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2659号 30~50代に中国古典が効く理由


■少し前の話になりますが、

 日経ビジネス誌、2010年8月23日号の
 「有訓無訓」というコーナーに、

 中国文学者・守屋洋さんのインタビュー記事が
 掲載されていました。


■タイトルは

 「中国古典を下地に
  たくましさを身につけよ」

 というもの。


 ご存じの方も多いと思いますが、
 守屋洋さんは、

 中国古典の翻訳をされ、
 著書も多数執筆されている方。


■私も5~6年ほど前から、そろそろ古典を学ぶ必要が
 あるのではないかと思い、

 時間の余裕があるときに、
 少しずつ紐解いているところですが、

 いつも書いている通り、何かを学ぶときには
 指南役とでもいうべき人が必要です。

 そこで守屋さんの本を何冊か
 読んでいたのです。


■そんな折、

 あるセミナー会社さんから守屋洋さんの
 たしか

 「孫子を学ぶ」

 といった内容のセミナー案内を頂きました。


 ぜひ参加したく思い、連絡を入れたところ、

 「参加者の平均年齢は70歳くらい(?)で、

  会の最中に参加者の方の『詩吟』の披露などが
  あったりすることもあるので念のため、お伝えして
  おきます。

  それでも参加されるでしょうか?」

 とのこと。


 「いい意味で居心地の悪い場所を求めよ」

 と言ったり書いたりしている私も、
 その時は、さすがにひるんでしまい、
 断念してしまったのですが、、、


■話が少々それたので、本題に戻しますが、

 その守屋さんが記事中で、
 こういわれておりました。


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 中国古典は、日本人の教養の根幹でした。

 江戸時代の後半から末期にかけて、
 藩校や私塾で人材養成が行われましたが、

 そこで教えたのは1つの例外もなく中国古典でした。


 (中略)


 今、日本の政治や企業の第一線で苦労している
 30代から50代の皆さんに、
 中国古典を読んでみてくださいと言いたい。

 必ず参考になることがあります。


 薦めているのは以下の3冊です。


 まずはやはり『論語』です。一番基本的な古典です。

 『論語』からは信頼される社会人、
 説得力のあるリーダーには何が必要かを
 学ぶことができます。


 もう1つは『孫子』ですね。

 戦の駆け引き、戦略、戦術のエッセンスをまとめた本です。

 日本人は戦略、戦術という言葉が非常に好きなんですが、
 いざ使うとなると世界で一番下手だと言われます。

 たぶんまじめなんでしょう。

 でも、リーダーは駆け引きの基本を知っておくべきです。


 駆け引きには2つあります。

 1つは、仕事を成し遂げるための駆け引きです。
 これはきちんと心得ておかなければいけません。


 もう1つは人をだましたり、陥れたりするための
 駆け引きです。
 これは使うと一遍に信用をなくします。

 ただ、こちらが使わないからといって、
 相手が使ってこないという保証はありません。

 そういう手口くらいは心得ていないと
 簡単に相手の仕掛けにはまってしまいます。

 汚い駆け引きでも一応、心得ておかないといけません。


 それからもう1冊は『韓非子』です。

 人間の見方には昔から性善説と性悪説があります。

 日本の社会は基本的に性善説でやってきた。
 ただ、一歩国の外に出るとそうではなさそうですね。

 性善説の欠点はどうしても脇が甘くなってしまうことです。
 その脇の甘さを突かれたらひとたまりもない。
 簡単にやられてしまう。

 人間というのは信用ならん生き物だという前提に立って、
 リーダーとはどうあるべきか、
 それを説いているのが『韓非子』です。


                      (引用ここまで)
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■ここまでを読んでの感想は、
 明日書かせていただくことにして、

 今日は以上に関連した書籍を調べましたので、
 下記、ご参考までに、紹介して終わります。


 【 今日のお勧め本  リーダーのための中国古典 】

                    守屋 洋 (著)   日本経済新聞出版社


 【 今日のお勧め本  新編 論語の人間学─人間と知恵とを語り尽す 】

                    守屋 洋 (著)   プレジデント社


 【 今日のお勧め本  孫子の兵法 】

                    守屋 洋 (著)   三笠書房


 【 今日のお勧め本  韓非子─強者の人間学 】

                    守屋 洋 (著)   PHP研究所


 (以下は原典です)


 【 今日のお勧め本  論語 】

                    金谷 治 (翻訳)   岩波書店


 【 今日のお勧め本  新訂 孫子】

                    金谷 治 (翻訳)   岩波書店


 【 今日のお勧め本  韓非子 (第1冊) 】

                    韓 非 (著), 金谷 治   岩波書店


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■中国文学者・守屋洋氏は   「今、日本の政治や企業の第一線で苦労している30代から50代の    皆さんに、中国古典を読んでみてくださいと言いたい。    必ず参考になることがあります」    と提言し、次の3つを挙げ、効用も述べられている。    ▼『論語』     信頼される社会人、説得力のあるリーダーには何が必要か     を学ぶことができる。    ▼『孫子』     仕事を成し遂げるための駆け引きと、     人をだましたり陥れたりするための駆け引きがわかる。     (後者も自己防衛のため一応は心得ておかねばならない)    ▼『韓非子』     日本の社会は基本的に性善説でやってきたが、その甘さを     突かれたらひとたまりもない。     人間というのは信用ならん生き物だという前提に立った     リーダーのありかたが学べる。   ■いずれも一度は、目を通しておいてもよいのでは    ないだろうか。

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