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2494号 ストーリーに力をもらい、ストーリーで力を与える


■昨日は

 「売れる物語には一定の型がある」

 というテーマで、


 【 今日のお薦め本 夢を語る技術〈5〉神話の法則
                  ─ライターズ・ジャーニー】

 クリストファー・ボグラー(原著), 岡田 勲 (翻訳), 講元 美香 (翻訳) 



 の内容を引用しながら、

 人を惹きつけるストーリーには「一定の法則、鋳型」の
 ようなものがある、という話をいたしました。


■上記の書籍によると、
 人が興味・関心を示し、記憶に粘りつく物語はほぼ、


 (第一幕:ヒーローの決断)

 ステージ1:日常の世界
 ステージ2:冒険への誘い
 ステージ3:冒険の拒絶
 ステージ4:賢者(指導者)との出会い
 ステージ5:第一関門突破


 (第二幕:ヒーローの行動)

 ステージ6:試練、仲間、敵対者
 ステージ7:最も危険な場所への接近
 ステージ8:最大の試練
 ステージ9:報酬


 (第三幕:行動の結果)

 ステージ10:帰路
 ステージ11:復活
 ステージ12:宝を持っての帰還


 という流れを持っているとのこと。


■12のステージがある中で、
 個人的に考える、この流れのキモは

 「ダメダメな人が(指導者と出会い)、
  大きな試練を乗り越えて、成功する」

 という部分で、人はこの部分に共感、共鳴するのです。

 そういえば、少年漫画誌に連載されているスポコン漫画
 なんかもこの流れに忠実に従っていましたね。


■このパターンを踏襲しつつ、表面部分を換骨奪胎することに
 よって、さまざまな物語が紡がれていくわけですが、

 もちろんフィクションだけでなく、
 ノンフィクションにおいても

 (いやノンフィクションだからこそ、さらに)

 この流れに従った物語は圧倒的に人をひきつけ、
 離さなくなるのです。


■たくさんの物語が世の中にあるなかで、

 ことに私を捉えて離さない、最高のストーリーの一つに
 みなさんよくご存知の、伏見工業高校の物語があります。


 【 今日のお薦めDVD プロジェクトX 挑戦者たち Vol.12
                  ツッパリ生徒と泣き虫先生】



 【 今日のお薦め本 プロジェクトX挑戦者たち〈5〉そして、風が吹いた】

                NHKプロジェクトX制作班 (編集) 



■このDVD、書籍を見て、読んで、何度涙を流したかしれません。


 このストーリーの中にもやはり

 「ダメダメな人が(指導者と出会い)、
  大きな試練を乗り越えて、成功する」

 という人の心に吸着する物語の方程式が
 埋め込まれているため、人々の心を捉えて離さないのでしょう。


■こういう物語に触れることで、力をもらうと同時に、

 自分の「苦難を喜ぶ」気持ちを持ってみようという
 気持ちにもなります。


 「艱難(かんなん)、汝を珠(たま)にす」

 といわれるとおり、

 苦難は自らを磨く砥石の役割を果たしてくれる
 のみならず、

 それを乗り越えることで自分の周りの人にも
 大きな勇気と希望を与えることにつながるからです。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】                ■「ダメダメな人が(指導者と出会い)、大きな試練を         乗り越えて、成功する」というストーリー展開は古今東西、      普遍に人の心を打つ。                      ■そんなストーリーに力をもらいながら、さらに、           そのストーリーを自らが実現することで他者に力を          与えられるようになる。                     ■「艱難(かんなん)、汝を珠(たま)にす」といわれる        通り、困難は砥石のごとく自らを鍛えてくれるが、          それを乗り越えることで、周囲の人に勇気と希望を与えられる     ようになるのである。                   

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