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2454号 建築家・安藤忠雄氏に聞く、感動体験の重要度


■少し前の話ですが、

 建築家の安藤忠雄さんのインタビュー記事が、
 日経新聞(2010年4月24日付 夕刊)に掲載されていました。

 その業績、異色といってよい経歴とともにご存じの方も
 多いかと思います。


 この記事に感銘を受けましたので、
 少しご紹介します。


■安藤忠雄さんは、

 1941年大阪市に生まれ、


 (高校卒業後、建築関係の専門教育を受けず、

  建築設計事務所でのアルバイト経験と独学で
  建築士試験に合格)


 69年に安藤忠雄建築研究所を設立、
 79年「住吉の長屋」で日本建築学会賞を受賞。

 97年東京大学教授、
 03年東大名誉教授、05年に東大特別栄誉教授


 として、建築の世界で大変なご活躍されておられます。


 【 今日のお薦め本 建築を語る】

                     安藤 忠雄 (著) 東京大学出版会



 【 今日のお薦め本 連戦連敗】

                     安藤 忠雄 (著) 東京大学出版会



 【 今日のお薦め本 建築家 安藤忠雄】

                     安藤 忠雄 (著) 新潮社


■インタビューの中で、

 安藤さんが建築の世界に関心が向いた理由を、
 このように語られていたのが印象的でした。


 「中学3年の遠足で唐招提寺と東大寺南大門を見て
  ピンときた。

  壮大なスケール、力強さが迫ってくる。

  すごいな、
  よくこんなものをつくったなと。


  その前年、自宅の長屋で2階を増築するための
  近所の大工さんが毎日来て、一心不乱に働いていた。

  家をつくる仕事はこれほど人を夢中にさせるものか
  と思った」


■さらに、

 「10代の時に、どんな感動体験を持つかが大事」

 であるとして、こう提言されていました。


 「私の体験では
  10代に出会った時の感動が、ずうっと
  引きずっていくものです。

  面白い人や古い建築、本、音楽、美術
  なんでもいい。

  自分の人生を組み立てるときに、感動からスタートする。


  その感動が、今では少なくなり、
  子供たちは、知識だけを詰め込まされている。
  飼い慣らされた籠の鳥のよう。

  日本が今、世界の中で弱くなっているのは
  こんな小鳥がいっぱいだからではないか」


■機会があれば、私もいずれ詳しくお話したいと思いますが、
 実は私も

 「10代の時の感動体験」

 が今の私(そして今の私の仕事)を形作っている、
 ということに、少し前に気づきました。


■どんな人も、きっと「感動を伴なう原体験」とでも
 いうべき経験を持っているはずです。


 そして人間は

 「その原体験に基づき」

 より正確にいうと、

 「原体験に引きずられるようにして」


 人生を歩んでいくのではないか、
 そんな風にすら思えてきたのです。


■この記事を読み、

 やはり若い時の感動こそが人を突き動かし、
 場合によっては人生そのものを規定してしまう、

 というのは本当だなぁ、と改めて思いました。


■従って、その年代のお子さんがいらっしゃる方であれば、
 そういった教育を施すことがとても大切なのではないか、
 と想像します。

 と同時に、

 その年代を通り過ぎた自分自身に対して、
 いつになっても「感動体験」を与え続けてやりたいもの。


 なぜなら、それが人生を生き切るための原動力になると
 おもうから。


■「感動を伴う体験が、人生を生き切る原動力」

 となるのでしょう。


 そういえば、

 私が尊敬する、また大変お世話になっている
 弁護士の高井伸夫先生も、


 「人間は理で動くわけでもなく知で動くのでもなく、
  感じて動く、

  感じて動くから、感動というのだし、

  (理動、知動、という言葉はないけれども
   感動という言葉はあり)


  感動するから人は動くのだ」


 ということを、よくおっしゃっいます。


■安藤さんのエピソードに触れたことで、私も

 「自分に影響を与えた感動体験は何だったか?」

 を改めて問い直しましたし、

 これからも感動体験を求めていこうと
 思ったのでありました。


 明日に続けます。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】                ■建築家の安藤忠雄氏いわく、                    「10代の時に、どんな感動体験を持つかが大事」           「自分の人生を組み立てるときに、感動からスタートさせよ」     とのこと。                           ■弁護士の高井伸夫先生も、                     人は理でも知でも動かず、感じて動く                (理動でも、知動でもなく、感動で動く)              と言われる。                          ■「感動を伴う体験が、人生を生き切る原動力」となる。        いくつになっても感動を求めて、動くことが大切。      

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