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2186号 短期視点と長期視点の関係性


■先日来、ご紹介してきましたが、
 このような著作がある福岡伸一さんという方がおられます。


 【今日のお薦め本  生物と無生物のあいだ】

                    福岡 伸一 (著)  講談社


 【今日のお薦め本  動的平衡】

                    福岡 伸一 (著)  木楽舎

  
 【今日のお勧め本 世界は分けてもわからない】

                    福岡 伸一 (著)  講談社


■福岡さんは、日経新聞のコラムに登場してこんなことを
 言われていました。


 「効率主義のもとに、
  1ヵ月、半年、1年と分節化した時間の中で価値をはかるのは、
  やめたほうがいい。(略)ロングレンジの評価軸を
  持つべきです」


 「すぐに役立つ人材だけを囲い込もうとするのは一種の
  効率化ですが、
  効率を無視したところでオタク社員を育てることも必要です。

  オタク社員が20年、30年後に爆発的な成果を上げれば、
  自社だけでなく業界全体、

  ひいては社会に貢献することになるかもしれません。

  自社の利益や効率化といった狭い視野で考えず、
  社会全体でオタクを許容すればいいのです」


■ずっと以前から、うまく言語化できないまでも
 同じような考えをもっていた私は、

 たとえば、

 「興味・関心を覚えること」

 と

 「すぐに利益(経済的・非経済的両方の側面において)
  につながること」

 が並んでいたら、

 迷わず「興味・関心を覚えること」をとり、
 そちらに時間も金銭も投下する、

 ということを心がけてきました。

 つまり福岡さん的な表現をとれば
 「オタク化」の道を進んできたのです。


■特にこの何年間か、いい加減、

 1ヵ月後にどうとか、3ヵ月後、1年後に
 どうこうということ「だけ」を追い求めることが、

 私の中では個人的にバカバカしくなってきたのです。


 ちょうど、そんな折、

 いわゆるグローバル資本主義の矛盾といったものが
 リーマンショックを契機に噴出してきました。


■この事態を奇貨として、

 今の時期にしかできないことがあるのでは、

 とそれまで思っていても出来なかったことを
 やる決意をしたわけです。

 その一つが学校に行くということだったわけですが。


■いま私が学校でご一緒しているメンバーは、

 私以外、いわゆる大企業の経営幹部的な立場に
 つかれている方ばかりですが、

 そうした方々と話すと、みなさん口をそろえて、

 「四半期決算を求められるようになってから、
  落ち着いて経営に取り組むことができない」

 とおっしゃいます。


■昔の日本企業のように、
 経営を長い期間で捉えるという考えから、

 四半期毎に成績(=利益)をあげていかなければ
 ならない、

 という方向に一旦、振れてきて、

 今度はまた反対の方向に議論の振り子が動こうと
 しているようです。


■個人的に、この傾向はとても良いことだと思っていますし、
 私も元々、そういう考えでやってきました。

 四半期の決算、今年の決算の数字にこだわることも
 もちろん大切なことですが、


 【 短期的視点と同時に長期視点も忘れない 】


 そんなことが大事であると考えています。

 そしてそれは会社だけではなく、一個人としても同様であると
 おもうのです。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】                ■経営を長期視点でおこなうか、それとも短期の成果を大切に      するか、振り子が右へ左へ振れるように、これまで、この       2つの視点が入れ替わってきた。                 ■リーマンショック以降、それまでの短期利益を求める風潮が      見直され、再び、長期視点のほうに振り子が動きだした。      ■会社も個人も、短期視点と同時に長期視点を持つことを        忘れないことが大切ではないか。              

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