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2572号 行動誘発させる2つの要素「右脳的なるもの、左脳的なるもの」


■昨日は、歌人であり細胞生物学者の永田和宏氏が
 日経新聞夕刊「プロムナード」に書いておられた記事を
 ご紹介しました。

 いくつか再掲しますと、


 「子供時代に誰かに憧れる、そしてそれに自身を投影させる
  という経験は大切なことである」

 「いわゆる出世願望などとは違う次元で、そのような強い憧れ
  の存在を持つことは学問をする上で必要なステップだ」

 「憧れのないところに、自分を引き上げようという
  モチベーションは生まれるべくもない」


 とのことでした。


■学問のみならず、
 これは仕事の上でも大切なことだと思うし、

 子供時代はもちろん、
 大人になっても

 「自身を投影させる憧れの存在」

 は持ち続けるべきでしょう。


■話は変わりますが、人を行動誘発させるものに2通りあると
 私は考えています。

 1つは「左脳的なるもの」。

 そしてもう1つは「右脳的なるもの」です。


■左脳的なるものとは、理路整然とした美しい戦略論。

 その精緻さに芸術すら感じ、論理的な美に
 惹きつけられて動かされることがあります。


■一方、右脳的なものに動かされるとは、

 昨日話したような、偉人伝の類に触発されること。


 それらが胸を打つのは

 「一生懸命、愚直に生きてきたらこうなりました」

 みたいな、あくまでも生々しい人生遍歴であって、
 理論ではありません。

 しかし、そんな伝記を読むことで、心にエネルギーが
 充填されて、それで動けることもよくあります。


  ※ここでいう左脳的・右脳的という表現は、
   厳密な脳科学でいう左脳・右脳とは関係がないことを
   お断りしておきます。


■そこで気になるのは、
 昨日の記事内で永田氏が嘆かれていたように

 「自伝があまり読まれなくなった」

 こと。


 今は、どちらかというと、

 右脳的なるものよりも左脳的なるものが、より
 取り上げられ、もてはやされる感があるように思います。


■しかし、ちょうど食物がそうであるように、

 あまりにも精製の度合いを高めてしまうと
 味も素っ気もなくなってしまうように、

 たとえば成功体験記から純粋に成功方程式だけを
 抽出してしてしまうと、無味乾燥になってしまうようにも
 思われます。


 論理だけを聞いて覚えても、

 「確かに理屈はそうかもしれないけど、ワクワクしないなぁ」

 となりかねません。


■ワクワクしなかったら、
 その論理に基づいて動く気にもなれないでしょう。

 そんな戦略論を、ひょっとしたら机上の空論と
 いうのかもしれません。


 従って私たちが、自分の行動を誘発させようと
 したときには、

 「右脳的なるもの」と「左脳的なるもの」の両方に
 触れる必要があるのではないかと考えています。


 明日に続けます。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■人を行動誘発させるものに2通りあると考えられる。   ■1つは、理路整然とした美しい戦略論で、いわば左脳的    なるもの。   ■もう1つは、心を揺さぶる成功体験記の類で、右脳的なるもの    といえる。   ■昨今は、どちらかというと「左脳的なるもの」が優勢で、    もてはやされる傾向にある気がする。   ■しかし右脳的なるもの、左脳的なるものの両方とも、    行動誘発には欠かせないのではないか。

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