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2117号 行動と思索の振り子を真ん中で止める


■徳富蘆花(とくとみ・ろか)は

 「所を得ない総理大臣と所を得た小学校の教員では
  どちらが幸せか」

 といっていますが、

 この「所」をみつけ、深く掘ることこそに、
 意識を向けていかなければなりません。


■もし、「所」が明確でない段階で必要以上に自分自身を
 ブランディングしたり、マーケティングをかけたりした場合、

 真に進みたいと思っているのとは全く別の方向性に
 レバレッジを効かせてどんどん進んでいくことになることが
 あるのです。

 それよりも先に、「所を得る」ことに目を向けたほうがいい。


■いちど色をつけてしまうと、別の方向に進みたい、
 あるいは真に自分のやりたいことが見つかった、

 となったときに、すでに染まった色を抜いてから、
 新しく染め直さなければなりません。

 特定の色をつけたことについて、それが「資産」だと
 おもっていたのが、実は「負債」だった、

 ということすら、あるのです。

 そうならないよう、常に自分はどこを深く掘っていきたい
 のかを考え続けなければなりません。


■私がいろんな人に会ったり、講演を聴きにいったり、
 さまざまな本を読んだり、学校に通ったりしているのも、
 そういった理由があってのことです。

 特に今、私はあまりビジネス系の本を読んでおらず、
 大多数の読者さんには興味関心がないであろうと
 思われる本ばかり読んでいるため、

 最近はあまりそういった本を紹介することも少なく
 なりましたが、そのように広範なものに触れることによって、

 これまで掘ろう、と思っていたところより、
 もっと高い視点から、自分の掘るべき「所」が
 明確になってくるのが分かります。


■時間がかかってもいいので、
 そのポイントが一点に凝縮されていくまでは、
 極力

 「無色透明でありたい」

 そんな仮説と想いを持って、毎日生きているわけです。


■いったん興味関心の幅を広げては、それを狭め、
 また広げては狭めていく。

 そうしていく中で、

 「自分は何によって憶えられたいのか」

 を生涯、問い続けていきたいと考えているのです。


■とはいえ、そういうことをあまりにも深く考えたために
 一歩も行動に移せないというのでは、それもまた極端な話。

 まったく動かないのも問題ですし、
 かといって、何も考えずに、ただただ行動するのも問題です。

 いずれかに偏ろうとする、その振り子を真ん中で止めようと
 するバランス感覚が大切なのではないかと思います。


■いずれにしても、

 これをやると儲かるからとか、
 みんなが評価してくれるから、
 ほめてもらえるから、目立てるから、

 といったような理由で、


 【 まだ自分がどこを深掘りするのかまったく明確でない

   段階であるにもかかわらず、一気にアクセルを踏み込むのは、

   のちのち、苦難の道を歩む、その道を自ら敷設する行為にも

   なりかねない 】


 ものです。


■かといって、逆に、なにもしなければ何もしないで、
 当然、人生は変わりませんから、

 アクセルとブレーキをうまく踏み分け、
 バランスをとって生きていくべき、と個人的には考えています。


 【今日のピークパフォーマンス方程式】                ■いちど自分に「色」をつけてしまうと、別の方向に進みたい、     あるいは、真に自分のやりたいことが見つかったというとき、     すでに染まった色を抜いてから、染め直さなければならない。    ■その場合、色をつけたことは資産と思っていたけれど         実は負債だった、ということも起こりうる。             そうならないよう、常に自分はどこを深く掘りたいのかを       考え続けなければならない。                   ■とはいえ、あまりに深く考えすぎて一歩も動けないのも        問題だ。                             いずれかに偏りがちな行動と思索の振り子を真ん中で止めよう     とする、そんなバランス感覚が大切なのではないか。     

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