めたいと思います。


■ここまで書いて、もう一つ気付いたことですが、

 営業的、あるいはマーケティング的、
 ブランディング的に、

 「高飛車に」自らの要望を徹底的に伝達する、

 ということは教科書的には間違いではない
 (そのほうがビジネスはうまくいくケースは多い)

 と思います。


■しかし同時に、そのために「見えない何か」を
 失っているケース

 (それは信頼関係の醸成にマイナスであったり、
  相手の不興を買ったり、

  という、目に見えないものであることが大半で
  当の本人は気づいていない)

 も多々あるわけで、


 そういうことを理解した上で、
 自らが行動しているのか、否か、

 ということを時に振り返ってみることも
 必要ではないかしらん、などと思っても
 みるのです。


■事例は異なりますが、これなども

 「根っこは同じ」
 (=結論は正しいけれども、誤った解釈をしている)

 そんな匂いを感じます。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■「効率化」の言葉に囚われるが余り、「非効率を恐れて    動けない」という陥穽(かんせい)に陥ってはならない。   ■「効率化」は大事ではあるが、効率化を求めるがゆえに、    行動が阻害されてしまう、ということがあってはならない。   ■効率化を求めるために、あえて非効率を恐れず、    行動しなければならない時期もある。

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