■人間やっていると、 毎日どうしても、なにかしら 腹の立つことがあります。 どうでもいいような小さな怒りから、 持って行き場のないような大きな怒りまで、 大小さまざまですが、 何も憤りを感じることのない日は、まずありません。 ■長年積み重ねた努力が ただ一度の怒りでフイになる、 なんてことも、よく聞く話。 そういうわけで、 ビジネスパーソンは、この「怒りの感情」の対処法を、 何かしら持っておく必要があります。 ビジネスパーソンであること以前に、 社会人として、大人として、 「必須のお作法」 であるとすら思えます。 ■では、日々沸き上がってくる怒りや憤りの感情を、 どうしたらいいでしょうか? 私は、方策は3つあると考えています。 ■まず1つめ。 【 寛容の精神を持つ 】 こと。 とにかく、気にしない。 気になることでも、あっさりと許すことです。 それが容易にできれば話は早いのですが、 少しでも難易度を下げるために、 こう考えるのです。 「自分も、同じようなことを、 気付かないところでやっているんだ」 あるいは 「自分も気づかぬうちに、 もっとひどいことをしているかもしれない」 ■相手を「怒らせてやろう」なんて 意図していなくても、 自覚なく、不注意で、気分を害してしまうことは ままあることです。 私も、この過失を犯し、 先様を立腹させてしまったことは、 慚愧の念と共に無数に思い起こされます。 自覚ある行為だけでも、 あれこれと記憶が蘇るのですから、 記憶にない、あるいは自覚すらせず 人を腹立たせたことが、 これまでにどれだけあったか、分かりません。 ■であれば、 自分もそうやって迷惑をかけ、 加害者となってきたのだから、 同じことをされてしまったところで、 腹を立てる資格があるだろうか。 その人に対しても寛容の精神をもって、 あっさり許すべきではないかと思うのです。 (とはいえ、それがなかなか難しいわけですが、、) 明日に続けます。【今日のピークパフォーマンス方程式】 ■意図せず相手を立腹させてしまった経験は、自覚できるだけ でも無数にある。 ■無自覚のまま人の気分を害する行為もまた、私はどれだけ 行なってきたか分からない。 ■ならば同様の過失を、他者が私に犯したとしても、果たして 腹を立てる資格が私にあるのか、自問自答してもよいのでは ないか。
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2644号 怒りの炎を鎮火させる術
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