■ニュートンはこんなことを言っています。 「もし私が、人より遠くを見ることができていると すれば、それは巨人の肩に乗ったから」 自分の業績は自分で成し遂げた ものではなく、 巨人、すなわち過去の膨大かつ偉大な発見の上に 立つことで実現したものだ、 と言いたかったのでしょう。 ■以前にも書いたかもしれませんが、 将棋の羽生善治さんによると、 現在はITの発達によってアマチュアの棋士が 急速に力をつけているそうです。 羽生さんの言葉を借りるなら、 「高速道路が一気に敷かれた」 とのこと。 ※詳しくは下記を参照下さい。 【 今日のお勧め本 ウェブ進化論 ─ 本当の大変化はこれから始まる 】 梅田 望夫 (著) ■ネットを活用することで、最先端の「型」が 「瞬時に」「誰にでも」 行き渡っていきます。 現在の若手棋士は、この「高速道路」を通ってくるため、 実力をつけるのが圧倒的に速いのだとか。 きわめて現代的な 【 巨人の肩に乗る 】 一つの例でしょう。 ■ビジネスにおいても 【 巨人の肩に乗る 】 ことが大事。 先人によって発見されたり、編み出されたりした ノウハウは、以前は秘匿されていることが、 一般的で、広く流通することはなかったわけですが、 今やあらゆる情報やノウハウが公然と流布していて、 調べさえすれば手に入ってしまうのですから、 どんどん調べて、どんどん活用すればいい。 そうすれば、昨日申し上げた通り、 中級から上級手前まではスルスルと行けて しまいます。 ■ただし。 羽生さんはこうも言われています。 「でも、その高速道路を走り切ったところで 大渋滞が起きている」 高速道路のおかげで一気に先のほうまで 行けるけれど、 その高速道路を、後続の車もどんどん走って くるので、アッというまに追いつかれてしまう。 つまり、 一定のところまでは早く到達できるけれども、 そこから向こうの世界に抜けるには、 プラスα、が必要で、 その手前のところで大渋滞が起きている。 そして、そこを抜け出すのが大変だ、 といわれているのです。 ■では、どうすれば「その先」へ行くことが できるでしょうか? 明日に続けます。【今日のピークパフォーマンス方程式】 ■ニュートンは「巨人の肩に乗った」から偉業を成し遂げる ことができたと言っている。 ■現在はITの発達によってアマチュア棋士が急速に力を つけているという。 今や誰もが容易に「巨人の肩に乗」れる時代になったのだ。 ■ただし、誰もが一流に近いところまで行けるようになった が、その向こう側の世界に至る道は大渋滞が起きている。 (その状況への対策について、明日考察します)
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2649号 巨人の肩に乗ったニュートン
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