毎日20万人が読んでいるビジネスコラム 平成進化論

日本最大級・毎日20万人が読んでいるビジネスメルマガ
「平成進化論」のバックナンバーをご紹介しています。

メールマガジン「見本」はこちら

2475号 日本、アメリカ、キューバ、正しい国はどこ?


■いまアメリカには無保険者が約4600万人いると言われます。

 過日、医療保険改革法案が通ったことで、
 今後修正されていくのかとも思いますが、


 盲腸でちょっと入院するだけで150万円とかかかったり、

 出産の翌日には退院しなければならなかったり、


 など、医療費が非常に高く、

 ある程度の所得や資産がなければ、
 まともな医療を受けることができない状況だそうです。


 先日見た映画、マイケル・ムーア監督の映画「シッコ」にも
 そんな状況が描かれていました。


 【 今日のお薦めDVD シッコ】



■アメリカでは時に、

 「お金がない者は死ね」

 と言われているに等しい状況も存在するとのこと。


 日本人の私の感覚からすれば、
 「いくらなんでも、それは問題じゃないかな」とも思うのですが、

 アメリカではこの状況を肯定している人が少なからず存在する

 (現地のエリート層の人たちと話をするなかで
  実際そういう話が聞こえてきた)

 のは、衝撃でした。


■反対に、キューバでは、

 どんな人であっても、一定レベルの医療を安心して
 受けられるというのは、生きるための最低限の権利だろう、

 といった空気があります。

 それが無料の医療制度に表れているのでしょう。


■キューバは大きく3つの医療機関、

 ▼ファミリードクター(診療所)

 ▼ポリクリニコ(地域病院)

 ▼ホスピタル(総合病院)

 に分けられています。


 まず国民750人あたり1人の割合で設置される
 ファミリードクターは、「かかりつけ医」といった役割。

 管轄内のすべての住民のカルテを持っていて、

 地域住民の健康管理、病気の予防や治療にあたる
 責任があります。往診もします。

 しかも24時間対応。


■必要に応じて、
 このファミリードクター(診療所)から、
 ポリクリニコ(地域病院)に移されます。

 ポリクリニコには、ファミリードクターよりも
 高度な医療設備があります。


 そして、より重症度の高い患者は
 ホスピタル(総合病院)に送られる、

 というシステムになっていて、


 これら全ての医療が無料で受けられるのです。


■ただし、運用の部分には問題もあり、

 その理念・理想が必ずしも100%実現しているわけでは
 ないようですが、とにかく、アメリカとは正反対。


 これはあくまで「医療に限った」視点からのことですが、

 ここで私がお伝えしたいことは、
 両者(あるいは日本も含め)いずれがいいのか、
 といった話ではなく、

 まったく違う価値観が、たった百数十キロを隔てて
 存在しているという事実。


■このメルマガの読者さんにも、海外在住の方が
 多くいらっしゃいます。

 そんな皆さんからいただくご感想によると、

 やはり、日本とは異なる価値観、
 人間の多様性というものを常に感じるとのこと。


 私は日本在住なので、その感覚は何となくしか
 分からなかったのですが、

 この何年か、頻繁に海外を訪れることで
 多少なりとも実感できるようになりました。


■キューバ→(メキシコ経由)→アメリカと回ってきた
 帰りの飛行機の中、

 ふだん、私が当たり前として捉えていることは、
 本当に「当たり前」なのか?

 と、ふと気になったことを思い出しました。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】                ■アメリカは、自由の国である引き換えに、医療が万人に        行き届かなくても仕方がないとする考えを持つ人もある。      ■隣のキューバに行くと、たとえ他の面で問題があっても        国民の安心を守る為、医療は万全であるべきとの空気が漂う。    ■常識とは、あくまでもその地域での常識ということだ。        普遍的なものではない。                     ■自分が正しいと思っていることはたいてい              「それが常識だから正しい」との根拠に基づく。          ■果たしてそれが本当に「正しい」ことなのか。            単なる思い込みに過ぎないのではないか。              客観的視点を持ち、よく検討されなければならないだろう。  

カテゴリ:



※現在、20万1602名が購読中。