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2199号 「悩む力」の著者が教える「人文知」の大切さ


■先日の「日経ビジネス」9月14日号を読んでいたら、

 85万部を突破した
 「悩む力」の著者・姜 尚中(かん さんじゅん)さん


 【今日のお薦め本  悩む力】

                     姜 尚中 (著)  集英社


 のコラムが掲載されていました。


■姜さんは、そのコラムの中で非常に興味深いことを
 言われていました。

 それが、私自身が最近考えてきたことと
 まさに合致する内容でしたので、

 少し長い引用になりますが、紹介させていただきます。


 (以下、「日経ビジネス」9月14日号より抜粋引用)
 ----------------------------------------------------------


■日本企業は今、新しい付加価値を生み出すことを
 求められています。

  (略)

 では、新しい付加価値はどのようにして生み出せるの
 でしょうか。


■それには人文知、

 つまり哲学、日本文化、社会の成り立ちなど、
 ある種の教養を身につけることが大切になる。

 この人文知を使って考え抜く以外には、
 新しい付加価値は生まれないでしょう。


■成熟した社会になればなるほど、
 目に見えない人文知のベースが必要になる、
 と私は見ています。

 その傾向は既に見えています。

 最近では書店にマルクスやケインズ、
 ポラニーなどの古典作品が、
 ビジネス書コーナーに並ぶようになりました。

 これは20年前には考えられなかったことです。


■鋭敏なビジネスパーソンほど、
 見えない総合力としての人文知を求めている
 ということでしょう。

 そうでなければ、これだけの古典が並ぶことは
 ありません。


■戦後、日本は専門知を重視してきました。

  (略)

 戦後の教育でも、人文知は最もおろそかにされてきました。

 大学を出ても人文知をしっかり身につけた人材だとは限らない。

 これまでの企業研修でも、
 人文知のベースを作る機会はないでしょう。


■これからの企業経営者は、(略)

 人文知を磨く教育を恒常的にビルトインしていくべきだと
 私は思います。


■なぜなら、人文知は組織のリーダーに求められる資質
 だからです。

  (略)

 (部下に)モチベーションを発揮してもらうためには、

 リーダーは自分の仕事や会社の行動に意味を与える
 必要があります。

 この意味を付与する能力は、
 人文知からしか生まれないでしょう。


■人文知を磨くことは時間のかかる作業です。

 ここまで株主主権論が跋扈(ばっこ)すると、
 次の四半期の業績をどうするのか、
 という短期的な視点になりがちです。

 そうした風潮が広がってはいますが、
 最低1年は時間をかけて、
 中堅幹部にきっちりと人文知を教育する。

 これからの企業には、必要な取り組みになるでしょう。


 ----------------------------------------------------------
 (引用ここまで)



■このなかで、まず私が重要だと思った部分は
 ここです。


 「日本企業は今、新しい付加価値を生み出すことを
  求められています」


 「人文知を使って考え抜く以外には、
  新しい付加価値は生まれないでしょう。

  成熟した社会になればなるほど、
  目に見えない人文知のベースが必要になる、
  と私は見ています。

  その傾向は既に見えています。

  最近では書店にマルクスやケインズ、
  ポラニーなどの古典作品が、
  ビジネス書コーナーに並ぶようになりました。

  これは20年前には考えられなかったことです」


■ここで言われている「人文知」は

 「人文科学についての知識、理解」

 といった理解をしましたが、

 つまりは、

 文学、哲学、心理学、歴史学、民俗学、文化人類学等、

 そういった学問を学ぶことが必要になってくる、と
 いわれているのだとおもいます。


■実のところ、どうしてこれらが今後必要になるのか、

 私は正直、今はまだ、うまく言語化して説明することは
 できません。

 ただ、

 「見えない総合力としての人文知」

 が求められているということは、
 直感的・感覚的に、ひしひしと感じているのです。


■ですから、

 私もそういった学問を学ぶために、
 継続して、持てる時間のかなりの部分を割くように
 心がけているのです。



 【今日のピークパフォーマンス方程式】                ■姜 尚中氏は、こう指摘する。                   ■「日本企業は今、新しい付加価値を生み出すことを           求められています」                      ■「人文知を使って考え抜く以外には、新しい付加価値は         生まれないでしょう」                     ■「成熟した社会になればなるほど、目に見えない人文知の        ベースが必要になる」                     ■「人文知」「人文科学」にもう少し目を向けてみてはどうか。 

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