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2640号 零戦のプロペラが額、両翼の先が指の先


■以前にも少し書いたことがありますが、

 ゼロ戦を駆って200回以上の空戦に出撃、

 大小64機もの敵機を撃墜した日本の撃墜王、
 坂井三郎氏の著作

 『大空のサムライ』


 【 今日のお勧め本 大空のサムライ(上) 死闘の果てに悔いなし 】

                     坂井 三郎 (著)  講談社


 【 今日のお勧め本 大空のサムライ(下) 還らざる零戦隊 】

                     坂井 三郎 (著)  講談社


 【 今日のお勧め本 戦話・大空のサムライ 可能性に挑戦し征服する極意 】

                     坂井 三郎 (著)  講談社


 を、先日、読みました。


■同書「著者から読者へ」の部分に、こうあります。


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 むかしから、馬行(ばこう)においては人馬一体という
 言葉がありますが、

 戦闘機操縦術においてもまさにそのとおりで、


 ラパウルの空中戦で敵戦闘機とわたり合うとき、

 プロペラ軸の先端が自分のひたいであり、
 両翼の先端が両手の中指の先に感じるほど、

 零戦そのものが私自身になりきってしまいました。


                      (引用ここまで)
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■タクシーに乗っていると、狭い道
 (車の左右にそれぞれ10センチくらいしか余裕がないところ)

 を、けっこうな速度で走り抜ける運転手さんに、
 内心、感嘆することがあります。

 これにしても

 「タクシーそのものが身体化」

 されているのでしょう。


 また、有名なヴァイオリニストが、

 演奏するホールと一体化してからお客さんを迎えている、
 との話を聞いたこともあります。


■道具を使いこなすということは、こういうことでは
 ないでしょうか。

 手足の延長線上に機体があり、
 車体があり、ホールがあるというこの感覚、

 実は、ちょっと異なるかもしれないけれど、
 なんとなく私にも分かる気がします。

 メールマガジンという道具が
 自分の手足(というか、口?)のような感じがするのです。


■メルマガも長く配信していると、
 ある種の身体感覚を帯びてきて、

 配信する私の手元から、
 メルマガが届く範囲の先様のメールボックスあたりまでが、

 自分と一体化しているような感覚が
 生まれてきます。


■何千日も送り続け、
 膨大なフィードバックを受け続けていたら、

 どんな文章を配信すれば、
 どんな反応があるのか、

 が、完璧ではないにせよ、
 ある一定の正確さをもって測ることが
 できるようになってきました。


 「反響があるだろうな」とおもったら
 やっぱり反響があったり、

 「ここの部分は多少の非難も覚悟の上で、
  あえて書いてみよう」

 とおもって発信すると、
 やっぱりそこの部分に何がしかの非難があったり。


■微妙な表現、微妙なサジ加減によって、
 どういう反応が返ってくるかが分かるのです。

 また、

 相手が傷つかないギリギリのところまで懐に深く
 入っていくこともできる、

 そんな感触があったりも。


 おそらく、熟練の戦闘機乗り、熟練の運転手の感覚と、
 根っこの部分では通ずるものがあるのではないか
 と思えるのです。


■誰しも、仕事をする上で、職種に応じた道具を使います。

 その道具に、身体感覚を持たせられるところまで、
 没入したいものです。

 特に、情報発信者であれば、
 いま述べたような感覚を身につけることは非常に重要であるし、
 これからますます必要になってくることでしょう。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■撃墜王といわれたゼロ戦のパイロット坂井三郎氏は    「プロペラ軸の先端が自分のひたいであり、両翼の先端が     両手の中指の先に感じるほど、零戦そのものが私自身に     なりきってしまいました」    と述べている。   ■レベルは別として、似た感覚を私はメールマガジンで感じて    いる。私の手元から読者さんのメールボックスまでを一つの    身体感覚でもって知覚できるような気がするのだ。   ■仕事人は、使う道具を体の一部にしたい。    特に、情報発信者は自身の媒体をそのように扱いたいもの。    「こう言えば、こう反応をいただくのでは」と神経回路を    張り巡らせるところまで没入したいものである。

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