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2313号 動的均衡を崩さない努力を


■昨今の金融危機は、

 企業(ないし個人)における収益の最大化を
 短期的に捉え、

 その最大化を至上命題にした挙げ句の悲劇であった
 といっていいかもしれません。

 自爆しつつ、周囲をも巻き込むような、、、


■組織も個人も「長期より短期」の収益極大化を追い求め、
 それのみに走っていったことにより、

 これまで目にみえないところで保たれていた
 バランスが歪み、

 ある日突然、均衡が崩れた、
 という現象ではないかとも考えられるのかもしれません。

 (私個人にとっても自省すべき点があるように感じます)


■では、収益の最大化など度外視したらいいのか、
 というと、そうでもない。

 というのも、

 企業には従業員があり、顧客があり、株主もいます。
 もちろん納税の義務もあります。

 企業は長期にわたって運営されねばならない
 社会的責任があるのです。


■また個人も、個人としての社会的責任をもっています。

 収益をあげられない会社は
 「会社として存続し得ない組織」ということですし、

 同様に収入がない個人は、個人としての責任を
 全うすることが難しいこともあるかもしれません。

 ですから、まったく収益を挙げることを考えなくなったら、
 これまたバランスが崩れます。


■収益の最大化にフォーカスしすぎるのでもなく、
 まったく無視するのでもなく、

 バランスをとることが大切なのでしょう。


■経営者もしかり。

 経営者には、経営者としての自分と、
 個人としての自分があります。

 経営者としては大成している。

 けれどもプライベートの生活が破綻していて、
 個人としては大失敗している例も存在します。


■「生活の破綻」とは、

 過度の精神的なプレッシャーであったり、
 肉体的な問題を抱えていたり、

 あるいは家庭内の不和などが典型的な例として
 挙げられますが、

 これも人生における、過度・過剰な「部分最適」を
 追求したことが一因として存在していることも
 あるのかもしれません。


■すなわち、
 経営者として会社の利益をあげ続けなければならない、

 と、それのみにフォーカスし、
 結果、バランスが崩れて個人の生活は破綻してしまった。


 だとすれば、いかに会社が繁盛し、
 彼はやり手だ、偉大な経営者だとほめそやされようと、
 その姿はけして幸福とはいえないかもしれないでしょう。

 やはり経営と同様、人生もまた「全体最適」を
 目指さなければならないことだと思うのです。


■人間はさまざまなものとの関係性のなかで
 存在しているのですから、

 あちらを立てればこちらが立たず、

 こっちを伸ばすとあっちが縮む。


 すべての側面を百点満点に、
 いわゆるレーダーチャートの全てを満点にすることは
 永遠に望めないと認識しています。


 ※レーダーチャートとは
  http://www.letre.co.jp/~iwaki/sndlt/glossary/aboutrader.html



■周囲の環境も変わり続けているし、自分の状況も
 変化し続けているから。

 その中でさまざまな関係性のバランスをとっていく
 のですから、永遠に微調整を続けざるを得ません。


 しかしながら、満点を取ることはできないにしても
 昨日までにつかってきた言葉におきかえるなら、

 【 動的均衡 】

 を崩さないよう、常に留意している必要があるし、
 それはまた可能であると考えているのです。


■(時に均衡を崩さざるを得ない事もあるかもしれませんが
  →経営者でいうと、特に独立起業した時とか)


 それでも長期で考える際には何事も力みすぎず、緩めすぎず、

 「バランス」「中庸」「調和」「節度」

 の精神が長期繁栄、長期永続をもたらしてくれるのでは
 ないか、

 そんな東洋的な感じ?が私にはしっくりくるのですが、
 甘い、生ぬるい、なんてお叱りも頂くんでしょうかね。



 【今日のピークパフォーマンス方程式】                ■世界的な金融危機も、個々人の人間の生活の破綻も、         過度の「部分最適」に走った結果といえるかもしれない。      ■どうすれば「全体最適」になるかを                 常に意識し、念頭に置く必要があるのではないか。         ■レーダーチャートの全ての項目を満点にすることは永遠に       望めないが、バランスを保ち、そこに近づく努力は必要では。 

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