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2392号 8倍働かないと他の国には勝てない


■先日もご紹介させていただきましたが、
 私が公私にわたってお世話になっている長谷川和廣さん


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 1939年千葉県生まれ。

 中央大学経済学部を卒業後、十條キンバリー、ゼネラルフーズ、
 ジョンソン等で、マーケティング、プロダクトマネジメントを担当。

 その後、

 ケロッグジャパン、バイエルジャパン、バリラックスジャパンなどの
 世界企業で代表取締役社長などの要職を歴任。


 2000年、(株)ニコンと仏エシロール社の合弁会社
 (株)ニコン・エシロールの代表取締役。

 50億円もの赤字を抱えていた同社を1年目で黒字へ、
 2年目で無借金経営に変貌させた経営手腕は高く評価されている

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 が先日、新刊


 【 今日のお薦め本 2000社の赤字会社を黒字にした 社長のノート2
                   ~ 打たれ強く、生き抜く】



 を上梓されました。


■実はこの本に書かれている内容とまったく同じ話を
 まさに先日訪れたカンボジアで目の当たりにしたので

 今日はその話をしたいとおもいます。


 長谷川さんは同書の中でこのように記されています。


 (ここから)
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 【 8倍働かないと他の国には勝てない!
   あなたはこの事実と現実をどう思われますか? 】


 これは、私の知り合いの経済記者から聞いた、
 ある中堅の工作機械メーカーの話です。

 4月1日の入社式の時、その会社の社長は20名の新入社員を
 前にして、次のように語ったといいます。


 「ある東南アジアの国では、大学卒、それも
  一流大学を出た人の初任給が25000円といいます。

  単純に計算すれば、当社はここにおられる20名の方々に
  毎月、その8倍の金額の20万円をお支払いするわけです。
  だからといって8倍働いてくれと言っているわけではありません。

  ただし、その気概や気力を持たない限り、彼らに負けてしまう
  と言いたいのです。

  なぜなら現実に、当社もその国に、仕事の一部を発注する
  計画があるのですから...」


 つまり、これからの時代のライバルは日本の国内にいるのではなく、
 国外にいて、それも多くの国がライバルとなるということです。

 人件費は当然のことながら、技術的にも勝てない日が確実に、
 それもかなり近い将来、やってきます。

 その時に生き残れるのは、やはり、「人の8倍働いてやる」という
 強い意志と気概を見せることができる人ではないでしょうか。


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 (ここまで)


■ひょっとすると読者さんの中には
 まだこれが現実のこと、自身に関係のあること、

 として受け止められない方もあるかもしれません。


 しかし、今回、私はカンボジアを訪れ、見聞きして
 紛れもなく、この話が現実のものであることを知らされました。


■当社の出資先が

 カンボジア人の管理職候補を雇用している
 のですが、そのうちの一人は

 「クメール語、フランス語、英語、日本」

 を使いこなします。

 日本語のかなり難解な言い回しも理解するし、
 質問にも条件反射的に即答できるくらいのレベルです。

 さらに漢字の読み書きもできるし、
 漢字でメールのやり取りも可能。


■そんな20代半ばの優秀な人材が月給300ドルほどで
 雇用されていることに驚きました。

 しかも彼のコミュニケーション能力は非常に高いのです。


 ※ちなみに単純労働者であれば、さらに安価で
  月額50~100ドル以下で雇用されているようです。


■今月末から日本の担当者として、日本に住んで仕事を
 することになっているのですが、

 正直、彼と接して、この人材が300ドルで雇用できる
 のであれば、私もぜひ採用したい、

 と思わせられるほどの素養と能力を持っていました。


■まさに長谷川さんのおっしゃられる通り、

 「これからの時代のライバルは日本の国内にいるのではなく、
  国外にいて、それも多くの国がライバルとなる」

 のが間近に迫っているのを感じます。


 だからこそ、


 「人件費は当然のことながら、技術的にも勝てない日が確実に、
  それもかなり近い将来、やってきます。

  その時に生き残れるのは、やはり、「人の8倍働いてやる」という
  強い意志と気概を見せることができる人ではないでしょうか」


 という言葉を一つの比喩表現として捉えるのではなく、

 真に危機感を持って、取り組む必要があることを
 今回の出張を通して痛切に感じました。


 今日も人生とビジネスを楽しみましょう。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】                ■これからの時代のライバルは国内にいるのではない。         常に世界の中における自身の市場価値を意識しなければ        ならないこととなった。                     ■現実に東南アジアの優秀な若者が、同年代の日本人の         五分の一、十分の一で雇用される時代。               その中で如何に自らの付加価値をつけていくか。          ■日本国内のみを相手にしているはずの企業に勤務する人で       あってでもこの現実に無関係ではいられない。        

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