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2374号 じわじわと坂を登るカメ


■想定しうる最悪の状況に立たされたときのことを考え、

 それでもなお生き延びることができる
 設計をしておくこと。

 それが乾坤一擲の大勝負をして大きく勝つよりも
 重要なことだと私は思っています。

 これは、個人としても、会社としてもそうです。


■経営が順調だからといって、安心できないのが
 今という時代。

 変化が多い時代にあって、会社の調子がいいのは

 「環境にマッチしているだけ」

 とも考えられます。


■もし、そうであるとしたら、

 少し風向きが変わっただけで崖っぷちに立たされる危険も
 またあるわけです。

 売上が減少したら、すぐに倒産の危機を招くような状態を
 もたらしかねないこと、

 たとえば固定費を上げるといったことは、
 慎重に慎重を期すべきではないでしょうか。


■大きく利益があがっているからといって、

 浮き沈みが直後にも起きうるような時代背景の中で
 その利益に合わせる形で生活を華美にしてしまっては、

 利益が下がったときに大変な状況となるでしょう。

 いちど引き上げた生活水準を元に戻すことは、
 人も会社も、なかなかできないものだからです。


■個人でいえば生活水準を切り上げるのはいいのですが、
 その切り上げ幅は、カメの歩みであるべきと考えます。


 【 徐々に、徐々に、徐々に良くなっている 】


 という状態がベストであると思っているのです。


■山の頂上まで登ったら、あとは降りるしかありません。

 羽振りが良くなって、
 生活レベルを一気に最高水準まで上げてしまうと、

 あとは転落するより道がない。


■ならば、一気に上げるより、
 じわじわ、じわじわ、じわじわと、

 ゆるやかな坂を10年、20年、30年、50年かけて
 踏みしめて登っていくほうが望ましい。


 単純に、今すぐの即物的、物質的な豊かさを追求するよりも
 幸福感という観点からもこちらが良いと思い、

 私はそのように気をつけるようにしています。


■これはあくまでも鮒谷個人の意見であって、

 みなさんにも「こうしてくださいね」あるいは
 「こうしたほうがいいですよ」と言うつもりは
 まったくありません。


 ただ、

 「こんな時代に、
  会社として、あるいは個人として、経営者として
  留意しなければならないことは何ですか」

 と、よく尋ねられますので、私なりの回答を
 ご参考までに申し上げました。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】                ■生活水準を上げていくことは、仕事にあたるうえでの大きな      モチベーションの一つだ。                    ■ただし、「徐々に、徐々に良くなっている」という状態が       ベストではないだろうか。                     登り切ったら、あとは転落するほかない。             ■カメの歩みでじわじわと坂を登り続けていくことが、         安全面でも、また幸福感の観点からも良いのではないか。   

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