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2585号 情報過剰社会を渡るための必須リテラシー


■昨日は、

 私にとって新聞は依然としてありがたいメディアで
 あることを述べましたが、

 少し、付記しておきたいことがあります。


■新聞に限ったことではありませんが、
 発信される情報に触れる側としては、


 【 そこに各個人ないし企業・組織によるバイアスが

   掛かっていることを承知しておく必要がある 】


 と、私は思っているのです。


■バイアスとは「偏り」とか「歪み」といった意味ですが、

 情報発信においては、
 その情報を流す立場の人・団体が有利になるように、
 情報の取捨選択がなされているということ。

 それは意図的である場合もあるし、
 無意識にそうなっているケースもあるでしょう。


■これが強烈に働いているものがポジショントーク。

 もともとはいわゆる株や先物の建玉(ポジション)を
 持っている人が自分の利益につながるような発言を
 マスコミに対してすることですが、


 営業マンも、

 保険営業にせよ、証券営業にせよ、住宅営業にせよ、
 車の営業にせよ、

 自分の利益につなげるためにポジショントークを
 使っているでしょうし、

 私も使用していることがあるでしょう。


■従って何かを読んだり、見たり、聞いたりするときは、

 このように、背景に働いている力学を理解した上で、
 その情報に触れ、取捨選択する必要があるのです。

 これは、情報過剰社会を渡っていくための
 必須リテラシーといっても過言でないでしょう。


■では、この必須のリテラシーはどうすれば
 得られるのかというと、

 自分で情報発信することによって身に付くのです。


■私も過去、営業をやってきましたが、
 営業経験のある人は、

 本来の価値よりも不当に高い価格で購入させられて後悔した、
 といったことは、おそらく普通の人よりも少ないはず。

 マーケティングをしている人は、
 悪意あるマーケティングに迂闊に乗ることも
 減るでしょう。


 自分自身が先様の手の内や手法を
 分かっている、あるいは熟知しているからです。


■そういう意味で、
 いちど営業やマーケティングをやってみる、

 あるいは自分の存在を知らしめるための情報発信を
 個人として行ってみる経験を行えば、

 いずれ自分の身を守るために役立つと思います。

 情報社会を渡っていくための最低限のリテラシーが
 身に付くからです。


■反対に、

 情報が流されたなら吟味することなく、
 右へドッと動き、

 別の告知を受けたら今度は
 左へドッとなだれ込み、

 いいように振り回される人がいるとしたら、

 それはリテラシーが欠如しているといって
 いいかもしれません。


■自ら情報を発信していると、

 「あ、いま自分はポジショントークを
  しようとしているな」

 と自覚することがあります。


 すると、

 きっと他の情報発信者もそうなんだ、
 こう考えてやってるんだろうなあ、

 と体で分かりますから、

 バランス感覚を保ちながら外部から流れてくる情報を
 利用することができるようになるのです。


■昨日の話からだいぶ逸脱しましたが、
 何を言いたかったかというと、


 新聞のコラムやインタビュー記事の内容が如何に面白いから、
 興味深いから、といって、そのまま信じましょう、

 と言っているわけではないということ。


 それでも、
 今日提示した問題をわきまえた上であれば、

 種々の情報を得ることは非常に有益ですよ、

 と言いたいのです。


■別に新聞の勧誘をしているわけではありませんが、

 毎日わずか4,000~5,000円で、
 これだけの質・量を送り届けてくれる新聞は、

 様々な人の有益なコラムやインタビュー記事が
 ふんだんに含まれているのみならず、

 今日お伝えしたように、
 流されている情報の背後にある力学を考える生きた教材、

 というような捉え方まですれば、
 私の買い物の中でも、とりわけ高いパフォーマンスを
 誇るものの一つといってよいのかな、

 という気がしています。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■発信された情報には、その発信者によって意識的ないし    無意識的な情報バイアスが加えられている。    あからさまに言うと、発信者に都合のよい情報が流れている    ケースが多い。   ■そのことを理解していなければ、情報を利用しているつもり    が、逆に情報に利用されてしまうことにもなりかねない。   ■これらをわきまえた上で各種情報に接する必要があるだろう。

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