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2201号 魅力ある経営者・幹部になる条件


■一昨日、昨日と、

 85万部を突破した
 「悩む力」の著者・姜 尚中(かん さんじゅん)さん


 【今日のお薦め本  悩む力】

                     姜 尚中 (著)  集英社


 が「日経ビジネス」9月14日号で語られていたコラムを
 一部掲載してお話ししてきました。


■コラムの中で姜氏は、まずこのように述べられていました。


 「日本企業は今、新しい付加価値を生み出すことを
  求められています」


 そして


 「人文知を使って考え抜く以外には、
  新しい付加価値は生まれ」ず、


 「成熟した社会になればなるほど、
  目に見えない人文知のベースが必要になる」

 と指摘します。


■さらに、


 「人文知は組織のリーダーに求められる資質」で
 あると言い、


 「(部下に)モチベーションを発揮してもらうためには、

  リーダーは自分の仕事や会社の行動に意味を与える
  必要があります。

  この意味を付与する能力は、
  人文知からしか生まれないでしょう」


 と述べられていました。


■最後に、コラムはこう締めくくられます。


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  人文知を磨くことは時間のかかる作業です。

  ここまで株主主権論が跋扈(ばっこ)すると、
  次の四半期の業績をどうするのか、
  という短期的な視点になりがちです。

  そうした風潮が広がってはいますが、
  最低1年は時間をかけて、
  中堅幹部にきっちりと人文知を教育する。

  これからの企業には、必要な取り組みになるでしょう。


      (以上、「日経ビジネス」9月14日号より抜粋引用)
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■「人文知を磨くことは時間のかかる作業です」


 とズバリ言われています。

 この文章は、
 企業に対する提言という体裁をとられていて、


 「最低1年は時間をかけて、
  中堅幹部にきっちりと人文知を教育する。

  これからの企業には、
  必要な取り組みになるでしょう」


 と書かれています。


■人文科学の学習は2~3日で済むものでもなければ、

 1ヵ月くらい本を読んだりしたところで身につくような
 ものでもありません。

 「最低1年」とここでは書かれていますが、

 1年なり、2年なり、
 あるいはそれ以上の時間をかけて
 いったん「ベース」をつくったならば、

 そのあと永遠に学び続けなければいけない


 【 ビジネスパーソンにとっての基礎体力が人文知 】


 だ、といってもいいかと思います。


■実際に、

 大企業、中堅企業、あるいは中小・零細に至るまで、
 たくさんの経営者や経営幹部の方とお会いしてきて、

 私が個人的に

 「この人は凄いな」

 と感じる方は、

 まず例外なく、ビジネスの範疇を超えた分野にも
 造詣が深いのです。


■そんな人がたまたま企業トップになったのか、

 あるいはそれとも、

 そういう人だからトップになったのか。


■私が思うに、おそらく、
 人文知をはじめとする一般教養を深めてきた人が、

 結果としてそのような立場に至ったのでは 
 ないかと思えるのです。


 豊富な知識や知恵がバックグラウンドに
 存在するのを感じると、

 その人の懐の深さ、器の大きさが伝わってきて
 非常に魅力的にうつります。


■そのような人と対面し、会話すると、
 反対に自分の小ささが鏡に映し出されるように感じ、


 「ああ、自分にはこれが抜けている」

 「あれも足りない」


 と、自らの欠落している箇所がクローズアップされて
 くるのです。


■折々に感じる、そうした瞬間に、

 人文知、ひいてはリベラルアーツ(一般教養)を
 身につける重要性を強く感じたものでした。

 私が学校に通うようになった1つの動機です。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】                ■さまざまな経営者・経営幹部に会うなかで「この人はすごい」     と感じる人は、まず例外なくビジネスの範疇を超えた知識に      造詣が深い。                          ■そんな人がたまたま経営者・幹部になったのか、それとも       豊かな教養があるからしかるべき立場についたのか。         秋の夜長、時にそんなことも考えながら本を読んでみたい。  

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