■人生の満足度を高める要素は、いろいろあるでしょう。 どんな仕事をするのか。 どれくらいの所得を得るか。 その他にも、 蓄え、能力・スキル、 知識・教養、健康、 人間関係、 家族のつながり、 地域社会との絆、 時間的なゆとり、 精神的安定、、、 などなど、思い付くまま挙げましたが、 これらは全て、必要かつ重要なものばかりです。 ですが、全要素を均等に伸ばしていくのは、 難しいのではないでしょうか。 ■レーダーチャート (こんなチャートのことです) で考えると、 それぞれ、伸ばしたい要素がまんべんなく 広がっていくように、 面積を大きくしていければ、 理想ではあります。 しかし、それはあくまで理想の形であって、 現実的ではないように思われるのです。 ■そこで、全体が破綻しない程度に、 チャートのバランスを崩しながら、 1つだけの要素に注力し、そこで得られる成果を 突出させていく。 それによって獲得できた資源 (お金であったり、時間であったり、 精神的なゆとりであったり、自尊心であったり) を他の要素に投下するために使っていくのが よいのではないでしょうか。 ■例えば、 「娯楽(=精神的なゆとり)」という要素に 多少負荷をかけてでも、 お金を稼ぎ、時間的な余裕を獲得する、 という風に、 【 自分がより価値の高いと思っている 要素を先に伸ばす 】 そして、そのあとで娯楽を楽しむ、 という形で進めていったほうが、 求めているものを全て獲得する道のりが 結局のところ、早まるような気がするのです。 ■どなたの言われたことか失念しましたが、 ある大企業の社長さんが、こんなふうに言われていたのを、 どこかのインタビュー記事で読んだことがあります。 「20代から少なくとも30代アタマのうちに、 "一生涯のなかでもうあれ以上は働けません" といえる時期が、短くて3年、できれば5年くらい あったほうがいい」 ■あちらを立てれば、こちらが立たず。 時間的資源・金銭的資源は、限られた量しかありません。 おのずと投下先も限定されます。 ならば、長期的にはバランスを保ちつつも、 短期的にはバランスを崩していく、 というギリギリの綱渡りをしていくことも、 時に、あっていいのではないでしょうか。 (もちろん自己で責任の取れる範疇において、 ということであることはいうまでもありません) 明日に続けます。【今日のピークパフォーマンス方程式】 ■仕事、所得、蓄え、能力・スキル、知識・教養、健康、 人間関係、時間的・精神的ゆとり、などなどを全て均一に 充足させていくことは、理想ではあるが難しい。 ■これらの要素をレーダーチャートの各頂点にとるなら、 円形を保ちながら大きくしていくよりも、 一要素を突出させて伸ばす。 そして再投資できる資源を増やす。 ↓ その資源をそれぞれの分野に分配し、歪みを補正する。 これを繰り返したほうが、最終的に、レーダーチャートは 早く大きく、きれいな円になるのではないか。
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2628号 レーダーチャートを崩して広げる
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