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2571号 生きる力を得るため、偉人伝を読む


■日経新聞の夕刊に「プロムナード」という欄がありますが、

 2010年5月31日付の記事では
 歌人で細胞生物学者の永田和宏氏が

 「偉人伝は流行らないか」

 とのタイトルで
 興味深いことを書いておられました。


■以下は、私(鮒谷)が特に気になった箇所の引用です。


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 いつ頃から偉人伝というものが読まれなくなったのだろう。

 「偉人」というような言葉に、戦後民主主義的な権威忌避の
 風潮が反撥を与えたことも考えられるし、

 時代や、科学そのものが複雑になりすぎて、

 素朴なサクセスストーリーが嘘っぽく感じられるように
 なったのかも知れない。


 しかし、子供時代に誰かに憧れる、

 そしてそれに自身を投影させるという経験は大切なことで
 あると私は思っている。

 誰もが横並びで安穏としているのではなく、

 突出した存在を認め、
 それに近づきたいと願う。

 いわゆる出世願望などとは違う次元で、そのような強い憧れの
 存在を持つことは学問をする上で必要なステップだ。

 憧れのないところに、

 自分を引き上げようというモチベーションは
 生まれるべくもない。


 そして、

 そんな偉大な突出した存在にして、なお、

 自分と同じように人間的なさまざまの困難と悩みを
 抱えていた存在であったことを知るだけでも、

 己の将来を考えるに必須のステップであろう。


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                      (引用ここまで)


■永田氏は、大学の新入生対象のゼミで
 学生に偉人伝を調べて発表させているのだそうです。

 氏は

 「子供時代に誰かに憧れる、そしてそれに自身を投影させる
  という経験は大切なことである」

 と書いておられますが、

 子供に限らず、
 私たち大人にとっても大切なことに違いありません。


 「いわゆる出世願望などとは違う次元で、
 そのような強い憧れの存在を持つこと」

 は、学問以外でも「必要なステップ」でしょう。


■私も子供のころから伝記を読むのが好きで、
 それが今でも続いているのですが、

 「子供時代に誰かに憧れる、そしてそれに自身を
 投影させ」た経験が、

 今の自分を、
 そして自分の仕事を形作っているように思います。


■前にも書きましたが、

 若い時の感動こそが人を突き動かし、
 場合によっては人生そのものを規定してしまいます。

 幼いころ投影した姿に引きずられるようにして、
 人は人生を歩んでいくのではないかと。


■「憧れのないところに、自分を引き上げようという
 モチベーションは生まれるべくもない」

 という永田氏の意見に全く同感です。


 お子さんがいらっしゃる方であれば、
 偉人伝に触れさせてやることが大切だと思うし、

 それと同時に、

 自分自身に対して、
 「憧れの存在」を持たせ続けてやりたいものです。


 それは人生を生き切るための原動力ともなるでしょう。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】   ■歌人・細胞生物学者の永田和宏氏は言う。    「子供時代に誰かに憧れる、そしてそれに自身を投影させる    という経験は大切なことである」    「いわゆる出世願望などとは違う次元で、そのような強い    憧れの存在を持つことは学問をする上で必要なステップ」    「憧れのないところに、自分を引き上げようという    モチベーションは生まれるべくもない」   ■子供時代のみならず、いつになっても「自身を投影させる    憧れの存在」を持ち続けたい。

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