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2184号 副産物としての利益


■以前、日経新聞の「インタビュー 領空侵犯」に、
 福岡伸一さんのこんな言葉が掲載されていました。


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  効率主義のもとに、
  1ヵ月、半年、1年と分節化した時間の中で価値をはかるのは、
  やめたほうがいい。(略)ロングレンジの評価軸を
  持つべきです。

  (略)


  すぐに役立つ人材だけを囲い込もうとするのは一種の
  効率化ですが、
  効率を無視したところでオタク社員を育てることも必要です。

  オタク社員が20年、30年後に爆発的な成果を上げれば、
  自社だけでなく業界全体、

  ひいては社会に貢献することになるかもしれません。

  自社の利益や効率化といった狭い視野で考えず、
  社会全体でオタクを許容すればいいのです。

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 (福岡さんはこういう本を出されています)


 【今日のお薦め本  生物と無生物のあいだ】

                    福岡 伸一 (著)  講談社


 【今日のお薦め本  動的平衡】

                    福岡 伸一 (著)  木楽舎


 【今日のお勧め本 世界は分けてもわからない】

                    福岡 伸一 (著)  講談社



■この考え方に私は完全に同意で、、

 かなり前から、時間的にも金銭的にも、
 「オタク化」のために相当の投資をしてきました。

 それはお金を稼ぐつもりではなく、
 趣味でやってきたことです。

 ただ、結果として、
 収益も上がってくることとなりました。


■たとえば、たまにご案内している「放談会」。

 これまでに経験してきたこと、
 勉強してきたこと、

 新たに学んでいることを融合させて、

 加工・編集し、あるいは咀嚼して、
 参加されたみなさんにお伝えする、

 ということをしているわけですが、

 過去の体験が一つのビジネスになっていくことも
 あるわけです。


■しかしこれは、
 別に短期的収益を求めた結果ではありません。

 もちろん「放談会」をやろうと思って、
 勉強してきたわけではないのです。


■オタク化のためにあてた投資は、
 おそらく5年後、10年後、20年後の長期、長々期において、

 その真価が発揮されてくるものです。
 放談会は、あくまでもその途中で生まれてきた
 「副産物」なのです。


■オタク化のための投資、というよりも
 もっというと、個人的な志向(あるいは嗜好)のため、

 私が学校で学ぶのとドラッカーの塾、
 あわせて700万円くらい納めてます。

 (今年1年間の分です)

 それ以外のセミナー、講演への参加費、

 個人的な海外視察、

 書籍代、

 あるいは

 いろんなジャンルの方々会食をすることによる情報収集、

 といったものを含めると、1年間でみると
 ゆうに1000万円を越えているでしょう。


■出ていくお金はこれだけですが、
 同時にその時間、働けば入ってくるはずのお金を
 「捨てて」いるわけですから、

 行ってこいで、年間、何千万円かの投資を
 行っていることになるといってもいいかもしれません。


■はっきりいって、お金の話をこういうところで書くと
 ロクなことがない、

 (というより、書いちゃダメ、書くのはアホ)

 ということもよく分かっているのですが、

 分かりやすくするためには、人の事例より自分の事例を
 言ったほうがいいので、あえて書いてます。


■それにしても、大きなお金をMBAとか資格とかなら
 別ですが、

 肩書きも資格もとれない、
 報われるかどうか分からない、
 よく分からない学習に投資するのは、

 ダマされてるんじゃないかとか、
 気持ち悪いとか、

 もっとましなところに金使えとか、金貯めろとか、

 いろんなことを言われつづけてきました。

 あるいは、奇人変人扱いもされたものです。

 (今は違うかもしれませんが、
  少なくともちょっと前まではそうでした)


■MBAとか資格をとるため、なら評価するのに、
 そうでなければ、変人扱い。

 同じ勉強なのに
 なんでそういう理解しかできないのかな、

 なんて思ったものですが。

 まぁ、でも、人は人だし、あくまで個人的趣味として
 気にせず、やってきたわけですが。


■で、振り返ってみると、
 いま、自由気ままにやりたいことをできるように
 なったのは、

 昔から

 「これをやったらこれだけ儲かる」

 といった短期的成果、または効率化を度外視して
 きたからだと思っているのです。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】                ■効率を度外視し、短期的な成果がまったくのぞめない         オタク化を進めてみよう。                    ■副産物として短期の利益もついてくる。           

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