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2300号 人との絆や所属感は共同体で得られる


■昨日は、「いま共同体が急速に崩壊しつつある」という
 話をしました。

 戦後、地縁・血縁による共同体が崩壊して、
 その受け皿となったのが会社でしたが、

 この会社という共同体もまた、時代の流れゆえか、
 崩れていく兆しが見え始めています。

 ここ数年、その流れは特に激しかったように
 思います。


■しかし、人には非経済的面でのよりどころも必要です。

 共同体の価値について、考え直すべきときに
 きているのかもしれません。


■もちろん私たちは、経済的側面を満たすために
 事業を営み、会社で働き、
 収益をあげるための活動をしているわけですが、

 ではお金があれば孤独でもいいのか、

 というと、
 そんな人はいないでしょう。


■逆に、あまりお金はないけれども、
 人と人との絆は結ばれている。

 助け合い、相互扶助の精神にミタされている。

 そんな共同体も、たとえば地方の農村など、
 今でも少なからず存在すると思いますが、

 経済的側面と、
 非経済的側面と、

 その両方が人間にとって必要なのではないでしょうか。


■どちらか一方だけでも好ましくなく、
 バランスが大切なのではないかと思うのです。

 それが、今はあまりにも

 「なんでもいいから儲かればいい」

 的な、経済的側面に重きが置かれすぎている傾向に
 あるようにも感じています。


■その顕著な例が


 【今日のお勧め本 職業"振り込め詐欺" 】


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 なぜ?
 振り込め詐欺に手を染める有名大学・一流企業出身のエリートたち

 被害総額1317億円超、総被害者数約10万人。
 空前絶後の大規模犯罪、それが「振り込め詐欺」だ。

 その主犯格は驚くべきことに、高学歴・一流企業出身の若者たち
 だった......。

 日本社会の抱えるいびつな病理を浮かび上がらせて大反響を呼んだ
 NHKスペシャル「職業"詐欺"」を 書籍化。 

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 この本に描かれていました。


■正直、読んでて不快を通り越して、
 気持ち悪くなりました。

 機会があれば、ぜひ一度目を通してみられるとよいかと
 思いますが、

 日本もここまで来ているのか、と暗澹たる気持ちに
 させられます。もちろん極端な例なのかもしれませんが、、、

 それにしても

 「被害総額1317億円超、総被害者数約10万人」

 という被害規模。

 すぐそこにある詐欺、といってもよいでしょう。


■経済的なものに満たされれば、
 短期的には、それである種の幸福感が得られるのかも
 しれません。

 しかしそれと引き換えに、長いあいだずっと孤独で
 あり続けてもいいといえるでしょうか。

 そんな人はいないでしょう。


■人と人との絆、
 コミュニティへの帰属感、

 といったものが、
 生きていくうえでとても重要なのだと思います。


■そこで、昨日も言いましたが、

 今こそ私たちは共同体を形成していく必要が
 あります。

 ただし、言うまでもなく、

 コミュニティに対する所属感や帰属感、
 そのなかでの絆などは、

 一朝一夕に生まれるものではありません。


■経済的なことならば、

 たとえば株を買ったらドカンと上がったとか、
 為替で驚くほど儲かったとか、
 商売が当たって1年で何億稼いだですとか、

 (あるいは、非合法なものでは上述の振り込め詐欺の本には
  電話一本で200万円、なんて話も描かれていました)


 そんなことも起きうるのですが、

 共同体の形成は、なにしろ時間がかかるもの。


■しかし時間はかかってでも、

 経済的な自立を求めると共に、
 非経済的な面でのよりどころとなりうる共同体も
 育んでいくべきでしょう。


 そのためにどうしたらいいのでしょうか。

 明日お話しして、この話を終わりたいと思います。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】                ■経済的側面さえ満たされればそれでいいという人はいない。      人との絆やコミュニティへの所属感といった             非経済的な側面でも満たされるべき。               ■しかし現在は経済面ばかりが重きを置かれる傾向に          あるようにも感じる。                       非経済的な面を満たすための共同体は、やはり必要。        ■共同体の形成は一朝一夕にはいかないが、取り組むべき価値の     あることだろう。                     

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