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2443号 「物語、歴史、背景、出来事、エピソード」と一体化した教訓


■実は私は、ことわざ・故事成語は


 【 貴重な教訓を伝えてくれる一つの「パターン」 】


 と捉えています。


 たとえば昨日のメルマガでも使った

 「人間万事塞翁が馬」

 という故事成語は、「淮南子(えなんじ)」という書に
 出てきます。


 この「人間万事塞翁が馬」という故事成語の内容を
 かいつまんで説明すると、、、


■むかし中国にひとりの老人が住んでいました。
 北には胡(こ)という異民族が住んでいました。

 ある日、その老人が所有している馬が、
 胡の国に逃げていってしまったのです。


■近所の人は、気の毒におもって老人をなぐさめました。

 ところが老人は言います。

 「このことが幸福にならないとも限らない」

 すると、しばらくたったある日のこと。
 逃げた馬が、胡の国の馬をたくさん連れて帰ってきて
 くれたではありませんか。

 近所の人たちは、お祝いを言いに行きました。


■しかし人々の予想に反して、老人は言います。

 「このことが、わざわいにならないとも限らない」

 あにはからんや、老人の息子は連れ帰ってきた馬から
 落ちて足の骨を折ってしまったのです。

 近所の人は、気の毒におもって老人をなぐさめました。

 しかしまた老人は言いました。

 「このことが幸福にならないとも限らない」


■やがて、胡の国が攻め込んできました。
 若者はすべて戦争にかり出され、ほとんどが死んでしまいました。

 しかし老人の息子は足を負傷していたので、
 戦いに行かずにすみ、命を永らえることができたのです。

 「まったく禍福というのは予測できないものである」

 という教えがこの故事成語になったということです。


■たとえば

 「人間万事塞翁が馬」

 という故事成語の文字の裏側にこのような「物語、背景」が
 埋め込まれているからこそ、


 【 臨場感を伴って、人生の教訓を受け止めることができる 】


 ことが、分かるのではないでしょうか。


■この背景説明なく、


 「世の吉凶禍福は転変常なく、何が幸で何が不幸か、
  予測したがい」

                   (広辞苑第五版)


 と一言で説明されても、

 たとえそれが真実であったとしても、
 多くの人にとっては、

 「そんなものかもしれないなぁ」

 と半ば人ごとにしか、受け入れられないでしょう。


■こんな風に、

 具体的なエピソードが付随しているから
 初めて腹に落ちる、

 ということが世の中にはたくさんあるのです。


■とくに故事成語には、こういう類のものが多いですね。

 背景となる出来事、事件があって、
 そこから導き出された

 「生きる上で大事なことのエッセンス」

 の意味が付与されて故事成語ができるのです。


■そういう意味で、ことわざ、故事成語は
 その背景とともに理解することで、

 はじめて臨場感を持って、そこに込められた教訓を
 受け止めることができるのです。


■このように

 「物語、歴史、背景、事例、事件、出来事、エピソード」

 と一体化して記憶し、血肉化された教訓は、


 一生涯、あなたの身を扶(たす)くための貴重な財産と
 なるでしょう。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】                ■ことわざ・故事成語も教訓を伝えてくれるエッセンス、        一つのパターンといってよい。                  ■これらには「物語、背景」といったものが文中に込められて      いるので、教訓がより深く心に刺さる。              ■教訓は                              「物語、歴史、背景、事例、事件、出来事、エピソード」       などを伴うことで、初めて人生に役立つ教訓と成り得る。      ■貴重な教訓を単なるキャッチフレーズに貶めるのか、         人生に密着した有益な金言と受け止めるのか、            は、その教訓に対する、背景理解の程度に依存する。     

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